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アンコンシャスバイアスマネジメントを読んで|思い込みを知ると自分の間違いに気づけやすくなるかもしれない

バイアスとは思い込みのことです。
世の中にはたくさんのバイアス(思い込み)があります。よく確証バイアスとか認知バイアスとかよく知られていています。

アンコンシャスバイアスは本人がバイアス(思い込み)にはまっていないと思い込んでいる状態になります。アンコンと略して言われることもあります。無意識の思い込みということができます。

思い込みをしていると認識しているバイアスはまだよいのですが、ときとして思い込みをしていること自体に気づいてないバイアスが制御不能状態であまりよろしくないようです。

本書をよむとこのアンコンがいたるところに存在することを実感できました。


全ての人がアンコンシャスバイアスをなしで過ごすことはできない

本書を読むとアンコンシャスバイアスを避けて通ることができる人などいないのだなと思いました。誰しもバイアス的な考え方はします。

例えば一度成功をすれば、再現性があればそれを繰り返したりブラッシュアップしたりします。しかし、それがうまくいかなくなれば、それは、その方法がうまくいくというバイアスに囚われていたんだなということになります。

つまり、時と場合により、バイアスに入っている、入ってないの状態があるのです。時としてバイアスに入っている方がうまくいったり、バイアスに入ってないとチャンスを逃したりします。

アンコンがあることを認識すること、自分に問いかけること、挽回すること

ですが、アンコンシャスバイアスに入っていることは気づけるようになる方が良いです。アンコン状態は自分が間違った方向に進んでいるのに自分で気づけない状態ですから。

今自分はアンコン状態なのか、違うのか。それを問いかけ続けるのが大切なようです。

アンコンに陥ると、お互いが疑心暗鬼になり、コミュニケーションがうまくいかずパフォーマンスが落ちる

1人だけアンコンに陥っている状態であれば、まだ周りのサポートで回復できる可能性があります。

しかし、チームの中でお互いがアンコンにとらわれると、そのチームの人間関係が崩れ、雰囲気がどんどんと悪くなり、パフォーマンスが著しく落ちることがあるので注意が必要です。

あらかじめどんなバイアスがあるか知っていると対処がし易い

どんなバイアスがあるかをあらかじめ知っておくと、自問自答したときに、自分が陥っているバイアスに早く気付くことができます。しかし、そんなバイアスは200個以上あるようで、覚えるだけで大変です。

ここでは、リーダーが知っておくべき15のバイアスということがまとめられていたのでその15を出してみたいと思います。

最初の8つは、職場の人間関係や仕事に影響するもの。
最後の7つは、キャリアや成長に影響するものです。

①確証バイアス

自分の都合の良い情報に目が行っている状態です。自分の都合の良い方向で考えてしまいます。

この問題点は、1度決めたことを変えられなくなったり、相手の意見を聞くことができなくなる点です。

大切なことは、本当にそうなのかと問い直すことです。

②ステレオタイプ

人の属性や一部の特徴をもとに、先入観や固定観念で決めつけてしまうことです。例えば女性だから重いものは持てないので現場業務から外すとか、文系だから〇〇、理系だから△△のように決めつけることです。

問題は、属性だけで行動が左右されてしまったり、判断を誤ったりします。

大切なことは、属性ですべてを決めつけないように問い直すと良いでしょう。

③ハロー効果

相手の一部の長所がすべてが良く見えることです。
例えば、学歴が高いから、きっと仕事もできるので良いポストを与えるなどです。

問題となるのは、一部しかみてないので判断ミスにつながります。
大切なことは、ある側面だけで全体を決めつけないことです。

④正常性バイアス

危険な状況でも「私は大丈夫」と自分のいいように解釈することです。根拠の無い自信みたいな状態です。

問題となるのは、すぐに処置すべき問題を先送りしてより深刻な状況になったりします。

大切なことは状況を過小評価せず、準備を怠らないことです。

⑤権威バイアス

権威ある人の言うことは、間違いないと思い込むことです。
例えば上司のお墨付きがないと不安になったり、あればあったで何もチェックしなくなることです。

問題となるのは、指示待ち体質になったり、自分で考えて行動しなくなります。
大切なことは、なんでも鵜呑みにせずに自分の考えを持つことです。

⑥コミットメントのエスカレーション

過去の自分の意思決定を正当化してしまうことです。
例えば、内心失敗したことに気づきながら引き下がれないのでそのまま進んだり、相手を強引に論破して認めさせたりすることです。

