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為替とは⁉️



4月20日現在、1ドル154円です。
この事を、為替または為替ドル円と言いますね。
私も昔、この意味が分からなかったんです😅
154円て、円は高いじゃん!なんで『円安』と。

これ、安いのは【円の価値】ですね。
1ドル100円①と、
1ドル300円②で、比較しましょう。
¥30,000円をドルに変える時、
①の時は…
30000➗100で、300ドルになります。
②の時は…
30000➗300で、100ドルになります。
つまり①の方が、200ドルも多くドルに『交換』出来るという事ですね。
(分かりやすく【交換】という表現をしますね。)

それは言い方を変えれば、【円の価値】が高いということです。なので、1ドルの交換で円が安ければ、円高ドル安ということです。
逆に、1ドルの交換で円が高ければ、円安ドル高です。
円高の時は、日本から海外に行く時、ドルがたくさん交換出来るので、日本から海外旅行者が増えます。それを【アウトバウンド】と言います。
逆に今は、円安なので海外から日本への旅行者が増えます。それを【インバウンド】と言います。


日銀がマイナス金利を解除して、少しは円高になりましたが、結局2ヶ月ほどで戻ってしまいました。さぁ、何が起こってるのか?ここを紐解く事が大事。


アメリカは近年金利を上げてます。物価も上がり賃金も上がってます、つまりインフレ状態です。しかし、アメリカと日本の違いは、アメリカは賃金もしっかり上がってる部分です。これが一番いいインフレの仕組み。しかし日本は、賃金が上がらない。それでいて物価高騰は収まらない…これが一番の大きなところ。アメリカは金利を上げていて、そろそろ金利を下げる動きをしています。日本とは逆ですね。この足並みが揃わないところにも、円安ドル高に現れています。


去年から日本の株価が4万円近くまで上昇していた理由は、アメリカが2024年、6回に分けて金利を下げると発表したからです。それにより、アメリカの株より日本の株を購入していた方がいいと判断したんですね。しかし、蓋を開けてみれば
金利を下げるどころか、まだまだインフレが続く状態で、金利を下げることを先送りしています。つまりドルの【価値が高い】ということです。それで今、アメリカの株を買い戻すように、日経平均株価が下がってるという事です。

中東の緊張感も高まってます。イランの行動も気になりますね。イランには、原油があります。
日本は、輸出国家です。海外に物を売ることで経済の軸を作ってます。しかしその多くのものに、原油が関わっており、原油を輸入しないと物が作れません。
原油1ドル1ℓとすると、先程の30,000円で変える原油は、①の時は、30ℓ。②の時は、10ℓとなります。


結論として、日本にとっては円安ドル高は、経済的に良くないということです。そろそろ日銀が何か手を打ってくるはず…しかし本格的な施策でない限り、この勢いは止まらない。
世界の流れが為替を変えます。急に円安になったその裏には、必ず世界の動きがあります。そんな【先見の目】を持つ事が、日本のマネーリテラシーの底上げになりますね^_^

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