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ヴァカリズム

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自分に対する戒めと、あと格言になり損ねたつぶやき集です。
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街に出ると、異国の言葉が飛び交って、海外旅行に来たのかと、であればここはどこの国なんだろう、いや、ここはいまも日本だろう。あの頃から予兆は薄々あって、誰もが一抹の不安を抱き、アンザイエティが少しあった。が、エスケープだ。アメリカ合衆国第51州、ザポン州、いまではそう呼ばれている。

笑える。それだけだ。笑えるならそれでよい。笑えないならそれだけでよくない。笑えるか。笑えないか。それだけだ。笑かしたい。笑えるお話を書きたい。読ませて笑わせたい。それだけだ。笑える。笑いたい。笑って笑って笑いたい。それだけだ。だから書くのだ。笑えるお話を。笑えるまで書く。笑える。

悪口は相手を傷付けるから良くないと云うが、それは大間違いだ。頭の中で言語化し一番間近で聴いたのは発した本人だから。悪口は相手の為に成らない。本人を傷付けるだけだ。本人を貶めるだけだ。だから悪口は良くない。相手の為に自らを貶める。不幸になる。だから悪口は良くない。相手の為じゃない。

仙台短編文学賞。今回で七回目ですが、選考委員はなんと。仙台市在住のあの人気作家で、私の記憶が正しければ文学賞選考はあまりしない、私淑する小説家、いえライターの、伊坂幸太郎先生です。突き抜けた作品を、自分が面白いと思う作品を、プロが書かない作品を。どんな作品が大賞獲るか楽しみです。

カエルと小エビのサラダ。栄養成分表示の偽装があるし、カエルを調理していない業務上過失があるし、右後ろ脚を欠損したカエルをどうしたかと云う生物倫理上の議論がある。それらを解決した上で新商品にカエルと小エビのサラダを発売。企業は昨今のSDGsアピールの場。とはならないのが昨今の日本。

バラエティ番組にリアリティを求める人たちは著名人が苦悶する姿を観て嗤ひたひのだ。そもそもテレビを観る人たちは現実に不満を抱く人たちで心が貧しき人たちだ。心が豊かな人たちは自分磨きに多忙だ。何か始めよう。何か。なんだっていいから何か始めよう。だって人生の主役はあくまでYOUだから。

街とその不確かな壁を読んで、村上春樹歳取ったなー、って七十四か。だからか、僕も歳取るわけか。ピークは五十代、いまならそう思います。伊坂幸太郎は五十代。トリプルセブンがもうすぐ発売です。五十代と云えば、北方謙三が水滸伝を書いていた頃、トリプルセブン、いまからページ捲るのが楽しみです

落ち込んだら落ち込まなくていい。心が痛んだら心を痛めなくていい。息苦しかったら息苦しまなくていい。落ち込まなくていいこと。心を痛めなくていいこと。息苦しまなくていいこと。落ち込んだら心が痛んだら息苦しかったら、真面目に悩んで生真面目に溜め込まずに、「クソがっ」って吐き出せばいい。

オリジナリティは組み合わせ方。「百年の孤独」と「死神の精度」、「人間喜劇」と「陰翳礼讃」、「八月の光」と「八月の蝉」、「蜜柑」と「檸檬」、「ノルウェイの森」と「キリマンジャロの雪」。組み合わせ方はオリジナリティ。だって、だってだって。わたしは「誰か」と「誰か」の組み合わせだから。

宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」ありがとう西武大津店、膳所から来ました、階段は走らない、線がつながる、レッツゴーミシガン、ときめき江州音頭。いやはや凄い才能を持つ新人がまた現れたものだ。これは、伊坂幸太郎の作品を初めて読んだ以来の衝撃で、というか氏は先生の作品が好きに違いない。