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小説「愛の歌を君に」

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2024年2月18日より連載開始の小説、「愛の歌を君に」をまとめたマガジンです。アコースティックギターバンド「サザンクロス」に属する麗華、拓海、智篤の三人が織りなす、大人の愛と憎… もっと読む
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記事一覧

連載小説「愛の歌を君に」最終話で登場する曲をアップします!

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13話(最終話)で登場する一曲目は「覚醒」、二曲目は「LOVE LETTER」です。両者はまったく趣…

【連載小説】「愛の歌を君に」#13 覚醒

前回のお話(#12)はこちら 前回のお話: 40.その後のお話…… <麗華>  歌の力が起…

連載小説「愛の歌を君に」12話に登場する曲をアップします!

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ずっと温存していた珠玉の一曲。タイトルは「サンライズ」 本編を読んでから聴くとより感動が…

【連載小説】「愛の歌を君に」#12 祈り

前回のお話(#11)はこちら 前回のお話: 34.<麗華>  開け放った窓から智くんの力強…

【連載小説】「愛の歌を君に」#11 Dear TAKUMI

前回のお話(#10)はこちら 前回のお話: 31.<麗華> 「あの救急車を追って下さい!」 …

【連載小説】「愛の歌を君に」#10 胸騒ぎ

前回のお話(#9)はこちら 前回のお話: 28.<麗華>  強氣の発言をし、奇跡を信じる一…

【連載小説】「愛の歌を君に」#9 焦る氣持ち

前回のお話(#8)はこちら 前回のお話: 25.<麗華>  拓海の部屋で三人、それぞれに曲作りをしているところへ所属事務所から電話がかかってきた。恐る恐る電話に出ると『相談も無しに仕事を断るなんて、一体どういうつもりなの?』と、開口一番に言われた。しかも相手は社長。直々の電話に恐縮しながらも、あたしは「もう少しだけ仲間と活動する時間を下さい」と懇願した。 「今、一番大事な時なんです。こればかりは、社長になんと言われようとも譲れません」 『仕事がなくなるかもしれない

【連載小説】「愛の歌を君に」#8 それぞれの決意

前回のお話(#7)はこちら 前回のお話: 22.<麗華>  活動拠点にしている街で毎年行わ…

【連載小説】「愛の歌を君に」#7 伝えたい想い

前回のお話(#6)はこちら 前回のお話: 19.<麗華>  拓海の厚意でベッドを使わせても…

【連載小説】「愛の歌を君に」#6 ニューワールドを、この手で……

前回のお話(#5)はこちら 前回のお話: 16.<麗華>  智くんの意外な行動に戸惑いはあ…

【連載小説】「愛の歌を君に」#5 にらみ合いの果てに

前回のお話(#4)はこちら 前回のお話: 13.<麗華>  家族のような関係になりたいと言…

【連載小説】「愛の歌を君に」#4 殻を破る者、殻に籠もる者

前回のお話(#3)はこちら 前回のお話: 10.<麗華>  年の瀬に古い友人と会った。三十…

【連載小説】「愛の歌を君に」#3 淀んだ心

前回のお話(#2)はこちら 前回のお話: 7.<麗華>  サザンクロスとして再始動する―…

【連載小説】「愛の歌を君に」#2 魂の叫び

前回のお話(#1)はこちら 前回のお話: 4.<麗華>  歌で人の心を変える。これまでは無意識のうちにやってきたが、目の前の一人、または二人を対象に、歌の力で現状を変えることが果たして本当に可能なのだろうか。自分で宣言したこととは言え、それは大いにあたしを悩ませた。  二人の様子や発言から、拓海の病状が思わしくないことは容易に想像できた。再結成したサザンクロスの活動期間はきっと、長くはない……。そう思ったあたしは、今後しばらくはバンド活動に注力しようと決めた。それに