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悪魔・・・意外といいヤツ

ナポレオン・ヒルという人物の「悪魔を出し抜け」という書籍の解説動画、コレはなかなかに面白いです。

ナポレオン・ヒルという人物に対する評価は、一旦、横に置いておきます。この著書で扱われている「悪魔との対話」が、本当に実現していたのかどうかという点についても、それ自体、それほど重要であるとは思えません。何故ならば、その内容がとても本質を突いており、私たちが真剣に耳を傾けるべきものであると思うからです。

お時間が許されるのであれば、一通り、この動画をご覧になることをお勧めします

時間がない方のために、一応、ポイントだけ書き出しておきます

1.悪魔は宇宙の半分を支配
悪魔は、「否定的なエネルギー体」でできており、人間の意識のなかに潜んでいる。そして、宇宙を構成する原子の半分と、あらゆる精神・物質エネルギーの半分を支配してる存在である。
※残り半分は、反対勢力である「神」が支配している

2.人間の98%は悪魔の支配下
悪魔は、人間の意識のなかにある恐怖(貧困や死など)と無知を利用して、彼らをコントールしている。その支配は、全人類の98%にも及ぶ。

3.支配された人間は「流される」存在
恐怖と無知で、悪魔に支配された人間は、自分の頭で考えず流されるようになる。自分で考えるのが面倒だから、悪魔が自分の意識を支配することをむしろ歓迎する

4.人間をコントロールするための9つのアイテム
悪魔が人間をコントールするためのアイテムは、①恐怖、②迷信、③金銭欲、④貪欲、⑤情欲、⑥恨み、⑦怒り、⑧虚栄心、⑨怠け心であり、このうちひとつでも扉が開けば、人間の意識に入り込むことができる

5.悪魔の手助けをする人々
人間に流される習慣をつけるための協力者が、子供の、学校の教師宗教指導者である。彼らは、知らず知らずのうちに悪魔の手助けをしてくれている。

6.悪魔も利用しているプロパガンダ
悪魔の目的を達成するうえで、プロパガンダは非常に有効な手段である。プロパガンダを展開するための悪魔の協力者も、世界中に散らばっている。その彼らも、流される人間たちである。否定的な思考に支配されるから、常に対立を生む

ここまでの話が、見事に人間の弱さの本質を突いていて、しかもその支配を効果的に広めていくような手法にまで言及されていることに驚かされます。そして今、私たちの目の前で起こっていることは、まさに悪魔に支配された98%の人間が、パニックを起こして、悪魔が誘導している通りに流されている現象なのだろうと思います。

今日のコロナ騒動は、それを如実に反映しているといえます。

コロナ以前だったら、こんな話もただのオカルト、もしくは陰謀論片付けられたかもしれません。しかし、コロナ騒動を通じて、私たちは、その真実味を実感できるようになりました。そういう意味で、今般のコロナ騒動は、私たちが宇宙の仕組みを知るうえで、実に有意義だったともいえます。

また、こうして現実世界で起こっていることをみていると、世界の支配者層が、悪魔崇拝主義者であるという都市伝説も、簡単には切り捨てられなくなります。「彼ら」も、ナポレオン・ヒル氏と同じように悪魔崇拝を通じて、悪魔と対話しているのではないか?などと、勘繰りたくもなってくるのです。そんな超常的な存在と対話できているからこそ、世界的な規模で、人類のコントロールをしていくようなプロジェクトが、遂行可能なのではないかなどと考えてしまったりもするわけです。

でもこの悪魔根っからのワルかというと、そうでもなさそうです。動画のなかで語られている通り、悪魔は自身の弱点についても言及してくれています。

1.悪魔が恐れる人間
悪魔が恐れるのは、流されずに自分で考えることができる人間である。悪魔は、正しく考える人間の思考に存在することができない

2.流されない人間になるためには?
自分の頭を使って、自分で考えるというのは、人間なら誰にも等しく与えられた特権である。流されない人間になるためには、多くの人間に貢献することだ。それができれば、流されない人間になることができる(おい、悪魔にそんなこと言わせるなやっ!)。

3.習慣がリズムとなり固定化される
否定的なものであれ、肯定的なものであれ、習慣がリズムとなって固定化される。これを否定的な方向で固定化させるのが、悪魔の仕事である。逆に、この法則を肯定的な方向に適用させるのが「知恵」である。
「知恵」は「知識」の蓄積だけでは得られない

4.「知恵」を得るための方法
否定的なリズムから抜け出すタイミングがある。それが失敗したとき、もしくは逆境に立たされたときであり、そのときにリズムがリセットされる。そこで気づくことができれば、否定的なタイミングから抜け出すことができる。ただし、それはあくまでもチャンスであり、チャンスに気づけるかどうかは、その人次第である。

動画の後半には「神と悪魔」、「善と悪」の重要性(両方があって、はじめて宇宙が成り立つ)についても語られており、そこらへんも大変、興味深いところです。

いずれにしても、悪魔の呪縛から逃れられるための思考法やコツを、悪魔自身が教えてくれるというのが、なかなかに滑稽であるし、またお茶目に感じちゃったりもします(笑)。

ところで、今回の動画を通じて、私が一番重要だと感じたところは、悪魔のお茶目さではありません。それは、人間の神性です。

悪魔は宇宙の半分を支配しており、残りの半分は神が支配しているということが語られていました。そして、悪魔が恐れる人間とは、自分の頭で考える人間であり、そういう人間の意識には入り込めないということも語られています。

このことをそのまま解釈してみると、自分の頭で考える人間の意識は、神そのものであるということになります。そう・・・私たち自身が神なのです。

要は、自分自身が「私、神様です」と言えるかどうかだけの問題です。自分で「私、神様です」と言ってしまった者勝ちなのです。それだけで、人は神様にもなれると思います。

「神様ですけど何か?」より引用

上の記事では、「自分は神様だ」と言い切るための条件を整理していますが、ここではそれには触れません。でも、とにかくそういうことです。

動画のなかでは、こんなことも語られます

人間たちは、自分のことを小さな虫けらと思っているけれど、実際には他の生き物が束になっても敵わない、とてつもない強い力を持っている

人間、ただのちっぽけな存在ではありますが、そんなに卑下することもありません。私たちには、すごい力が備わっているのです。

それを信じるかどうかは、自分次第ではあります。あとは、そこに気づけるかどうかですね。

今回は、そんなネタを提供してくれた悪魔さんに感謝なのでした♪


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