「人間とはいかなる者か」Xデザイン学校ベーシックコース振り返り#7 2022

早いことでもう7回。
あと3回……だっけ?ものすごく早かった。

作曲家はアート思考で、編曲者はデザイン思考

この話面白かった。作曲家は0→1で曲を作る人で編曲者はそのできた1をより良くする、いろんな表現の幅を作る人という位置付けであるとのこと。
今までサービスのみでアート思考とデザイン思考を考えていたけど、概念化したらこういった変換もできるんだな〜とまだ概念化の練習が足りてないなと実感した。まだまだ例を言われて腑に落ちるニンゲンだった。

「あるある〜!」がそのペルソナの常識

これを聞いたときに「あっ!そうなんだ!」と頭にドカンと矢が刺さった。
サービスだけでなく、YouTubeの動画やテレビ番組等他のものを見渡してみたり自分が面白いな〜〜〜と思って見ているものすべて何かしらの「あるある」があった。
その「あるある」は常識だから、媒体が変わってもその価値というものは変わらない。だから、アクティビティシナリオは使用する媒体を具体的に書くものではない。という話を聞いて納得した。

ひみつのケンミンショー

ひみつのケンミンショーだと、人間だれでもゆかりの地というものがあって、その地域の常識(=あるある)を取り上げることで視聴者は「共感」や「驚き」を得ているんだと思った。
取り上げられた地域の人は「こういうのあるよね〜」と共感したり、昔その地域に住んでいた人は「それ〜!懐かしいい〜!」となるし、全然その地にゆかりがない人は「何それ?!」と釘付けになるといった、どのユーザーにも共感やあるある・おもしろさを届けている良くできた番組だな〜とテレビの見方が変わった。(あと好きな芸能人が自分の出身地掲げて出てるのちょっといいなと思ったり)

レコメンドは本当に欲しているのか

ある日、ひょんなことから麻雀をすることになった。麻雀に関しては「麻雀は、ツモとロンという単語がある。意味と内容は知らない。」というくらいの知識レベルだった。
麻雀を覚えよう!ということで、オンラインゲームを起動し、隣に麻雀を教えてくれる人にいてもらい、開始した。
ゲームのプレイ中、私が分からない・パニックになったらすぐに教えてくれる人に「ねぇ!次の駒何出したらいいの?!」・「ここって鳴くの?!」と、答えを求めまくっていた。

するとどうでしょう。何度麻雀をやっても、隣の人に頼るものだからルールが全然覚えられない。しかも、タチが悪いことに指示してもらったものと自分が違うことをするというミスをした時に「なんで指差してくれないの〜!言葉だけじゃわからんよ〜!」と心の中で叫ぶ有様。
でもその時に「あー。こういうことだったのか。」と思った。
確かに、レコメンドというか色々教えてくれる人(=サービス)はすごく便利で脳死の状態でもタスクをこなすことができる。
ただ、その反面自分で決断しないことによって他責(サービスへの)にしてしまい、不要なフラストレーションが増えてお互いにいい状態ではなくなるかもしれない。

講義の中で浅野先生が散々口すっぱく言っていることがあって。
レコメンドサービスや、ポイント課金制のサービスを単略的に考えることは良くないぞとよく受講生に伝えている。
「今、釘刺してますからね!」と浅野先生が言うたびに「今もうすでにハリネズミ並みの針山なんだよなぁ。。」と思いながらなんでダメなんだろう。。。と唸っていた。

頭ではわかっていたけど、この本質というか先生が言いたかったことがなんとなく分かった気がした。
人間とは自分で決断・選択したこと以外は他責にしがちになるものなんだなぁ。


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