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はてしない石の物語#46~あえて力を持たなかったブローチ~

「ハンドメイド」と書かれたビンテージのブローチがあって、その細工の素晴らしさに感動し購入しました。私自身はメッセージを受け取ることはできないのですが、ダウジングなどで何かわかるようになるといいな、と思って試してみたのだけれど、このブローチに関してはよくわかりませんでした。

「石の勉強会」の時にK先生に見ていただいたところ「このブローチはとっても想いが強いのだけれど、想いだけなんだよね。力はない。あえて力を持たなかった。人がそれを理解してその想いを受け止めたり、わかろうとすることが大切」とのこと。先生の口調にはいつもと違う響きがありました。それが2024年2月21日のこと。

その言葉は、私の心を打ちました。先生の口調には何か深い意味が込められていましたが、あえてそれ以上お聞きしませんでした。自分で時間をかけて感じ取って深めていくものだという気がしたからです。

今こうして書いていても、私の感覚をうまく伝えられる自信がありません。「想いが強いのに、あえて力を持たない」という選択には、心の奥深くを揺さぶるものがあります。「潔さ」「軽やかさ」・・・それに加えて「相手を信じる気持ち」「寛容」そして「真の強さ」があるように思うのです。

石やアクセサリーから人がパワーをいただく、という発想についついなってしまいがちです。現に私もダウジングした時に「浄化が必要か」という質問以外は「どんなパワー(エネルギー)があるか」というような質問をしていました。(だから、いまいちよくわからなかったんですね)

石やアクセサリーの「そのありようを受け止める」「そのありようから学ぶ」という謙虚さ、まっさらな気持ちがとても大事なのだとあらためて感じているところです。

それにしても、このブローチ、本当によくできています。


細工の細やかさ!

この可憐なブローチのありようを心に留めて、「想いを受け取る、生かす」とはどういうことか、探していきたいと思います。そしていつかまた、このブローチをK先生に見ていただこうと思います。

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