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《書く習慣》で編む

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《書く習慣》アプリで綴ったベタで感じたままの飾らない言葉たち。そのNote版のようなもの。
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#今こんな気分

10年前、この手紙が私に届いていたら。

10年前、この手紙が私に届いていたら。

10年前、この手紙が私に届くことはなかった。
でも、並行したもうひとつの私の世界では……と、
一縷の望みを託して。

10年前の私へ。
そう、今の君に宛てて手紙を書くことにした。
だから、この手紙を君が読んでいるのは2014年であってくれることを願う。
よく聞いてくれ。
君は、自分の人生の中で一番、自分の気持ちに嘘をついていた……自分を欺いていた。後悔が先に立ってくれたらいいのに。君は4年後の20

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《やさしさのすれ違い、切なくて》

《やさしさのすれ違い、切なくて》

過去を振り返ってみて、改め学びを得たような気がします。これからお話すること。それは……

〝本物の優しさって云うのは、
その優しさのために、そのことで自分がどんなに痛めつけられるとしても、それを成し遂げようとする覚悟があってこそ、与えられるものなのかもしれない〟

という私の本当にあった実話になります。以下、
長い話になるので、ここで読み終えても構いません。

まだNoteの仕組みがよく分かってい

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《星降る鼓動》

《星降る鼓動》

娘が4歳だった頃だから2001年のことだ。
11月18日、日曜日。夕方の空は曇っていたので、
星は見えないかもしれないと諦めていた。

そしたら娘が
「大丈夫。絶対に晴れるから連れてって」
と自信満々に云う。その自信は何処からくるのか……

意外と無垢な子供の直感というのは当たったりする
ものかもしれない。そう思って、弥彦山のほうまで
クルマを走らせた。

妻は「バカらしい。明日、仕事だしムリ」と

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《三日月》

《三日月》

〝三日月に手をのばした 君に届けこの想い〟

ふとそんなフレーズがよみがえった。
泣き出しそうになる絢香の三日月という曲……

もう18年も前になるんだなあ、と思う。
2006年の秋に見た三日月がすごく印象に残っている。その曲を聴きながら見上げたせいだろうか。

さらに遠い昔の……1992年。
結婚を約束していた6歳年下の彼女が、私の母校・玉川学園大学にある女子短期大学を卒業すると同時に、まるで神

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雪がとけたら何になる?

雪がとけたら何になる?

今朝は何故か目覚ましのベルの音もなく、ただぼんやりと、ゆっくりと目が覚めた。
窓の外からポチャリポチャリと雫の落ちる音……なにやら静かに雨が降っているようだ。
目覚めたばかりなのにどういうわけか、アタマの中が妙にスッキリとしていて。

とりあえず、いつものように白湯を飲む。
小一時間経ったころ、お腹の虫が空腹サインを出して来た。今日も絶好腸のようだ(笑)
軽く朝ごはんを食べてから、本日の予定が空白

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《生あるかぎり、すべてが試練だ》と、新年の元日にそんな言葉を想い出す。

《生あるかぎり、すべてが試練だ》と、新年の元日にそんな言葉を想い出す。

この記事は、書く習慣アプリの今日のテーマ「新年」に対して、ふと思ったこと感じたこととして私の書き殴った内容を、Note版として書き起したものです。

謹賀新年
あけましておめでとうございます。

お隣のそのまたお隣の石川県で大きな地震。
新年早々に……驚きました。慌てました。

やっぱり日本には……
絶対的な神様なんて居ないんだって思ってしまった。日本の正月を根底から覆すようなことを思わずには居ら

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《大空》

《大空》

書く習慣アプリ
今日のテーマ《大空》にまつわる思い出を、
飾らない想いで、浮かんだままに綴ってみた。

眩しいくらい笑っているように見える空がある。雲がひとつもなくて、それはまるで一番最初のピースをこれから嵌めていく、まっさらなパズルのような空だ。そんな真っ青な大空を見ると、ぐっと手を伸ばしてみたくなる。いや実際、伸ばしているのだけれども。

10年前の2013年2月14日に、私はブルガタ症候群と

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《ベルの音》

《ベルの音》

書く習慣アプリ
今日のテーマ《ベルの音》について
思い浮かんだ言葉のまま即興で書いてみた。

この年の瀬が迫る時期に〝ベルの音〟と言えば、大抵の人であればクリスマスと繋がるイメージを持つことだろう。

かく云う私もそのように意図を汲んだりもしたけれど。正直なところ、最初に思い浮かんだのは電話の呼び鈴……《電話ベル》のことだった。

お洒落にクリスマス・ベルのことでも書けば良いのだろうけれど、私の長

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《寂しさ》

《寂しさ》

書く習慣アプリ
今日のテーマ《寂しさ》について
即興で思いつくまま書いてみた。

人に囲まれて
ワイワイやっていても
寂しいと感じるときがある

逆に一人でいて
静かに時を過ごしていても
寂しいなんて感じないことがある

私は一人はきらいじゃない
でも孤独に感じるのは嫌だ
孤独が好きという人もいるけど
それは孤独にその人なりの
奥ゆかしい色を感じているから

結局、寂しいって
心のなかで揺れる色を

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雪を待つ

雪を待つ

「雪を待つ」……か。

12月。この時期になると写真に撮る題材の範囲が結構狭められてくる。うーん、自分の想像力が乏しいだけなのかもしれないのだけどね。それでほかの人たちが撮った写真を眺める。あー、こんな写真も12月に撮ってみると味があったりもするんだなと刺激を受ける。

だけど、それはときに地方性の違いで難しいこともあって、似たようなシチュエーションを探して街を散策することになる。まだクリスマスで

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