なぜ大宮はパスミスを頻発していたのか。教科書通りに守る相手に「破壊」をもたらし続けた、左サイドハーフ・中村憲剛の狙いをディープに読み解く。 / ワンポイントレビュー:(リーグ1st第17節大宮アルディージャ戦:2-0)。
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なぜ大宮はパスミスを頻発していたのか。教科書通りに守る相手に「破壊」をもたらし続けた、左サイドハーフ・中村憲剛の狙いをディープに読み解く。 / ワンポイントレビュー:(リーグ1st第17節大宮アルディージャ戦:2-0)。

等々力競技場での大宮アルディージャ戦は2-0で勝利。

首位・鹿島の結果次第では優勝の可能性もありましたが、鹿島が勝利したため川崎フロンターレの1stステージは2位で終えました。

 印象的だったのは、試合前の等々力です。選手入場時にはメインスタンドまで総立ちで応援する、最高の雰囲気でした。

 思えば、年間2位になった2006年、2008年、2009年の最終節はいずれもアウェイゲームですし、ナビスコカップ決勝は国立競技場の開催です。J1でのタイトルがかかった試合を等々力で迎えるのは、初めてなんですよね。

 試合前のあの雰囲気をどう感じたのか。井川祐輔に聞いてみました。

「ちょっと異様な雰囲気というか・・・・優勝が残されている中で、良い緊張感で試合をやれた。あれは33歳にして幸せでした。そういうのを経験して、『優勝争いというのはこういう雰囲気なのかな』と、若手もわかるじゃないですか。また、ここに戻ってきたいという思いもきっと出てくるはず」

 優勝争いをする経験自体が、ほどんとの選手にとっては初めてでしたから、こういう雰囲気を味わうことが、今のチームにとって大きいと井川祐輔は認識しているようでした。もちろん、それ以上に強く望んでいる「モノ」が彼自身、あります。

「若い選手が優勝争いを経験できるのは良いことだけど、負の連鎖を断ち切りたい思いもある。ひとつ取れれば、みんな自信を持っていくきっかけになる。是が非でも自分たちが現役の間に取りたいという思いはありますよ。ケンちゃん(中村憲剛)と一緒に(シャーレを)掲げたい」

 普段は「ケンゴ」と呼び捨てにしてる気がしますが・笑、たまに「ケンちゃん」って呼ぶんですよね。中村憲剛とともに掲げる井川祐輔の姿、ぜひ見たいと思います。

 さて大宮戦のレビューですが、ゴールシーンに関する解説を含め、中村憲剛や大島僚太ついてはサッカーダイジェストでのweb記事を執筆させてもらってます。

中村憲剛が見据える夢の「続き」と、クラブが更新したふたつの過去最高

中村憲剛が「イニエスタみたい」と評する背番号10。大島僚太は歴史を変えるキーマンになれるか


なおプレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ1st第17節・大宮アルディージャ戦)

では、今回のラインナップはこちらです。


1.「面白さを生むためには破壊も必要」(中村憲剛)。予想されていた「左でゲームを作って、右から仕留める」という攻撃が少なかった理由とは?

2.先制点は家長昭博のパスミスから。大宮にパスミスが頻発していたのは、決して偶然ではない。

3.気になる大久保嘉人のプレーぶり。なぜシュートシーンが減っているのか?

4.「話したことはないですけど・・・・なんだろうな、やっぱり尊敬している部分はありますね」。J2時代から中村憲剛と毎年のようにマッチアップし続けている大宮の金澤慎に聞きました。

5.「シルバーコレクターを払拭できる年だと思ってます」。今年にかける、井川祐輔の静かな思い。

以上、5つのポイントで語っております。冒頭のくだりも含めると全部で8000文字近いボリュームです。

 なぜ「左でゲームを作って、右から仕留める」という崩しが予想より少なかったのか。

なぜ大宮のパスミスが頻発していたのか。

なぜ大久保嘉人のシュート場面が減っているのかなどなど、麻生での後日取材も含めて、いつもより「なぜ」に迫る内容になっています。

興味ある方は読んでみてくださいね。

では、スタートです。

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なぜ大宮はパスミスを頻発していたのか。教科書通りに守る相手に「破壊」をもたらし続けた、左サイドハーフ・中村憲剛の狙いをディープに読み解く。 / ワンポイントレビュー:(リーグ1st第17節大宮アルディージャ戦:2-0)。

いしかわごう

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いしかわごう

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サッカーと将棋をコンテンツ化するフリーランスです。Number Webなどに寄稿。著書は「将棋でサッカーが面白くなる本」、「川崎フロンターレあるある1&2」など。「サッカー脳を育む」、「サッカー上達のためのマインドとメソッド」など中村憲剛の著書の構成も担当。