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最後のジャンボジェットが空に描いた「747」にうるうるする

いよいよボーイング747、ジャンボジェットの最後の1機が出荷され、生産が終了しました。この記念すべきフライトはこんなフライトだったようです。


なんてステキなんでしょう。ちょっと涙が出そうになります。下のXの投稿をクリックすると飛行した軌跡が動画になっています。


ボーイング747は1970年に最初の商業飛行(パンアメリカン航空)をしています。私が小学生の頃によく読んでいた雑誌で特集されているのを見て、すごい飛行機だな、すごい未来がやってくるんだなあと思ったものです。

ところが私の飛行機デビューはすごく遅くて大学2年です。羽田ー山形でした。当時家庭教師をしていたお宅の実家が山形の蔵王にあって、夏休みに1週間くらい招待してもらって、温泉三昧で過ごしました。

その次に飛行機に乗ったのがジャンボジェットでした。初めての海外海外旅行でアメリカに飛んだ1987年の2月のことです。その半年くらい前にはじめて国際線に進出したばかりのANAのワシントン線、NH001便でした。当時はまだANAの国際線に乗ろうと考える人は明らかに少数派で、この日のフライトは400人近く搭乗できる747に乗客はわずかに20名くらい。たしか全員日本人。CAさんは折り返し便もあるのでフルに15名くらいいましたので、マジでマンツーマンでした。

成田からワシントンまでは13時間位かかりますので、その間乗客もCAさんもヒマでヒマで。フライト後半では2つの通路を使ってみんなでダッシュして競争やってました。今なら絶対アウトでしょうね。

その時に仲良くお話してくれたCAさんは僕の2歳年上で、いまから卒業旅行で初めての海外でニューヨークに行くんだと話したら、いろいろアドバイスしてくれたのをよく覚えています。お名前も覚えていますが、ダッシュの件がバレるとまずいのでここでは内緒にしておきます。


私が飛行機によく乗るようになったのはこの15年位なので、もう747は主流ではなく、777にシフトしていました。

747のいいところはとにかく大きいことと、2階部分があることです。2階席はビジネスクラスにアサインされていることが多いですが、チャイナエアラインとかでは時々そうではない機材もあって、エコノミーなのに2階席という経験も何回かあります。楽しかったです。2階建てといえばエアバスA380ですが、カタール航空で数回乗りましたが機敏さと俊敏さがなくてイマイチですね。

チャイナエアラインの747の2階のエコノミー席にはこの収納スペースが有りました

747は揺れ方が最近のB787とかA350みたいなカーボンファイバー系の胴体や翼が「しなる感じ」がなく、ガタガタ、ギシギシと金属音がするのも好きでした。

ジャンボジェットはやっぱりいちばんカッコいいと思います。そしてそれ以降は未来を感じる乗り物は出現していないような気がします。

747は出荷が終わっただけですから、まだまだ貨物機を中心にあちこちの空港で見かけることも多いと思います。

多分最後に搭乗した747は2023年9月のこれです

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