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VMAXバレット(かがやくムゲンダイナ考察)

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

さて、年が明けてもうじきレギュ変の時期ではありますが、現レギュでもまだ楽しみつくせる面白いカードはたくさんあります。
今回はVSTARユニバースの新カードかがやくムゲンダイナについて考察したのち、構築したデッキを紹介しようと思います。

カード考察

かがやくムゲンダイナの基本情報

かがやくムゲンダイナはHP170逃げ2竜たねポケモンでかがやくポケモンのルールを持つポケモンです。
特性:クライマックスゲートは、ベンチに出したときに山札からVMAXを2枚ベンチに並べ番が終わるという効果です。
VSTARの登場により見向きもされなくなったVMAXを使いやすくする特性で、現在の潤沢な周辺カード下でのVMAXポケモンを再考できるいいカードだと思います。

VMAX環境の集大成のような特性

基本的には先1でかがダイナからVMAXを2枚出してその2枚で戦っていく流れになると思います。サイドプランを考えるならバトル場を合わせた4枚で完結させたいですね。

1-3-3で取らせる

周辺カードの考察

組み合わせるVMAXを探す前に、関連しそうなカードをピックアップしていこうと思います。
まずポケモンのサーチ手段ですが、たねポケモンのためクイックボールは必須と思われます。VMAXは手札から出すことはないため、他の理由がない限りおこうは必要がなく、手札から出す必要があるためキャプエネは採用できないですね。後の圧縮や5枚目以降のクイックボールとしてハイパーボールはアリです。
回収ネットは初手の事故のリカバリ手段として優秀です。また、終盤の負け筋回避のための回収や入れ替え手段としても使えます。
初動かがダイナ依存になることが予想されるため、ヒスイヘビボもあると安定するかもしれません。呼び出すVMAXもサイド落ちすると使えないため、シャクヤという手もアリかもしれません。(とはいえ、サイド落ち確認→シャクヤのサーチ→使用→対象を当てる→山札に戻すといった手順を踏む時点で運も絡む上に負け濃厚ではありますが。)

VMAXの選定

かがダイナが発表された時に全てのVMAXを確認しましたが、1進化であることや環境初期のカードが多いことなどからか、パーフェクションの頃に見た2進化GXのようなトンデモ効果は少ないように感じました。
とはいえ強いカードはたくさんあるため、いくつかのジャンルに分けて見ていこうと思います。

  • 火力
    マルヤクデ、リザ、一撃ウーラ、レック、ブースター、黒バド、キュレム

  • 耐久
    ヘンジン、サナ、ハッサム、カジリガメ、ガア、空ピカ、ジュラル、ドラン、(エーフィ)

  • ベンチ狙撃
    インテ(通常、連撃)、モルペコ、ドラパルト、マンダ、ダルマ、ダダリン、サンダース、ルガン

  • 搦め手・サポート
    カラマネロ、バタフリー、キッス、マホイップ、ビクティニ、キングラー

書き出してみるといろいろありますね。他にもありますがとりあえずこちらから。

火力を出せるカードはエネ加速が課題になりそうですね。
黒バドキュレムは単体で動けそうですが2体に限定されるのが苦しそうです。
レックは自分でデッキを回せるため使い勝手がよさそうですし、SVexの新カードエレキジェネレータがあればエネ加速も問題なさそうです。(そのうち記事のネタにするかも)

耐久ができるカードではいかにモミを引き込むか、いかに詰ませにいくかが課題になるかと思います。
ガアジュラルはほぼ単構築のようなものが以前から存在したため、使い勝手は変わらないまま隙を見せない構築ができるのではと思います。
個人的にはヘンジンドランをうまく使って回復しつつ戦うデッキが見てみたいですね。

ベンチ狙撃系は特定のベンチポケモンを攻撃するものと全体にばら撒くものがあり、その中でもダメージと効果で別れますね。ダメージはマナフィでカットされ、効果は傘でカットされます。
この中だとダメージが可変なダダリンや火力が高いサンダースに注目ですね。

最後に搦め手・サポートですが、妨害はあまりありませんがエネ加速はいくつかありました。火力ポケモンのサポートに1枠割くのも手ですが、2体目以降のアタッカーを立てる手段を考える必要がありそうです。自分で加速してアタッカーにもなれるビクティニキングラーは心配なさそうですが。
ダークパッチ再録の頃に話題に上がったカラマネロの殴る妨害デッキも構築次第では面白そうですね。