問題となるのは、強引に進めることで後に引けなくなったり、人間関係が悪化することです。
大切なことは、本来の目的に立ち戻りゼロベースで判断することです。

⑦アインシュテルング効果

慣れ親しんだ考え方やものの見方に固執して、他のものの見方に気づけないことです。例えば、過去の成功した方法ばかり囚われて、すでにその方法は陳腐化して今では何も成しえない状況です。

問題となるのは、新たなものの見方に気づけなることです。
大切なことは、自分が正しいと思う以外の考え方を受け入れることです。

⑧集団同調性バイアス

周りと同じように行動してしまうことです。
例えば、赤信号、みんなで渡れば怖くないという群集心理です。

問題となるのは、多数派に流されたり、間違っているけど強引に推し進めてしまうことです。
大切なことは、自分なりの考えを持ち、それを言葉にして行動することです。

⑨ステレオタイプ脅威

自分の属性に対する否定的な固定観念が呪縛となることです。
例えば、高卒入社だから課長になれないという状況です。

問題としては、本来の能力が発揮できないことになることです。
大切なことは、自分の属性を言い訳にせずに、考えて動くことです。

⑩自己奉仕バイアス

成功は自分の手柄であり、失敗の責任は自分にはないと考えることです。
例えば、人より頑張っているのに報われないと思うことです。

問題は、手柄の奪い合いが起こり人間関係が悪化したりします。
大切なことは、知らぬ間に勝手な解釈をしていないか考えることです。

⑪専門偏向

自分の専門領域で物事を考えてしまうことです。

問題は、視野が狭くなり、専門分野の部分でしか見なくなることです。
大切なことは、視野狭窄に陥らないようにすることです。

⑫サンクコスト効果

費やした時間や労力を考えてしまい、やめた方がいいことも止められなくなることです。
例えば、長く勤めてきたからを理由に、転職すべきときに転職しなかったりすることです。

問題は、今の仕事や職場から離れられなくなったり、仕事を一人で抱えてしまうことです。
大切なことは、これまでのことは置いといて、これからのことを考えることです。

⑬バラ色の回顧

過去を美化してしまい、今を否定してまうことです。
例えば、古き良き時代。あの頃は良かったと一括りに思ってしまうことです。

問題は、過去に意識が行き、現在の悪いところばかり指摘してしまうことです。
大切なのは、過去は過去、今は今と切り離して考えることです。

⑭ダニング・クルーガー効果

等身大の自分を隠して過大評価してしまうことです。
例えば、周りに対して去勢をはったり、成果を必要以上にアピールしてしまう背伸び状態です。

門愛は、周りからの意見を謙虚に受け入れられなくなることです。
大切なことは、等身大の自分を受け入れることです。

⑮インポスター症候群

能力があるにもかかわらず、自分を過小評価していしまうことです。
例えば、自分なんて何してもダメだと思い、簡単に断ってしまうことです。

問題は、自ら挑戦しようとしなかったり、チャンスを逃してしまうことです。大切なことは、依頼を受けたときは評価されてのオファーと思い考えることです。

あらかじめどんなバイアスがあるか頭に入れて、バイアスにとらわれていないか頻繁に自問自答しよう

バイアスという思い込みに気づくのは、日常生活の中ではなかなか難しいです。しかし、どんなバイアスがあるかがあるかを知るだけで、案コンシャスバイアスになっている状況からいち早く脱することができそうです。

先の15のアンコンシャスバイアスは、共通して言えるのは、自分で自分を疑い、常に問う姿勢が大切なのだなと思いました。

#3行日記 :部屋の片づけを5年ぶりに行った

ちょっと大げさな表現ですw。多少は片付けはしてましたが、どうでもいいと思っていました。考えるのが面倒だったり、面倒なことは手を付けたくない心理が常に心の片隅にあったのです。

今回は、5年ぶりにそのどうでもいいという心理から脱却した状態で片付けをすることができてよかったです。5年分は多いので1日では終わりません。今日もしようと思います。

#1年前 :葉がグラついていました

1年前の今日は、歯がぐらついていたようですw
今は抜けてますが、そのままです。初めて失う歯なのでこうして人は歯を失ってくのかな?と当時思いました。
歯は大切なので、これからも大切にしていきたいと思います。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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