いろは

フランス交換留学とヨーロッパ紀行の個人的極まりない記録 エクスアンプロヴァンス在住

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最近の記事

巷に溢れるおかしなフランス語

私は今、ベルリンのブランデンブルク空港にてひたすらに夜が明けるのを50代くらいの中東系のおじさんの横で待っている。 というより待ちくたびれている。 というのも、マルセイユに帰るのに安い便が早朝しかなく、朝起きれる自信も限りなくゼロに近かったので、空港で夜を明かそう という魂胆である。 たまに女一人で海外で空港泊なんて危なくないのか という声を掛けてもらうことがあるが、私自身幾度も空港泊をした経験上、空港は爆睡しない限り極めて安全なフリースペースと言えると思う。 なんだか

    • フランス人にとって”働く”とは【日本の就活から逃げたい大4の呟き】

      フランスでのインターン初日。 時計が16時50分を示す。 (上司A)À demain! / また明日ね と言い残して職場をさっそうと去るフランス人の上司。 (私)いやいや、まだ就業時間の10分前ですけど?! 「フランス人は仕事嫌い」 世界に流布するそんなフランス人のステレオタイプ。 今回は、そんなステレオタイプは本当なのか? フランス人の仕事との向き合い方、平たく言えばワークライフバランスについて、私がフランス現地企業でインターンするなかで感じたことをつらつら書き綴

      • フランス人はワインを飲まない?:フランスの意外なお酒事情【フランス留学のススメ】

        スーパーの陳列棚にずらっと並ぶ大量のワイン。 留学生活が始まったばかりの頃、こんな陳列棚を見ては歓喜の声を上げていた。普通のスーパーでもフランス各地のワインが勢ぞろい、赤、白、南仏特有のロゼ、最近のアベンジャーズ並みにワイン大集結。 しかも何が嬉しいって、めちゃくちゃ安い。 ここで少し嘆かせてもらいたい。インフレに円安、昨今の留学生は見事なまでにダブルパンチをくらっている。(タイミングを恨むしかない) そんな状況でも、信じられないほどフランスのワインは安いのだ。 中には

        • フランスの鳩は何故ぽっちゃりしているのか【フランス留学のススメ】

          まるまる太ったピジョン。 通りを歩いていると、首が胴体にうずまった鳩たちが  ひょこひょこ重そうな身体をひきずりながら歩いている。 平均して日本の鳩の二倍は肥えている印象。 この光景は、エッフェル塔や凱旋門に代表される華の都パリでも、畑が広がるのんびりとした田舎でも、フランスのどこへ行っても見られる。(私調べ) フランスに暮らし始めた当初、こんな光景をあちこちで目にした私は、 なんでこんなにもフランスには鳩がたくさんいるのだろうか? そんでもって、飛ぶのに支障をきたす

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          教授もお手上げ、フランス人は議論好きにもほどがある【フランス留学のススメ】

          教授:On dirait qu'on est à la maison. (ここはお家じゃないんだよ ※ニュアンス訳) 教授が講義中、議論に夢中になる学生に対して放った一言。 この言葉が示すように、フランス人はとてつもなく議論を愛している。とてつもなく!!!!! (一口にフランス人とくくることはできないのは百も承知) 今回のテーマは、ほとんどの日本人学生が留学中に経験するであろうカルチャーショック、海外の大学と日本の大学の授業参加態度の違い について。 私が現在留学して

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          留学も後半戦になってなぜ今noteを始めるのか?「フランス交換留学生の独り言」

          フランス生活8か月目に突入する今日。 1年の交換留学を終え、日本に帰国するまで残り4か月。 成長しているんだか、していないんだか、、、 こんな疑問が一日に一回は頭をよぎる。 それでも留学当初に比べれば、この地での生活にもすっかり慣れ、 議論好きのフランス人に交じってLGBTQだのフェミニズムだのをああだこうだと討論する毎日。 振り返ってみれば、私が日本で漠然と思い描いていた、ワイン、チーズ、エッフェル塔といったお洒落でエレガントな おフランス のイメージはとっくのとうに

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