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ANA国際線のプレミアムエコノミーシートの開放とその価値

深圳4日目です。

今回は普段は使わないANAの羽田ー深圳直行便で飛んでまいりました。ANAは(も)平会員なのに、何故か24時間前のオンラインチェックインで、プレミアムエコノミー席を指定できました。

どういうわけだろうと思って調べたら、これはエコノミー客に対してプレミアムエコノミシートの開放なのですね。私が飛んだNH965には元々プレエコの設定自体がないのですが、この日使用する機材がプレエコシート付き運用なので、エコノミー客にエコノミーに開放してるみたいです。SFC(スーパーフライヤーズクラブ)などの上級会員ならば最初から選べるみたいです。

プレエコの設定がないのにプレエコシート付きの機材を飛ばすのかは、おそらく機材の運用の都合だと思われます。

開放と言ってもあくまでも座席だけの話しでして、食事もその他のラウンジ入室とか優先搭乗などのサービスもすべてエコノミーのままです。特に開放せずブロックしてもいいんだろうけど、まあ減るもんじゃないし、21席しかないから気付いたもん勝ちってことでしょう。

プレエコシートの欠点は、隣の席との間に上に持ち上げられない肘掛けがあることです。このために仮に隣が空いていても、隣席との間には壁があり、隣席を含めて使うことができません。大型機材で空席が多い時に横3、4席を独占して、完全に平らな場所で横になって寝ることを「エコノミーフラット」または「貧者のフルフラット」とその筋では言います。

昼間の5時間弱のフライトなのでほとんど寝ませんから、エコノミーフラットである必要もないのですが、3−3−3のエコノミーよりは2-3-2のプレエコの方が快適だろうと考えて、遠慮なく恩恵に預かりました。

15−17までがプレミアムエコノミーのシートで、私は16Kを指定しました
B787-900です
前後はともかく、座席幅は確かに広かったです
前後、いわゆるシートピッチはエコノミーよりは広いけど膝も当たらないのであまり効果を実感できないです
食事はエコノミーのままです。それにしてもANAの機内食はJALと同じで本当に平凡でつまらないと私は思います

この席がもし販売されていたら、エコノミーに比べて香港あたりまでで往復で軽く10万円以上は高いはずです。正直私は全くその価値を感じないです。過去に一度だけ、JALでエコノミーからプレエコにインボラアップグレードされたことがあります。今回もその時の印象と全く同じで、プレミアムエコノミーというクラスは本当に中途半端であると、私は改めて感じました。プレエコ買うならビジネスを買うべきで、ビジネスが買えないなら大人しくエコノミーで2、3回多く旅行した方が絶対にいいですよ。

プレエコシートは値段に見合うほど快適ではない、ということだけは断言しておきます。

【2024年3月6日に追記】
3月5日に帰路のNH966でも同じように789プレエコ設定機材で運行されたので、24時間前のオンラインチェックインでプレエコ開放されていました。

国際線機内食を悪くいうことは基本ないつもりですが、往復ともにANAはつまらない味付けとメニューで本当にがっかりしました。青組メインの方もそう言っていました。ANAはアシアナ、エバー、ヴェトナムなど(キャセイだけは違う)のアジア系エアラインにありがちな、ドリンクサービスに頓着や配慮が全くありませんね、そこはJALとは大きく異なりますし、欧米のエアラインはちゃんとしています。

最近の機内食ヒットはエバー航空の圧勝です。ドリンクサービスは全然だめめですけどね。

17A
写真ではわかりませんけど、不味くはないですけど、高度1万メートルですけど、当たり外れのない、万人受けしそうな、安牌で特徴の全くない内容でした。これだったら機内食分安くしてもらって、弁当持ち込みたいですよ、マジです。ZipAirの機内食を見習ってほしい

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