磯谷整体

千葉県柏市と東京都中央区で整体をしております。 命の力を高める整体です。 整体操法と呼…

磯谷整体

千葉県柏市と東京都中央区で整体をしております。 命の力を高める整体です。 整体操法と呼ばれる技術です。 https://www.isoyaseitai.com https://twitter.com/isoyaseitai

マガジン

  • 【読書日記】文芸、芸術、ノンフィクション、などなど

    雑多に本を読みます。いろいろ思いついたこと、考えたことをまとめたマガジンです。

  • 【整体で強くなる】風邪を引いて強くなる

    体を強くする一番の方法は風邪を活用することです。 整体の世界では、昔から風邪を積極的に活用してきました。

  • 断章〜体のはなし〜

最近の記事

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風邪は体を強くする。経過の仕方。

風邪は万病の元であるが、 風邪は万病を治す元でもある。 風邪は建設と破壊です。風邪を上手に経過させることは一つ強くなることです。症状のほとんどは元々悪いところに出ます。頭が悪ければ頭痛がして、胸が悪ければ咳が出て、お腹が悪ければ腹痛となります。それら症状を全うさせることで強くなるのです。 強くなりたい人のために風邪の経過の仕方を記します。 【発熱期】発熱中はなるべく通常どおりに動きます。じっとしていると熱が上がりきらなくなるため、身動きとれないほど怠い状態でなければ動いた

    • 山下清の世界観

      『日本ぶらりぶらり』山下清 ちくま文庫 1998 『現代のことば』阪倉篤義 寿岳章子 樺島忠夫 三一新書 1960 『親と教師への子どもの講義』鈴木道太 国土社 1951 『正直じゃいけん』町田康 ハルキ文庫 2008 『山下清の世界展 図録』毎日新聞社主催 式場俊三 編集 1971 南柏で古本市が開かれていたので、いつものように立ち寄った。 本を買っても置いとくところがないのでつねづね我慢しているのだが、結局いつものように買ってしまった。 『日本ぶらりぶらり』山下清 手

      • 風の中に心ひらく ~放哉の俳句から~

        自由律俳句ながら、五、五、五のリズムがあり、スピード感あふれる俳句です。 文法風に表現すれば、 進行形⇒現在完了⇒今 という流れがあります。 動きにあふれる過去から、静かなる「今」という瞬間が、急激に拓けるような感じがします。 夢でも恋愛でも結構ですが、追い付いた瞬間に、過去は忘却の彼方に追いやられることがあります。 病気でも風邪でも結構ですが、回復した後には、病んでいたことを忘れてしまいます。 もちろん頭で思い出せることはありますが、追っかけた時の感覚は素直には呼び起

        • ちょうふく山の山んば、風邪と子育て

          磯谷家、ある夜、午前三時 「ちょうふくやま!!」 私の眠りを破り捨てるかのような命令口調。 娘(当時4才)でした。 そういえば昨日の夕方、寝る前に「ちょうふく山の山んば」を読むという約束をしました。 しかし娘は風呂から上がったしばしの暇に眠ってしまったのでした。妻が耳かきをしたのです。耳かきをするとほぼ確実に寝ます。 「これ幸い」と私は自分の仕事に取り掛かったのでした。 しかしまさか、明け方に思い出すとは、、、 「きのう読むってやくそくしたでしょ!!」 高圧的な娘。 約

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        風邪は体を強くする。経過の仕方。

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        • 【読書日記】文芸、芸術、ノンフィクション、などなど
          8本
        • 【整体で強くなる】風邪を引いて強くなる
          4本
        • 断章〜体のはなし〜
          7本

        記事

          ヒツジの難産の心理指導

          先日読んだ本に、すごく面白い話がありました。 動物の心理指導です。 けれど調教とかしつけ、といった話ではありません。 これはなんと、ヒツジの難産の心理指導です。 いかがでしょうか。見事な指導です。 整体をやるものにとっても、大変興味深く、示唆に富むエピソードです。 ここには、指導や治療というものは相手の中から喚び起こすもの、という基本があります。 このアメリカ開拓農民テリーは、その後も沢山のことをシートンに教えてくれたようです。 そしてこのシートンとは、言わずと知れた「動

