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東京彩ふ文芸部

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書くのは、楽しい。 あなたも何か書いてみませんか? 2024年1月より、彩ふ読書会は文芸部活動を行います。東京会場の読書会に過去一回以上参加経験のある方でしたらどなたでも部員… もっと読む
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東京彩ふ文芸部 部員募集のお知らせ

東京彩ふ文芸部 部員募集のお知らせ

書くのは、楽しい。

あなたも何か書いてみませんか?

2024年1月より、彩ふ読書会は文芸部活動を行います。入部条件は「東京会場の読書会に過去一回以上参加経験のある方」です。入部・退部は自由です。

入部お待ちしております!

目次

企画について

活動内容について

マガジンについて

参加時のルール

注意事項

文学フリマ出店企画

参加申込フォーム

企画について

彩ふ文芸部の活動は

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「文学フリマ東京38」にて

「文学フリマ東京38」にて

 二〇二四年五月十九日、東京流通センターにて行われた「文学フリマ東京38」に行ってきた。前回は彩ふ読書会メンバーとして出店側にも立っていたが、今回は純粋な来場者として参加した。ちなみに前回のイベントレポはこちら。

 今回の文学フリマ東京には事前に出店を告知をしてた気になる参加者も居たため、前々から行くことはぼんやりと考えていたのだが、恐らく一人だと当日になって「やっぱり行くのめんど」となりかねな

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どん詰まり小説ハウツー

どん詰まり小説ハウツー

 突然ですが小説を書かれたことのある方にお聞きします。

 あなたは小説の書き方をご存じですか?

 私事ではありますが、私は何度か小説を書いたことがあります。読書会で知り合った仲間と文芸部を立ち上げ書いたものをネットで公開したり、その読書会が主導で始まった文学フリマ出店企画にも参加し、同人誌製作に関わったこともあります。そして公募の新人賞である文學界新人賞にも応募したことがあります。全くの素人で

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【エッセイ】窓辺のハル

【エッセイ】窓辺のハル

  
 私は、映画が好きだ。
 公開が待ち遠しい映画のチケットを買う。席をどの辺りにしようか迷う。上映時間より少し早く映画館に着いて、売店に並び、カフェラテやポップコーンを買う。上映開始十分前に入場して席に着く。場内の明かりが消えて、近々公開予定の映画の予告が流れる。この映画は面白そうだから観にいこうかなと未来の楽しみが生まれる。
 そして、本編が始まる。
 それは時に、人間の一生を二時間程の短い

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読書会という「ミーム」

読書会という「ミーム」

ここ数年、いくつかの読書会に参加者としてお邪魔している。何度か行くと他の参加者の方と顔なじみになる。その参加者の方が、自分自身で新たに読書会を主催として立ち上げることを見聞きすることがあった。

ここで思い出したのが「ミーム」という考え方である。

「ミーム(meme)」というのは、ドーキンスという学者さんが遺伝子(gene)をもじって作った言葉で、「文化的な遺伝子」とでもいうものだ。

具体的に

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【小説】木になる話

【小説】木になる話

 いつの頃からか育てている一本の木が、折れた。一番大きな枝に見える幹が折れた。数年前までは木の育て方を教わっていたけれど、もう一人前と認められてから、初めて折れた。今までも風が吹いたり、雪の重みだったり、もしくは大雨などで小さな枝がポキポキ折れていくことはあったけれど、こんなに大きな枝、というより幹が折れたのは、木を育て始めてから初のことだった。小さな枝が折れた後は、慰めてくれたり、補修の仕方を教

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同人誌を国立国会図書館に納本した話

同人誌を国立国会図書館に納本した話

経緯先日、お世話になっている「彩ふ読書会」で、創作小説や読書にまつわるコラムを集めた同人誌を作成しました。自分もコラムをひとつ寄稿させてもらい、完成した同人誌は文学フリマ東京にて頒布しています。

