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インターナショナルスクール生の中学受験を考える①

息子、中学受験まであと2年。
実際にまだ受験を終えたわけではないので、この話題を語っては良いのかわからないけれど、これだけは確実に言える。
中学受験に向いていない。
幼稚園から小学校まで丸々インターナショナルスクールで個性を尊重し、自由で大きな夢を見せてくれる教育を受け、英語で理科・社会(息子の場合はカナダの地理)・財務や経済を学び、日本語の勉強はそこそこに生きてきた子は日本の中学受験には対応できる学力はない。
日系学習塾に小4冬の時点で入塾お断りされます。

インターナショナルスクールに幼稚園や低学年から入れている親は、入学当初から中学受験を見据えている人は少数派だと思う。特に兄姉がいない場合には。
「自由に伸び伸びと自分の意見をしっかりと発言できる、否定されない環境」というイメージで、英語話せるの素敵やん・・・将来役に立つのは英語でしょ!という考えで入れているのでは(偏見)
楽しく通うのが一番、と夢中になれることを探し、楽しいことを優先してやらせてきた結果、学力が驚くべき状況になってしまっていることに気づいたのが息子が小3。しかし既に急に勉強しろと言われ出しても反抗して言うことを聞かない漢に育っておりました。

インターナショナルスクールには
・授業の進め方が予習復習を求めないこと
・テストの回答が返ってこないことも多くあること(もしかして息子が捨てている?)
・成績表が辛口でも面談がいい感じで褒めてくれるから安心してしまう事
・特定の単元が理解していなくても日本の学年だとまだ学習対象の単元じゃないから今は理解していなくてもいいかと後回しにしていた
・個性を重視→やるもやらないも自己責任
・そもそも算数重視していないお国柄のカリキュラム
・そもそも勉強重視しないくて平気な自営業系の金持ちがお友達で安心しちゃう
・色んな意味でヤベェ奴がいる

など落とし穴がたくさんあった。
私が鈍感なだけか?

少しでも日本語を学年相当に引き上げていただくべく、早稲田アカデミーのインター校という、インター生を主に受け入れている校舎での日系塾の冬季講習を受講しました。
この塾で授業が楽しくて勉強に目覚めてくれるといいなぁ、なんて淡い期待を抱きながら。
結果、撃沈。
早田アカデミーは敷居が高いとは思っていたのだけれど、受験科ではない物を選んだし、インター校であれば周りは同じようにインターナショナル生だろうから内容はそこまで難しくないだろうと思っていたら大間違い。
テキストと問題集をめくっただけですぐ気づいてしまいました。
内容が難しすぎました。そして中学受験がいかに難しいものなのかを理解しました。
これは追いつけない。むしろ先取りになっているではないか。
図形の単元は小4ー小6でやることを全て(平面から立体まで)一気にやってしまう感じ。
円錐の堆積だと・・・????角度の問題も組み合わさってきている。
単純な公式に当てはめるだけの問題がなく、ほぼ全て文章題か捻っている内容ではないか。
私は文系ながらも大学受験では数学は得意科目な方であっただけれど、片手間で回答を導き出せず、計算メモをしながら頭をフル回転させて回答にやっと回答に辿り着けるレベルでした。

国語も基礎的な内容を楽しく教えると言うよりは、やるけれど文法も長文読解をガンガンやっているではないか。

恐るべし、中学受験。
たった4日間(国語2日・算数2日)だったけれど、打ちのめされるには十分でした。ほぼ理解できることがなく、80分授業に出席するのはきつかったでしょう。
日本に軸足をおいていて、難関校の中学受験をするつもりのご家庭はインターナショナルスクールに入学する際には手遅れにならないようお気をつけください。

我が家は軸足は日本。経済的の面で大学は本人の強い希望がない限りは日本に行ってほしい。

そして息子の将来の夢は「医者」なんです。

え!!!!?????

って感じですよね。
本当は本人がやる気にならないと勉強なんて身につかないだろうし、勉強なんて中学校や高校からでもなんとかなるんじゃないかと思っていたのですが、今の勉強意欲と実力と、中学受験で仕上がっている周りの学生たちの様子を考えるとインターナショナルスクールに継続して通わせるべきではないな・・・と感じております。

例外としてこんな事例もあるけどね
・小学校低学年で基礎的な日本語&勉強をする習慣がついている
・日系塾や公文で先取り教育をがっつりやってきている
・英語がとてつもなくアカデミックに仕上がっている
・神童
・数学オリンピックなどの一芸あり
・よくわからないけれど要領がすごくいい


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