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新婚旅行記vol.3「インターラーケンの山々と人々」


スイス・インターラーケンに滞在中、1日ごとにホテルを変えるという試みを提案してくれたのは夫である。

滞在中とか1日ごととか言うと、まるで何泊もしたかのように聞こえるけど、実際は2泊。ミニマムプラン。

1泊目は、新婚旅行記vol.2にも書いた「Hotel Krebs」。インターラーケンウェスト駅から歩いて4〜5分の利便性の高いホテルだった。

そして2泊目は、「Hotel-Restaurant Panorama Tsang」。インターラーケンの中心地からバスを乗り継いで1時間ほどかかる、車が無いと普通行かないようなところにある。

そんなスーパー不便なホテルに泊まったのは、景色がとってもいい(という評価を得ているホテルだということをネットで調べまくって知った)からだ。


一生忘れられない景色

この景色を伝えたくて色々文字を打ってたんだけど全然伝えられそうになくて諦めた。

ホテルの部屋から見える三角のお山は「ニーゼン」、標高2,362メートル。

ニーゼンを見ながら、ホテルのバルコニーでメイクをするという贅沢な朝を過ごした。ヤギの「メエェ〜」という声と、牛がつけてるんであろう鐘の音が聞こえてくる。

朝日がニーゼンにあたる。

はあ、住みたい。

住んだ上での不便とか何も考えずに、見切り発車でここに住んでみたい。

……なんて言っている間にチェックアウトの時間が迫ってくる。ホテルから徒歩3分くらいのところにある、「シグリスヴィル橋」に向かう。愛の不時着で度々登場する吊り橋だ。

吊り橋の上で出会ったおじさんと立ち話をすると、なんと来月大阪に旅行に行くのだという。

「TAKOYAKI!」

という謎の挨拶を交わした。

他にもイタリアから来た女の子2人組とも話した。「私たち今日インターラーケンを出て、イタリアに行くんだ!」と伝えると嬉しそうだった。

自分の国に、海外の人が来てくれるというのは、ちょっと嬉しい。

スイスで出会った人々はとても気さくで、明るくて、優しかった。

そんなスイスともお別れして、次の目的地は、イタリアのヴェネツィアだ!



ところで、海外のエレベーターって不思議ですよね。泊まったホテルは、真ん中からウィーンって開くんじゃなくて、普通に扉でした。

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