本が作成されたタイミングで国立国会図書館の「納本制度」を思い出し、前からやってみたかった納本をいっちょやってみることに。

納本制度 is 何日本で作成された本は、文化の保存のため、基本的に国会図書館に

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【小説】朦朧

【小説】朦朧

救急車のサイレンが聞こえてきたと思ったが
違った。実際には自分の頭が勝手に記憶のど
こかから引っ張って来て鳴らしているサイレ
ンの音だった。そう思っているとエンジンの
唸る音が聞こえてくる。これもまた幻聴かと
思うと、駐車場から聞えてくる実際のエンジ
ン音だった。どうも意識が浮ついてしまって
いる。これはすべてここ数日間私を悩ませて
いる高熱のせいである。遠ざかるエンジンを
聞くとは無しに寝返りを

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「ええやん」と思わせてくれた彼らがM-1王者説 M-1グランプリ2023について

「ええやん」と思わせてくれた彼らがM-1王者説 M-1グランプリ2023について

2024年1月1日から彩ふ文芸部を再スタートする。

景気づけに創作小説を一本書こうと思っていたのだが、どうも書けずに1月1日となってしまった。

師走で忙しかったのが理由である。ここ数週間は意図的にアンテナを閉じ、作業的に体を動かすことがほとんどだった。とにかくタスク消化を優先したため、アンテナを張っていれば刺さっていたであろうエピソードにも目を背け続けていた。創作小説を書くとき、私の場合は自分

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【有言実行】『第18回神戸エルマール文学賞』に応募しました@公募垢よりご報告

【有言実行】『第18回神戸エルマール文学賞』に応募しました@公募垢よりご報告

去年の文学フリマ東京37でお披露目した同人誌『彩宴 -iroutage- VOL.3』を、第18回神戸エルマール文学賞に応募しました!

神戸エルマール文学賞のホームページはこちらです。

文学フリマ東京に出店してますが、近畿圏で発行していますので応募条件は満たしています。

2年前に作った彩宴2も出すかどうか話には出ていたのですが、そこまでは至れませんでした。

今回応募に至ったのは、一人でも多

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「文芸公募勢に、俺はなる!!」応募状況と応募検討先一覧@自分メモ用 5/19更新

「文芸公募勢に、俺はなる!!」応募状況と応募検討先一覧@自分メモ用 5/19更新

※5/19応募状況を更新しました!

こんばんは!のーさんです。

こちらで宣言していた文藝賞への応募ですが……。

さきほど、無事に応募しましたー!!(ぱちぱち)

有言実行できましたね!!えらい、えらいぞ私。

WEB応募だったので、応募はあっさりと終わりました。できれば31日ぎりぎりまで修正したかったところなんですが、今週末には読書会もありますし、ここらへんで。

あとは結果を待つばかりです

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私が書いてきた創作小説一覧(2023年迄)

私が書いてきた創作小説一覧(2023年迄)

こんにちは、のののです。

これまでいくつか創作小説を書いてきましたが、まとめてなかったので一覧を作ってみました。

noteを始める前は「彩ふ文芸部」というサイトに投稿していましたので、そちらのものを掲載しています。

『全力疾走』
掲載日:2019.2.2
10年以上ぶりに書いてみた作品。きっかけは東京読書会会場の参加者有志の方が作ってくださった「彩ふ文芸部」です。文芸部がなければ書くことはな

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受賞者インタビュー

受賞者インタビュー

――改めまして、受賞おめでとうございます。
今のお気持ちなどを伺ってもよろしいでしょうか?
ありがとうございます。嬉しい気持ちでいっぱいです。今の生活がガラッと変わるような何かを求めている自分がいまして、宝くじなんかも定期的に買ってるんですが、今回の作品も同じような感覚で応募しました。当たればいっかー、受賞できたらいっかーくらいの感覚で。でも、実際に受賞してみると宝くじが当たるよりも嬉しいもんです

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【進捗状況2】文藝賞に応募予定作品の執筆状況について

【進捗状況2】文藝賞に応募予定作品の執筆状況について

こんばんは。のーさんです。

先日こんな記事を書きました。

こちらの記事は、これまでnoteに投稿した記事の中で閲覧数がナンバーワンとなりました。なんか見ていただけている!嬉しい!そして宣言したからにはやらなければならないというプレッシャーがすごい!ありがとうございます!

1月末までの進捗状況はこちらです。

文芸部用のX(旧 Twitter)アカウントも作ってまして、そちらで執筆状況について

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