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UiPath Academy RPAデベロッパー基礎⑩ 「業務プロセス」とは

今日もUiPath Academyの「RPAデベロッパー基礎」で学習していきます

「業務プロセス」とは

RPA 開発者は、技術的なスキルを有し、入力、出力、意思決定ポイントの観点から業務プロセスを素早く把握できる能力を兼ね備えていることが望ましい

定義: 「プロセス」とは、入力を出力に変換する、相互に関連した、あるいは相互に作用する一連の活動のこと

1⃣プロセスの構成

  • 入力 - プロセス内で入力されるデータ

  • プロセス フロー - プロセス内で実行される一連のサブ プロセスまたはアクティビティで構成されたシーケンス

  • ソース アプリケーション - プロセスのサブ プロセスまたはアクティビティの実行に使用されるアプリケーションまたはシステム

  • 出力 - プロセスによって生成された結果

覚えておくべきこと: あるプロセスの出力は、他のプロセスの入力となる

組織がプロセスを使用するのは、管理された条件下でプロセスを計画、実行することによって、特にコンプライアンスの向上、業務上のニーズの充足、リスクの管理、改善の促進を図ることができるから

2⃣プロセスと手順の関係

手順は、次の点を説明

  • プロセスの各部分の責任者

  • プロセスの各部分が処理されるタイミング

  • 例外の処理方法

  • プロセスの各部分に適用される仕様

文書化の方法
プロセス➡ローチャートやワークフローなどの図
(プロセス ステップの論理的な順序を強調することを目的)
手順➡複雑な文書(ガイドラインを提供することを目的)

入力 - 受信したメール
プロセス フロー - 製品コードの存在確認、
SAP トランザクションの実行と SAP フィールドの入力
ソース アプリケーション - Outlook、デスクトップ、SAP
出力 - プロセスによって生成された結果
青で囲われていた手動のプロセスのほとんどが、RPA によって自動化できる


自動化の可能性を評価する

1⃣自動化の候補となるプロセスの特徴とは

自動化の可能性を判断するために使用できる基準には、
プロセスの適合性と自動化の複雑さの 2 つがある

プロセスの適合性

  1. ルールベース
    プロセスの中での決定事項は事前に定義されたロジックに取り込むことができる

  2. 自動化できるまたは繰り返し行われるプロセス
    ・手動と非反復
    ・手動と反復
    ・半自動化と反復:反復の一部はマクロやOutlookを使用し自動化
    ・自動化済み:プロセスがRPA以外の技術で自動化

  3. 標準的な入力
    自動化プロセスにおける入力は、電子データで読み込みが容易、RPAに関連する技術(OCRなど)で読み込めるもの

  4. 安定性
    一定期間同じプロセスが続いて、当面変更がないと予想されるもの

自動化の複雑さ
プロセスを自動化するうえでの難易度の判断基準

  1. 画面数
    画面数が多いほど、プロセスを自動化する前に、より多くの要素を取り込み、設定する必要がある

  2. アプリケーションの種類
    アプリケーションの中には、簡単に自動化できるもの (Office スイートやブラウザーなど) もあれば、自動化の手間が大幅に増えるもの (メインフレームなど) もある

  3. ビジネス ロジックのシナリオ
    自動化の複雑さは、ビジネス ロジックの意思決定ポイントの数とともに高まる 意思決定ポイントがシナリオの数を 2 倍にする可能性がある

  4. 入力の種類と数
    標準的な入力は望ましいものですが、サプライヤーごとに、1 つの標準入力 (請求書など) を設定しなければならないケースもある 非標準的な入力は複雑さの度合いが異なる場合があり、中でもフリー テキストは最も複雑

2⃣自動化の可能性を評価する

ゼロタッチの自動化
(デジタル化されたプロセスは、静的なシステムやプロセス環境が多いため、容易に指示を分解し、簡単なトリガーを定義することができる)

高コストのRPA
(どちらかというとデジタルで自動化が可能だが、複雑な技術 (OCR など) や高度なプログラミング スキルを必要とする技術を使用しているプロセス)

半自動化
(明確に自動化できるステップと、手動で行う必要があるステップ (バリデーションや物理的なセキュリティ トークンの使用など) に分けられるプロセス)

RPA対応不可
(変更が頻繁、システム環境が不安定、複数の手動 (非デジタルも含む) アクションが必要なプロセス)




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