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イスラエルが教えてくれたボーダーレスな生き方、働き方

こんにちは!INSIGHT LAB株式会社CEOの遠山こと「いーさん」です!
INSIGHT LABは「ビッグデータを活用し、より豊かな社会を創る」というミッションを掲げています。今回は、スタートアップ大国イスラエルについて書きました。私のnoteはビジネス要素が強いので、ちょっと長めの文章で書いてます。


まず、、できた! イスラエルで感じたことを書籍にしました!!
おお!! 2019年秋から企画して、約2年間。大きく社会情勢も変わる中、どうにか出版することができました。10月8日発売しました!


INSIGHT LABは、2019年にイスラエルにR&D拠点として子会社を設立しました。2018年5月に大学院の友人と企画してイスラエルに到着し、それから10ヶ月後に会社を設立、そして現地で知りあった方々とのコミュニケーションについて、ビジネスパートナーであり盟友である北海道大学大学院の川村秀憲教授と、INSIGHT LAB ISRAELの中島直美マネージャーと制作しました。
詳細は、ぜひ読んでいただきたいのですが、少し紹介させていただきます。


イスラエルってどんな国?

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言語はヘブライ語で、ビジネスでは英語を使います。ビジネスは自己肯定力が半端ない現地の方々、激アツです。そして、地中海沿いはリゾート地のように美しく整備されていて、もうビーチは最高です。


なぜ、私がイスラエルに行ったのか?

私は、起業家は10年先の世界を創る立場にいる、と思っています。目先も大事ですが、経済的に、社会的に、従業員の雇用、取引先への満足度など、すぐにはビジネスにならないかもしれないが先を見据えていく必要があります。

会社を創業して十数年がたつなかで、テクノロジーの進化とともに、ビッグデータ活用の時代が到来しました。私の会社もその流れに乗り、順調にビジネスを拡大してきました。しかし安定に甘んじて新たな挑戦をやめてしまうと、会社の成長は止まります。次の時代の社会に求められるものを創り続けていくためには、10年後、20年後を見据えたアプローチをしなければなりません。そのヒントは今、どこにあるのか?

書籍より引用

まあ、ぶっちゃけ未来なんてわからない。予言者じゃないし笑。ただ、良質な情報を得て、論理的に物事を整理することにより精度が高い予測をすることはできます。これが経営者には必須です。


ハイプ・サイクルから見るテクノロジーの傾向

アメリカのシンクタンクであるガートナー社のハイプ・サイクルが毎年テクノロジーの傾向に関してレポートを発表しています。ハイプ・サイクルは技術の成熟度、社会への適用度などを示す図で、私たちは定期的にチェックしています。
こちらは、2020年9月のレポートで「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル」。もしかしたら2021年版もそろそろ出てるかもしれない。

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ここで、それぞれのテクノロジーの分類で、幻滅期はある程度技術のできることとできないことの判断ができてきた。そして啓発期になりようやく市場で理解されてくる、と表現されています。ここでわかるように生み出された最先端のテクノロジーは、市場に定着し、利益を生み出すまでには時間を要するということ。最先端技術好きの人は、わかっていたようでわかってなかった人は多いのではないでしょうか。客観的に見ると理解が進みます。興味ある方は以下のリンクを見てみてください。


イスラエルは「失敗」と「チャレンジ」でできている

実際に現地に飛び、なぜスタートアップ大国と呼ばれているのか?なぜイスラエルでは新しいテクノロジーが生み出されているのか? ついた初日から精力的に動き回りました。約1週間程度の期間でしたが、エルサレムをはじめとする主要拠点は周り、アインシュタインが創立に関与したテクニオン工科大学、現地の起業家との対談、グローバル企業への打ち合わせ、イノベーションセンターでのバックグラウンドの整理。そして毎晩Airbnbでの仲間とのお酒を飲みながらのラップアップ。激アツな1週間でした。そこで歴史的な課題が多い、自分らしさで勝負する、端的にいうと「ユダヤ人の歴史」や「イスラエル国の歴史」が重要な要素を占めていることがわかりました。

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夜な夜なトーク(日本で飲む予定のお土産のワインが毎晩消える・・・)


ボーダーレスって言葉

ボーダーレス(英語: borderless)は、境界や国境がない、または意味をなさないこと。ボーダーレスになることをボーダーレス化またはボーダレス化という。

引用元:Weblio より

境界や国境。日本の国内でも都道府県単位であるし、市町村単位でもある、新潟に移住して顕著に思うこと。この境界がとても重要に思う人が多いように感じています。日本の良くも悪くも村社会で成り立っています。
昨今のビジネスの中心となりつつあるサイバー空間はボーダーレス。自分たちがいる場所は地球で同じ人間と考え、サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を融合しながら、地域社会はオープンで寛容的になるとさらに視座も上がるし、視野も広がり、より地域社会は活発化するのではないかと思います。


そんなことから、ボーダーレスな世界を少しでも伝えたくて、イスラエルの友人たちの実体験から伝えたいとインタビューしました。全部で8名の方にインタビューしています。

・自分の「好き」に正直に生きる / イリット・タビロ
・日本のアニメが僕の人生を変えた / オレン・ステイン
・チャレンジに遅すぎる年齢はない / 寺田彼日
・ 日本があるから、外の世界に飛び出せる / ミカ・ズッカーマン
・箱の外に飛び出し、変化する自分を楽しむ / ダン・アズラン
・「人生のツールボックス」は、スタートアップから学べ / おフィール・ドゥボヴィ
・イスラエルと日本をつなぐパイオニア / ベレッド・ファーバー
・スタートアップも子育ても、はぐくむ楽しみがある / 堀田真代


みなさん数ページだけど、いやー、もう感謝でしかない。日本とイスラエルつながる感覚になる。


99%は未来のことだけを考える

書籍の最後は北海道大学の川村教授の「世の中はゲームチェンジしている」話しと、対談でまとめています。このコロナ禍において、厳しい社会環境にあります。その厳しい環境を切り開くのは起業家や経営者の役割だと思っています。しっかり雇用を生み出し、従業員に安定した暮らしをできるようにする義務。そして、未来を切り開き、未来を見せること。10年後を描くこと、10年後を創ること。経営者は、現状を見つつも未来のことを考える。これに尽きると思います。
200ページ程度なので、お時間の許す方は、ザーッと読んでみてください!


最後に、今回の書籍、関係者の方々、ありがとうございました。川村教授、中島直美マネージャー、インタビューに答えてくれた8名の方々、そして制作に関わっていただいた多くの方々。私の自由奔放なわがままから時間はかかりましたが、1つの書籍にまとまったことで私の価値観を表現することができました。改めて感謝申し上げます。


今後とも、この価値観のご賛同いただけた方々には、このnoteを通じてデータに関することやボーダーレスな働き方や地域に関することなど多くのことを発信していきます。ご愛好のほどよろしくお願いします。




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