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《書く習慣》で編む

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《書く習慣》アプリで綴ったベタで感じたままの飾らない言葉たち。そのNote版のようなもの。
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#思い出の曲

《初めてのブランコと優しいひとつぶの涙》

《初めてのブランコと優しいひとつぶの涙》

おやあ?っと気づいてみれば、私って50代後半なんだなあって、自分の歳に対する感覚に虫食いの穴でもあるのかしら。

〝感覚年齢〟って言葉があるけど、私としては左胸にICD(植込み型除細動器)を植え込んだ46歳(2013年2月14日)のときから時計の歯車の回転速度が10分の1くらいにゆっくりと回っているような感覚。
実年齢ではもう10年(3652日)と2日を過ぎようとしているのに、感覚ではまだ切り上げ

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《わたしと一緒に踊りましょう》

《わたしと一緒に踊りましょう》

ミッドナイト。真夜中……
その言葉を聞くと私は思い出すことがある。そして
それと同時に、Carpentersの『Slow Dance』を
聴きたくなる。

私が社会人になった年、1990年の夏のこと。

東京で就職はしたけれど、お盆休みは東京で過ごすことなく、6歳年下の美樹と新潟へ帰ってきた。彼女は玉女短大1年生だけれど、私と同じ新潟っ子。
彼女が短大を卒業したら一緒に新潟へ戻って結婚しようと約束

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《三日月》

《三日月》

〝三日月に手をのばした 君に届けこの想い〟

ふとそんなフレーズがよみがえった。
泣き出しそうになる絢香の三日月という曲……

もう18年も前になるんだなあ、と思う。
2006年の秋に見た三日月がすごく印象に残っている。その曲を聴きながら見上げたせいだろうか。

さらに遠い昔の……1992年。
結婚を約束していた6歳年下の彼女が、私の母校・玉川学園大学にある女子短期大学を卒業すると同時に、まるで神

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