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2016年1stステージ・川崎フロンターレ総集編レビュー

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川崎フロンターレの2016年1stステージの全17試合を詳しくレビュー。
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2016年4月の記事一覧

ワンポイントレビュー:16本のパスをつないで生まれた同点ゴールの深層。中村憲剛のフリーダムなポジショニングと、あざとい駆け引きで繰り出した森谷賢太郎の縦パス。(1st第5節鹿島アントラーズ戦)

ワンポイントレビュー:16本のパスをつないで生まれた同点ゴールの深層。中村憲剛のフリーダムなポジショニングと、あざとい駆け引きで繰り出した森谷賢太郎の縦パス。(1st第5節鹿島アントラーズ戦)

リーグ戦第5節・鹿島アントラーズ戦は1-1でした。

色々と語るべきポイントの多い試合でしたが、今回の深堀りポイントは、この4つです(※4月4日に後日談を追加しました)。

1.16本のパスをつないで生まれた同点ゴールの深層。中村憲剛のフリーダムなポジショニングと、あざとい駆け引きで繰り出した森谷賢太郎の縦パス。(※4月4日:中村憲剛のコメントを追加)

2.劣勢を強いられた右サイドの局面勝負。復

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ワンポイントレビュー:劇的すぎる決勝ゴールの解説。小林悠はなぜシュートではなくクロスを選択できたのか。本人に聞いてみた。(1st第6節・サガン鳥栖戦:1-0)

ワンポイントレビュー:劇的すぎる決勝ゴールの解説。小林悠はなぜシュートではなくクロスを選択できたのか。本人に聞いてみた。(1st第6節・サガン鳥栖戦:1-0)

ホーム等々力での1st第6節・サガン鳥栖戦は1-0でした。

数ある等々力劇場の中でも、歴代屈指の等々力劇場だったと思います。ただ興奮しっぱなしの結果だからこそ、冷静に試合内容を検証してみたいと思います。 

今回の深堀りポイントは5つ。ラインナップはこちらです。

1.前半の誤算を検証する。なぜトップ下・中村憲剛と、大島僚太とネットのダブルボランチは機能しなかったのか。

2.苦戦の原因を探る。

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ワンポイントレビュー:谷口彰悟、武岡優斗、登里享平・・・交代カード3枚全てにサイドバックを投入。異例の風間采配を読み解く。(1st第7節・FC東京戦:4-2)

ワンポイントレビュー:谷口彰悟、武岡優斗、登里享平・・・交代カード3枚全てにサイドバックを投入。異例の風間采配を読み解く。(1st第7節・FC東京戦:4-2)

味の素スタジアムでの1st第7節・FC東京戦は4-2でした。

久しぶりの打ち合いとなった「多摩川クラシコ」でしたが、冷静に試合内容を検証してみたいと思います。 

今回の深堀りポイントは6つ。ラインナップはこちらです。

1.今季3度目。また試合当日にスタメン変更のアクシデントが・・・

2.懸念材料だったエドゥアルドと車屋紳太郎の距離感。

3.同点ゴールを呼び込んだ、35歳のパサーと33歳の

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ワンポイントレビュー:「後半は、自分のところには興梠さんがずっとついていた」(大島僚太)。浦和が練ってきた、フロンターレに頑固な握りをさせないための巧妙な対策。(1st第8節浦和レッズ戦:0-1)

ワンポイントレビュー:「後半は、自分のところには興梠さんがずっとついていた」(大島僚太)。浦和が練ってきた、フロンターレに頑固な握りをさせないための巧妙な対策。(1st第8節浦和レッズ戦:0-1)

 等々力競技場での1st第8節浦和レッズ戦は0-1でした。

 「力負け」とも言える敗戦に、試合後のミックスゾーンに現れたフロンターレの選手たちには、みな険しい表情でした。

 では、本当に「力負け」だったのか。試合内容を検証してみたいと思います。 

 今回の深堀りポイントは4つ。

 ラインナップはこちらです。

1.孤立した大久保嘉人と小林悠の2トップ。厚みのある攻撃ができなかった前半の理由

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