巷に溢れるおかしなフランス語
私は今、ベルリンのブランデンブルク空港にてひたすらに夜が明けるのを50代くらいの中東系のおじさんの横で待っている。
というより待ちくたびれている。
というのも、マルセイユに帰るのに安い便が早朝しかなく、朝起きれる自信も限りなくゼロに近かったので、空港で夜を明かそう という魂胆である。
たまに女一人で海外で空港泊なんて危なくないのか という声を掛けてもらうことがあるが、私自身幾度も空港泊をした経験上、空港は爆睡しない限り極めて安全なフリースペースと言えると思う。
なんだかガタイのいい強そうな警備員が定期的に目の前を通るので、寝れたもんではない。
そもそも空港のベンチはアーム付きがほとんどなので、軟体動物でもなんでもない普通の人間が爆睡するのは不可能に近い。
この2点は空港の欠点でもあり、利点でもある。
警備員の真夜中のお散歩のおかげで治安が保たれ、かつ、時にはへし折りたくなるアーム付きベンチのおかげで爆睡を防げるので、結果的に盗難やなんやかんやといった犯罪に巻き込まれることなく平和に夜を過ごせるのだ。
(まず24時間オープンの空港であることが大前提だが)
何はともあれ、私は今、そんなこんなでベルリンブランデンブルク空港にて暇を持て余している。
もてもて余している。
ということで今回は、フランス人にとっては奇妙な日本の店名 をいくつか紹介したいと思う。
まったく導入と関係ない笑
let's go!!
其の一 Olive des olive
訳 オリーブのオリーブ
言わずと知れた?田舎のイオンの一角を占める人気のファッションブランドだが、
フランス人からすると何の意味もなさない、意味のわからない店名だそう。
オリーブのオリーブとはなんぞやっといった具合に笑
さらに、この店名、フランス語の単数形・複数形をまったく無視した、なかなかファンキーな店名である。
olive はどちらとも単数形であるのに、それを繋ぐ 日本語の の の役割をする de は 複数形名詞につく定冠詞 les と連結して des となっている。 (なにこの説明わかりづら!!)
何はともあれ、この店名はフランス人には理解し難い様子。
其のニ Café de cancer 訳 癌カフェ
誰が入りたいんじゃ!!!って思わずツッコミを入れたくなる店名。
日本好きのフランス人界隈では有名なお店らしい笑
店主はどんな思いでこの店名をつけたのか。。。
其の四 Muse de deuxième classe 訳 2等級の女神
女神なのに2等、
最上級であるべきお方が2等、、
2等列車とかに使われる単語があろうことか女神様に使われてて草 らしいです。
其の五 Crêpes de cocorico 訳 コケコッコークレープ 🐔
これはなんかもうひたすらにかわいい。
鶏の鳴き声はフランスだと、cocorico ココリコ と言われているそう。
動物の鳴き声の違いってどの言語でも面白いなーと思う。
だってニワトリって絶対コケコッコーとは言ってないはずですから笑 人間のエゴって世界共通なのかも。
其の六 Cul de Paris 訳 パリのお尻
うん。これはもうなんと言うか、狙って付けたのかなという感じ笑
其の七 シャトレーゼ Chateraise
そう、我らがシャトレーゼ
全国各地に展開する言わずと知れたスイーツのチェーン店。
私も幼少期はシャトレーゼのアイスにお世話になったもんだ。シャトレーゼのアイスがない夏なんて夏とは言えない。そう思っていた。
しかし、
この店名、フランス人からすると、とんでもない店名に聞こえるそうで、どれだけケーキが美味しそうでも入る気が失せるんだとか笑
訳 脱毛したVIO (いわゆるパイパン)
嘘でしょ、私も初めて聞いた時はそう思った。
フランス人の友人らも、こんな名前のお店が日本に存在していて、さらには全国展開している事実に戸惑ったそう。
気になったので店名の由来をウィキで調べてみると、どうやら フランス語で城を意味する Chateau シャトー と ブドウを意味する raisin レザン を掛け合わせて作られた造語とのこと。
つまり、全くの偶然 笑
結論 偶然の産物ほど怖いものはない!!!
そんなこんなで朝4時に差し掛かり、もうすぐ保安検査が始まりそうなので今回はここまで。
また何かしらネタを見つけ次第つらつら自由奔放に書き綴っていきたいと思います〜
ではまた。
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