見出し画像

橋から見えるのは海の流れ
春は淡い色を僅かに残して北へ

影の子が欄干で
風の子に揶揄われている

私は
影の子と風の子の頭を撫で
風の子に

「揶揄い過ぎると
小奴に牙が生えて喰われるぞ
仲良くしたくてなら
構わないが…

なんなら
私がお前を喰おうか?」

と美味そうな頬を突付く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?