「寂聴 源氏物語」を読んで|今も昔も変わらず人間関係に振り回される日々
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「寂静 源氏物語」を読み切りました。先日は読み始めてよくわからなくなってしまったのでwikipediaなどで勉強していました。
光源氏を読んで思ったことを書きたいと思います。一般的な感想から個別に思うことまで書いてみたいと思います。思いのまま書いているので内容が少し違ってたらごめんなさい。
桐壺は光源氏のお母さま|お局さまの恨みに耐える日々
源氏物語の最初に登場するのは桐壺です。桐壺は光源氏のお母さまとして有名です。桐壺は桐壺更衣と言われて、帝に寵愛は受けているが身分はそんなに高くない状態です。
そのためか、さらに身分が高い女性たちの妬みを買います。
汚いものをばらまかれたり、閉じ込められたりとストレスフルです。
お局さまの妬みがすごいようです。お局様は比喩表現ではなくて、この時代は正真正銘のお局様ですからね💦
結局、桐壺更衣はいじめを正面で受けてしまったので、心も体も限界になり、まもなく亡くなられたのでした。この桐壺更衣だけでなくほかの方も心労で亡くなる方が源氏物語ではでてきます。
今も昔も変わらず、人付き合いが最大ストレスのひとつなのですね。
藤壺と恋に落ちる光源氏|禁断の恋ほど燃え上がるのか
源氏物語は純愛だけでは語れません。禁断の恋があるのもまた源氏物語のだいご味です。スキャンダル事件は1000年前でも起きていました。桐壺更衣にの次に恋に落ちたのは藤壺中宮です。
藤壺中宮は、光源氏の継母です。桐壺と藤壺少し名前が似ているのは偶然ではないかもですね。
母(桐壺)を失ってしまった光源氏。藤壺は母と瓜二つなほど似ていました。なので藤壺のそばに入りびたりです。しかし、元服すると傍にいることは許されません。母が好きで、その面影を残す藤壺もまた大好きでした。しかし会えないことは、思いを強くし女性を愛するという愛に代わってしまったのです。そして忍び込むように会いにいくようになり、ついに深い仲になりました。
そして子供も一人設けました。しかし、藤壺中宮は帝の奥さんです。その子供は光源氏の子としてではなく、帝の子供として育てられいずれ帝になります。ばれたら一大事ですが、なんとバレずに済むとはなんと強運の持ち主なのでしょうか。イケメンはなんでもありですw
恋多き光源氏だけど、付き合いはかなり狭い|近親が多いと思うけどな・・・
上記はとあるサイトから引用しました光源氏と取り巻く人たちの関係です。光源氏から水平に伸びる
これを見ると光源氏は多くの女性と関係を持ちました。多くは帝、左大臣、右大臣家系の女性と恋におちております。恋に落ちた相手の子とも恋に落ちてます。
近親相姦にも思えますがギリギリちがうのでしょうか。以外と狭い範囲ですね。下の方に明石上とあります。明石といえば兵庫県明石市です。淡路島がある県ですね。
もしかしたら、出会った女性の近くにも女性がいるわけで、光源氏はイケメンでお互い惹かれてこのような様相になるのでしょうか。
光源氏の女性に対する乱獲が露呈し、さすがに京にいずらくなり、朝廷のギリギリおひざ元である明石に身を移すことで罪を償いにいったのです。
しかし、そこにいらっしゃる明石上と結ばれたりここでも同じようなことをしてますね。
何のために京から下ったのか・・・💦
光源氏はこういうお人のようですね。イケメンはどこへ行ってもイケメンです。
昔の人は結婚が早すぎるというが、当時の人から見たら現代人が遅すぎる
昔の人は結婚が早いです。12歳13歳くらいで親がどんどん決めて結婚というのもよくあったようです。男の元服も確かそれくらいでしょうか。
とても早いなぁと思う一方で、もしかしたらこれが普通で現代人こそ遅くなったのだと思うようになりました。光源氏の物語は没についても語られてますがその齢は50歳くらいです。
時は西暦1000年くらいです。西暦1500年くらいの織田信長ですら、「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり」という歌を残していることからして、当時の50歳は天寿をしっかり全うした年齢かと推測します。
現代の人生80年、100年と比べると半分くらいですね。
であれば、現代が75歳まで生きると少し短く見積もっても、12歳なら現代でいう18歳くらいに相当するのではないでしょうか。
現代は晩婚化が進んでいますね。30歳、40歳で結婚なら、平安時代なら45歳、60歳で結婚するくらいの感覚かもしれません。
一概に昔の人は結婚が早いとも言い切れないなと思いました。
光源氏は結構な上から目線な言葉が多い|身分制度があったので仕方ないけどね
光源氏は物語ではちやほやされます。そして、帝の子供ですので超ハイスペックイケメンです。そして将来天皇にはならないため、源という性を与えられ一般ピープルとなります。とはいえ現代でいえば身分を保証された上級国民です。女性にモテないわけがありません。
そんなご身分ですし、当時は身分制度がしっかりしていたので、身分の低い人への思いやりはあまりありません。なんか言い方が上から目線で、なんとなくマリーアントワネットを彷彿させられました。そんなキャラクターに思えました。
まとめ:貴族の世界も大変であり、人間関係に削られる日々なんだと感じました
今回こちらの「寂聴 源氏物語」を読ませていただき光源氏の物語を通して貴族の生活がどんななのか垣間見ることができました。
感じ入ったは、今も昔も変わらず、男女の仲は色々ございまして、人間関係は強いストレスの原因にもなるのだなということです。
「寂聴 源氏物語」はとても長いお話なのですが、そもそも54帖もある超長編を厳選してお届けしているので話の概要をつかむのには最適な一冊だと思いました。
ただ、読み切るのは大変で、活字苦手な方にはオーディブルがおすすめです。
#3行日記 :自分の想像の上を行っていた💦
こちらの記事の続編です。4月まで無理とお断り申し上げたのですが、昨日連絡がありました。
「先日の件、よろしく!」という💦
前から思ってたけど、連絡しても最後まで読まないのか、忘れるのか知りませんがこちらの意向を無視してきました。数日無言で過ごそうと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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