見出し画像

試し行動

子どものスポーツの練習に行くと、一定数いる、試し行動をする子。
もらったボールをわざと遠くに投げたり、例えば、1on1の対戦の練習の時に、敢えて、ニヤニヤ笑ってセットしない子だったり、ここはぶつかるかもで危ないから出ないといけないエリアで砂遊び始めたり。
その子にとっての報酬は、「大人が自分に時間を使ってくれること」で、叱られることすら、その子は嬉しい。
そして、行動は、報酬をもらえると強化されるから、もう、そういう子は無視するしか無い。
練習の待機列から外して、本人から、練習に参加させてください、って言うのを待つ。

で、こういう試し行動の強い子、下の子の同級生にもいたのだけど、足も速くて、試合でもスタメンで活躍していたのに、結局、チームを辞めてしまった。
なまじっか足が速いから、自分が活躍することに快感を感じたんだろうね。
低学年ならそれでも通用するのだけど、高学年になると、チームの戦術を理解しないといけない。
でも、その子は、コーチの説明を全然聞いてない。
それで、今までは活躍できていたのに、なかなか思うようにいかなくて、つまらなくなっちゃったみたいで。
だし、まぁ、高学年になると、監督にキツく怒られるから。。

二つ、思うことは。
結局、家庭の中のことは分からないから、なぜその子が、そんなに試し行動をしなくちゃいけないのか分からないし、外側からは手の施しようがない。
もう一つ。
コーチたちが、どれだけ頭と時間を使って、その子を伸ばそうとしたか。
コーチ、もちろん、ボランティアだよ。
それでも、辞めていく子どもも親も責めることなく、コーチたちは、スポーツを通じて子どもを育てているんだ、って。
私、コーチでもないのに、辞めて行く子、恐ろしく恩知らずだな、って思っちゃうもん、申し訳ないけど。。。
私、まだまだ、人間が出来てない笑
そして、コーチたちには、一生、頭が上がらない!
コーチの家族たちも、週末のスポーツへのフルコミット、よく許すな、って思うもん。
家族旅行にも行けないはずだよ。。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?