お坊さんの坐禅を見たことがないと気づいた

よく考えたら、お坊さんが坐禅されている姿を見たことってほとんどないな!

と初めて気づいた。

仏教に関心のある人の場合、坐禅会が最もそれに近いチャンスだけど、お坊さんはたいてい指導者としていらっしゃるので、形として例を示されることはあっても、本当に坐禅をされているお姿を拝見できることはほぼない。私たちが目にするのは自分が坐っている姿の半分と、横目でチラッと見える(おそらく)一般の参加者の横から見た姿だけ、ということが多い。
だからそもそも、お坊さんどころか、生身の人間が坐禅をしている姿をしっかりと見たことが一度もないのである。

坐禅はスポーツではないけれど、仮にスポーツを例に考えるとこれはかなり不思議なことだ。プロの試合や先生のプレーどころか、友達がサッカーをしている姿を見たこともないのに、サッカーをやろうとしているという状態。それではうまくいかなくても当たり前のような気がする。

個人的な願いとしては、近所の公園でごく普通の日常の営みのような感じで坐禅している人がたまにいる、みたいな風景が当たり前になるといいなーと思っている。公園のベンチで読書をするくらいの感じで。
たまに木の下でこっそり椅子坐禅はやっているのだが、もっと堂々と木の下で坐禅をしたい。姿勢どう?この手いつもどうしてる?などと話し合いながら坐禅をしたい。もしご一緒していただける方がいらしたらご連絡くださいませ◎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?