          ヒツジの難産の心理指導

          風邪の経過

          長々と風邪を引いたときの話を長々と紹介いたします。 整体における風邪の考え方の参考にされてください。 ニ日ほど、時々痢症活点が痛みました。 (痢症活点:腹部の肝臓辺りにある解毒の急所) 「何か中毒かな?」 と思ったのですが食べ物で思い当たるものはなく、心理的なものが中毒になったのだろうと、心の中を見なおして、思い当たるところを清算していきました。 合わせて背中を妻に取ってもらいました。 もの凄く痛かったです。 お腹で取ってもよかったのですが、背中の胸椎9番の右側―肝臓の調

          風邪の経過

          足 〜断章 体のはなし〜

          よく使われている足にはバネがある。握るとはね返ろうとする弾力を感ずる。 使われすぎて長年の疲労が蓄積した足は硬い。固体のような存在感となる。 バネがなければ人より早く疲れる。一人前の労働が三人前の労働に感ずるだろう。 趾骨間は甲のヘリから趾の股まで、中足骨の間です。ここによく溝があいていれば働きがよいとみます。溝が詰まっていれば疲労がたまっているとみます。溝があいていても硬さが目立つなら働きはありません。あるいは溝があいていても力が抜けているなら、やはり働きがないとみます。

          足 〜断章 体のはなし〜

          部分浴のやり方。シンプル版 〜対処法〜

          概略火傷しない程度に熱い温度。測る必要はないが、目安は46度くらい。 風呂のついでだと効果は半減する。 シャワー程度はいいが、軽めとする。 風呂の前後4時間くらいはさける。 時間は6分くらい。 冬など、途中で冷めてきたら、差し湯する。 前後に水を少し飲む。 肘湯(ひじゆ) 呼吸器系の負担に効く。 肘から指先まで。 台所のシンク、大きめの洗い桶などを利用するといい。 脚湯(きゃくとう) 消化器系の負担に効く。 膝から下。 バスタブでやるとちょっと不経済。 大きめのゴミバ

          部分浴のやり方。シンプル版 〜対処法〜

          湿気と低気圧の季節 〜断章 季節の体〜

          湿度が上がってくると、喉の問題が出てくる。体を捻って使う人に多い。 湿度が上がってくると、呼吸が苦しくなることがある。一般的に多い。 気圧が下がってくると、体が重く感じる。 気圧が下がってくると、呼吸が苦しくなることがある。 夏が近づき気温が上がってくると、皮膚が緩んでくる。皮膚が緩むと汗が出やすくなる。汗が出れば体温調整はうまくいく。 汗が出る体の状態のまま夜に大きく冷えてくると、思わず体を冷やす。すると心臓に負担がかかる。 気温が上がっているのに、皮膚が緩んでこないと、熱

          湿気と低気圧の季節 〜断章 季節の体〜

          子どもによくある風邪の前の旺盛な食欲

          子どもが沢山食べ始めることがあります。 「よく食べるなあ」 と親としては嬉しいわけです。 何日かそうやっているうちに、食欲がなくなり風邪に入ることがあります。 風邪に入るだけの栄養を蓄えていたのです。 ひとつの破壊をして、ひとつの建設をする。 食欲という裡(うち)なる要求はそんな準備までしてくれるようです。 風邪の間はあまり食欲はわきません。体力を心配されるむきもあるかと思いますが、大抵の場合その前に準備をしております。 心配のあまり、風邪の時に栄養をとらせすぎると、かえ

          子どもによくある風邪の前の旺盛な食欲

          臀部 〜断章 体のはなし〜

          生命力をみるところ。 生き生きしている人の臀部には張りがあり、疲れている人の臀部には張りがない。 直立の力をみるところ。 臀部の上の方、中殿筋が発達していると、左右への運動の強さを感じます。大殿筋が発達していると、上下・前後への運動の強さを感じます。仙骨上の靭帯が発達していると、骨盤の締まる力を感じます。これだけで全部を決められませんが、第一印象としてこうした読み方をしております。 大殿筋が顕著に発達するのは人間だけで、直立二足歩行に強く関係することがうかがいしれます。誰