環境のVSTARと比較して単体で高いスペックが出せるポケモンが少ないように感じるため、複数組み合わせたり継戦をデッキ単位でサポートしてあげる必要がありそうです。
4枚で戦うという前提を少し見直すのもアリかと思います。

デッキ紹介

上記で整理した内容を踏まえて作成したデッキを紹介します。


ばら撒き丸儲けデッキ

全体のコンセプト

サダイジャでダメカンをばら撒いてヨクバリスのまるもうけで小物を狩るのが基本コンセプトです。
相手によって耐久をしたり搦め手を使ったりといやらしい戦い方ができるように様々なカードを採用しています。
ばら撒き役がサダイジャなのはエネが軽いからですね。
整理した内容を踏まえてと言いつつ話に出ていないヨクバリスを使っているのは、整理した結果正攻法だと厳しいという判断からです。

各カード採用理由

まずポケモンですが、初手に来るカードが少ないほどダイナが初手に来やすいことを考慮して、初手出し得なミュウ4枚と進化したら逃げ0として扱えるチルット2枚の計6枚を採用しました。(まだ少ないですが)
チルタリスモミへのアクセスと逃げ0要員で、トップへ固定したサポを取りに行くための手段としてベンチを埋めないで済み後述するレベボの対象にもなるナマコブシを採用しました。
ザグマは基本使いませんが、トイキャッチャーやまるもうけ圏内に押し込む最後の詰めに使います。(中盤に使ってから回収という動きも視野に入れてます)
VMAXはメインのサダイジャヨクバリスが2枚、相手に合わせて耐久とダメージ調整ができるブリムオンやマナフィ意識の全体にダメカンを置けるイオルブがいます。ほとんどの場合メイン2枚を出すため使わないことも多いですが、相手次第で切り替えたり隙があれば2回目のクラゲで置いてもいいですね。ちなみにどちらも風船圏内です。

次にグッズですが、ダイナを呼べるクイボは4枚固定で、小物全部が対応しているためレベボが3枚入っています。ボールは余ってもナマコブシからドローに繋がるためもっと増やしてもいいかもしれません。
VMAX以外を取られるとサイドレースが不利になってしまうので回収ネットが3枚入っています。用事が済んだダイナやザグマを回収してもいいですし使いまわしてもいいです。初手で出てしまったダイナやナマコブシを回収したり、入れ替えの役割も持っています。
トイキャッチャーはボスの役割です。正面に攻撃したい場面はまるもうけの時しかないため、トイキャッチャーで十分です。その他、遂行速度が遅いイオルブのために逃げエネが重いポケモンを30になるまで拘束する役割もあります。
入れ替え札はヒモ2入れ替え1風船2です。このデッキでは攻撃できないポケモンを呼べると強いため、交代のついでに相手のポケモンを縛れるヒモを多めに入れています。風船は主にミュウ用です。
手帳はモミセレナ用、ヘビボはピン刺したちを救出するため、封印石は入れ得なので入れています。

サポはVMAXを戻せて手札干渉もできるマリィ、いらないカードを捨てたり逃げづらいVを捕まえるセレナ、回復できるモミを入れています。実は必要なエネが少ないサダイジャを採用しているのはモミのためなんですよね。

スタジアムは妨害ができれば何でもいいですが、アタッカーの切り替えが必要なため鉱山は採用できず、ブリムオンイオルブ採用の都合上雪道も厳しいです。
今回はルギア系を考慮し、ス闘パワ無を見送って神殿を採用。システムポケモンを落として相手を止めることを意識してロストシティも入れています。ミュウを落としてもらえばやまびこで呼ばれる心配もありませんし。
自分の動きを安定させるポケストップやデッキ圧縮する祭壇でもいいかもしれません。

エネは自引きする必要があり山を引くサポも心もとないため基本エネを10枚採用です。先述の通り神殿採用のため特殊エネを入れていませんが、まるもうけ範囲を広げるパワ無やモミでの耐久を重視したス闘もアリです。

最後に

今回は固有の性能を持つヨクバリスに注目してデッキを作成してみました。
少し広く見れるように作成しましたが、初手の安定や妨害を重視しても作れると思いますので好きに組んでみてください。シャクヤドリボ3体目のVMAXを出すなんてのもいいですね。

書いているうちについつい長くなってしまいました。
かがダイナは文字通り無限大な可能性を秘めていますのでみなさんも自分だけのオリジナルデッキを考えてみてください。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。それでは。

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