見出し画像

稲森和夫さんの「心。」を読んで|人のために何ができるかの心が大切

稲盛和夫さんの「心。」を読みました。

稲盛和夫さんといえば、京セラ(京都セラミック)の創業者。名誉会長でもありました。その手腕を買われ、日本航空の復活を達成させました。

特に日本航空は、会社更生法のもと2兆3000億円という負債を抱えて事実上
倒産。しかし、翌年には、1800億円以上の収益を出して、約2年3か月で再上場を果たすという奇跡をたどりました。

そこには、日本航空の従業員ひとりひとりが劇的に変わったからにほかなりません。そうなったきっかけは、稲盛和夫さんの生きる姿勢にあったのかなと思いました。本書からエッセンスを取り出してみたいと思います。

すぐ終わる事業、長続きする事業

稲盛和夫さんは、若いころからいろんな事業を立ち上げてきたようです。当時は立ち上げた事業はことごとく失敗したようです。しかし、うまく言った事業がひとつだけあったのだとか。

どんな事業かは記憶から飛んでしまったのですが、他者への思いから始めた事業のようです。「これがあれば、みんな助かる」。
そんな事業をたまたま手掛けたようです。そうしたら潰れるどころかどんどんうまくいったのだとか。

失敗した事業は「これは儲かりそう」です。それの考えがダメというわけではないけれど、同時に他者が助かるものでなければ、一瞬は儲かるかもしれないけど長続きはしないようです。

考えて、その通りかもしれませんね。事業とはお金を稼ぐことが伴っています。そのお金は事業の利用者からいただくもので役立ってなんぼですから。

つぶれない会社は経営をうまくやっている会社ですが、それは人々から必要とされる会社であり、世のため人のために役立っている会社なのだなと思いました。

会社は従業員のためにある

会社はだれのためにあるという議論はよくあります。株主、取引先様、いろいろあります。少し前は、出資している株主という回答がよくありました。

実際にいろいろな利害関係者がいて、その方々のためにあります。
しかし、稲森和夫さんは、会社は「そこに働く従業員のためにある」としています。

そこで働く従業員の幸せの実現のために存在している考えをもっていて、利他の精神があることで、お客様、取引先様、株主に支えられていくのだそうです。

印象に残った考え

本書を読んで他に印象に残った考えを書いておきたいと思います。

発する言葉は自分への鏡

やることがひどいと文句を言ってくる人がいます。そんな人を観察していると、その人もほかの人に対してひどいことをしていることが多いのだとか。

ここでも心が大切で自分の心が汚れていると、周りも心が汚く見えるのようなのです。

クレームは真摯に真向から対応する

クレームを受けることはあると思う。その場合、一番良いのは、真摯に真向から対応することで、次点は無視をするこののようです。

やっていけないのは、策をめぐらして逆に貶めようとする行為なのだそうです。画策行為は自分の心も汚してしまうようです。

謙虚な姿勢が大切

あまりに拡大しすぎたものは、崩壊に向かうように世の中はできているようです。常に調和が大切であり、ルールに反してないからといって傍若無人のようになってはいけないようです。

商売では、必要な分の利益は教授しても、それ以上のむさぼるようなことをしてはならない。もしむさぼるようなことをすると、逆風がふいて自らが崩壊の道へ行ってしまうのだそうです。

まとめ:他者に対する感謝の心が大切

本書では題名の通り、心のありようの大切さを説かれています。
他者を思いやる心が、人々が必要とする事業を生み、それが成功への道しるべとなっていったのだなと思いました。

一読の価値ある著書だと思いました。

#3行日記 :精神論も功はある

稲森和夫さんの著書も結構な根性論がありました。
先日は、日本電産創業者の永守重信さんの「成し遂げる力」を書きましたがそこでも根性がキモでした。

自分が中学、高校のころ、わりとキーワードは根性がありました。
何かにつけて根性・根性・ド根性です(アニメであったような)

スポコンものもいっぱいあったような。「エースをねらえ」とか「タイガーマスク」など。苦しくったって、悲しくったってがんばり、トラの穴で修行するのです(混在w)

今のはやりはなんでしょうか。コスパ・タイパ重視の思考や、逃げるは恥だが役に立つという、根性とは逆の考え方でしょうか。

たぶんこれで30年ほどたつと、コスパ・タイパや逃げる考えは古いので、スーパー根性こそ至上という世相になったりするのかな?

それほどに流行りというのは恐ろしいかもと思ったりします。

#1年前 :ブランクは取り戻せる、だから新しいことを始めよう

当時、再開した英会話がどんな感じか書いていたみたいです。最初はブランクがあって大丈夫かと思いましたが、どうやら今までの感覚を取り戻したようです。

昔取った杵柄のように一度経験して身に着けたものは、ブランクがあっても少しやりだせばそのブランクは取り戻せるようです。

なので、興味のあったことはやろうと思ったら今やってみるって大切なことなのだな。と改めて思いなおしました。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
記事が気に入られましたら、下記よりフォローやサポートをよろしくお願いします。

この記事が参加している募集

3行日記

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

最後まで読んでいただきありがとうございます🙇‍♂️ 記事が気に入られましたらサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートはnoteクリエーターとしての活動費に使わせていただきます!