          臀部 〜断章 体のはなし〜

          頭 〜断章 体のはなし〜

          年をとると硬くなる。手で触るとよく分かる。 中の働きがいいうちは弾力がある。 寝すぎが続くと後頭部がズブズブしてくる。 集中が続くと前頭部が硬直してくる。 上頸(盆の窪のところ)の硬直が続くと脳卒中の危険がある。 眼が赤いときは頭の疲労と読む。 頭痛のときの蒸しタオルは有効なときもありますが、そうでないときもある。 頭はいくつかの平たいパーツ(骨)が結合することで中の空間(頭蓋腔)を作り出しております。パーツの結合にはほんの気持ちだけ遊びがあり、これが打撲の衝撃を散らしたり

          頭 〜断章 体のはなし〜

          側腹(脇腹) 〜断章 体のはなし〜

          整体では脇腹を側腹(そくふく)という。 腎臓の働きと関係が深い。 肋骨と腸骨の間に指三本入るのが正常。もちろんその人本人の指のサイズが基準。 四十代以上で三本入る人は少ない。積年の疲労があらわれるからだ。 もちろん側腹がよくあいているほうがスタイルがよく見える。 世間では「脇腹のぜい肉」がよく話題になります。側腹の幅が狭くなると肉は自然と外に余ってきます。ぜい肉を落とすことよりも側腹を広げる工夫が必要です。 きれいに広がった側腹の人は、胸郭・骨盤の働きもいいです。 側腹は

          側腹(脇腹) 〜断章 体のはなし〜

          お腹 〜断章 体のはなし〜

          よく緩んでいるのがいいお腹。 「緩んでいる」と「たるんでいる」は違う。 縮んでいるのは悪いお腹。 力が入りっぱなしなのも悪いお腹。 腹筋のあるなしに関わらず。 顔でもよく緩んでいる方が表情がゆたかで柔らかさがあります。力が入った顔は、一瞬の表情としてはいいですが、入りっぱなしは硬直といえます。 みぞおちがすうっと抜けている人は、心につかえのない人です。逆に力が入っている人は、つかえのある人です。 みぞおちに力が入りっぱなしの人は、顔にも力が入りっぱなしです。 下腹に張

          お腹 〜断章 体のはなし〜

          閉じた胸(胸郭)の形 〜断章 体のはなし〜

          ぶ厚い人、薄い人、広い人、狭い人、長い人、短い人、いろいろな形がある。 疲労が降り積もった代表的な形は、胸の前が落ちている、狭くなっている、閉じている人だ。 胸が狭くなって、胸骨に向かって閉じたようになってくると、呼吸が制限されます。人によってその感じ方には差がありますが、 「息が吸いきれない気がする」 「しゃべり終わらないうちに胸がつまってくる」 「いつも胸の痛み、心の痛みを感じている」 などといった感覚になります。 なにか気に入らないことを言われたとき、怖いことを空想

          閉じた胸(胸郭)の形 〜断章 体のはなし〜

          鎖骨 〜断章 体のはなし〜

          のど、甲状腺、腎臓、腕の疲労、指の疲労ー特に母指と人差し指、に関係が深い。 鎖骨は長い骨としては珍しい特長があります。普通長い骨は長軸方向からの加圧に対して強いのですが、鎖骨は長軸加圧には弱く、長軸伸長されることに対して強い抵抗力を持ちます。ただ、この長軸伸長のことを言ってるのは私だけです。 いわゆる四つ足のネコやイヌ、ウマやウシ、みな鎖骨がありません。使わないので退化したのです。四肢に長軸の加圧がかかる運動が多いと鎖骨は邪魔になります。こうしたことからも鎖骨が加圧とは逆

          鎖骨 〜断章 体のはなし〜