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ITコーディネーター受験記

こんにちは、今回のnoteは私がITコーディネータ資格を取得するまでの流れを書いてみようと思います。
後ほど、詳細を記載しますがITコーディネーターの資格取得には「研修受講」と「ITC試験の合格」両方を満たして初めて、資格が認定されます。
2022年11月現在では、研修修了のみで2023年1月に試験を受験予定です。
ていうか、合格する!


■このnoteを読んでみてほしい方

・「ITコーディネーター」に興味あるけど、周りに資格認定者がいない方
・法人営業担当で、中小企業先へ新しい提案をする為の何かが欲しい方

■このnoteで分かること

・ITコーディネーターの概要が分かる
・取得の為の研修内容
・受講した感想
※取得を薦めるかどうかは取得後に追記します!


■目次

・ITコーディネーターを目指したきっかけ
・「ITコーディネーター」とは?
・ITコーディネーター資格を取得するには?
・ケース研修の行程
・ケース研修を受講した感想
・受講中の悩み
・試験について


■ITコーディネーターを目指したきっかけ

銀行へ入行して数年は、FPなど金融関連の資格ばかり取得していて、IT関連資格は「銀行にいても活用できねーよwww」ぐらいの認識でした、、、
今思い返すと、外のことをなにも知らないただのアホでぶん殴りたくなりますね。
そんな中で本部配属になり、システム導入担当になりましたが…
そうなってくると、さあ大変。SaaS?アジャイル?なにそれ美味しいの?状態です。
IT関連知識がないので、ベンダーさんとまともな会話できる訳がない。
これはまずいと思い、初めの一歩としてITパスポートを取得しました。
勉強したことでシステム導入に関する最低限の知識は取得できましたが「この周辺知識をもっと勉強すれば、開発や導入サポート側にまわれるんじゃない?」と考え、より深く学びたいと思うようになりました。
「次は基本情報技術者(ITパスポートからランクが1つ上の資格)」かな?と考えていた時に、社費で「ITコーディネーター研修」が受講できる事を知り「この研修、面白そう!」と応募したことがきっかけでした。


■「ITコーディネーター」とは?

「ITコーディネーター(以下、ITC)」資格は、2001年に今の経済産業省によって設けられた資格です。
資格に関する運営は「特定非営利活動法人:ITコーディネーター協会(以下、ITCA)」が行なっており、資格者累計は1万人を超えているそうです。
ですがおそらく、金融機関での認知度は低いと思います。
実際、私も全く知りませんでした。
以下、ITコーディネーターのイメージ図です。

・企業のIT経営実現に向けて、ITサービス利活用の推進・支援を行う〜ICTAサイトより引用〜

と書いていますが、正直ざっくりすぎてよく分かりませんよね。笑
研修中に講師の方が話していた業務は以下のようなことでした。
・経営者のIT利活用による経営改善の相談
・IT戦略・業務改善計画の策定支援
・システ厶導入に関するアドバイス
この内容を聞いて、私が得た印象は「BPRコンサルティングに近いな」って感じでした。


■ITコーディネータ資格を取得するには?

ITC資格の取得は正確に言えば「資格認定申請」によるものです。

「ケース研修」と「IT試験合格後」に資格認定申請が必要〜ITCAサイトより引用〜

・条件1「ITC試験の合格」
・条件2「ケース研修の受講修了」

上記の条件2つ(順不同)を満たし、ITCAへ資格認定申請を行うことでITC資格を取得できます。
ただしケース研修には22万円(税込)かかります。
民間資格ですし、個人で受講するにはちょっと悩ましい金額です。
なので、社費や何かしらの補助による受講がオススメかと思いますね。。。
取得後は以下の条件を満たすことで、資格が更新されます。

資格認定後の更新スケジュール〜ITCAサイトより引用〜

【毎年】
・ITCの活動によるポイント取得
 (リンク先:
2022年時点ポイント一覧
・実務活動報告書の提出
・更新料の支払(3年目から発生:税込22,000円)
【3年目年度末まで】
・フォローアップ研修の受講(3講座の受講必須)


■ケース研修の行程

ケース研修は「グループワーク」を軸として、以下の行程で進みます。

1.各講座ごとに事前課題があり、成果物を提出する。
2.講座では、グループに分かれワークを行う。その後、成果物の発表を行う。
3.各フェーズごとの受講内容を総括したプレゼン資料(IT変革構想書、経営戦略企画書etc.)を作成し成果物として提出、次回の講座でプレゼンする。

上記1〜3の流れを複数回行い、全ての成果物を提出することで受講修了です。
※その他、講義動画の視聴と視聴後アンケートも必須です。


■ケース研修を受講した感想

一言で表すなら「中小企業に携わる業界の方と忖度なしで意見を交わせて、GD楽しい!」っていうのが受講した感想です。笑
あと、ITパスポートでいうテクノロジ系分野の知識はあまり活用されません。ぶっちゃけ、ITの中身を話すことはそんなに無くて「経営改善について考える中で、ITを導入して業務を改善するにはどうすべきか」を話し合う研修だなと感じました。
まず、架空の企業がターゲットとして設定されます。
研修資料として『架空企業の財務や人事情報』、『業界のトレンド』、『企業先の役員や現場社員から挙がってくる要望』などが配布。
その資料をベースに「企業から相談を受けたら、ITコーディネーターとしてどうアクションするべき?企業内のIT経営戦略担当としてどうするべき?」とグループであーだこーだディスカッションする訳です。
立場を気にせず中小企業診断士の方や他業種の方と意見を交わすなんて、楽しいに決まってますよね!笑
また、ITプロセスガイドライン(以下、PGL)を用いた座学で体系的に学ぶことができたのも良かった点でした。


■受講中の悩み

ケース研修のスケジュール感については、特段問題ありませんでした。
しかし、事前課題と企画書等の資料提出期限が被るので、同時にこなさなければならないのがなかなかしんどかったです。笑
資料作成自体は、決まったフォーマット等もなく自由に作成できます。
が、自由度が高い為に「この資料で意図が伝わるか?」と悩むこともありました。が、ここら辺は企画書作成を多く経験している方であれば問題ないと思います。
また、ITコーディネーター研修は経営や戦略に関する用語や周辺知識が多く出てきます。
GDを行うグループには、中小企業診断士や他金融機関の法人担当など、企業経営に詳しい方がいることが予想されます。
なので法人担当したことがない方は、より深度があるディスカッションをするために経営分野の知識を事前に学習しておくことをオススメします。


■試験について

試験については、まだ受講していないので感想もなにもないですが2023年1月末ごろに開催されるので受験予定です。また、受験が終わったら追記します!
と言っても、過去問がほとんど存在しないので対策としてはPGLをひたすら周回して模擬試験40問程度をこなすくらいしかないのですが、、、
模擬試験を1度解いた感じは、研修受講後であれば1ヶ月で完成する印象。


■まとめ(仮)

・ITを活用し、企業の業務改善を支援したい人は受講検討を加速しても良いかも
・ケース研修は、多くの業種や立場の方と活発に意見交換できて楽しい。
・IT用語に詳しくなくても大丈夫!むしろ経営に関する知識があったほうがいい!




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