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初心を少し思い出した

なぜか下書きに眠っていたnoteを今さらながら投稿します。

12月23日。
ヨーロッパの子たちは、クリスマス前と言うことで、皆実家に帰省して、今寮に残っているのは、ほんの数名のアジアやアフリカ出身の人たちだけとなりました。

大学自体も、年末年始は閉められるので、驚くべきことに、ここから1週間は寮に出入りするたびに、セキュリティーの人に声をかけ門を開けてもらう必要があるとの事でした。

早速、門を開けてくれと電話をしたのですが、そこから話に花が咲いて20分ほどかな?話をしました。
違う文化の人と、自分の考えていることを話す時間というのが最近はあまりなかったので(友達との会話はもっと軽く楽しい話題ばかりなので)、とても初心に帰った気分でした。

彼はインドの南部からアイルランドへやってきて、マスターを取得したようです。
かつてはAmazonで働いていたけれど、コロナの関係で仕事を辞めざるをえなくなり、今は職が見つからず、大学寮の管理人として働いているとの事でした。
せっかくマスターまで取得したのに、アマゾンで働いていたと言う経歴があるのに、チャンスさえ得られなければ、自分の持っているスキルを生かせない職に就くしかなくなってしまう。
彼は世の中そんなもんだよと言っていましたが、本当にそんなものなのか…と現実に向き合わされました。

彼との話の中で、私がこの1年間の交換留学を終えた後は、日本で就職をする予定だと言うことを話すと、ここで就職するべきだよと言われました。給料がいいから。
私は英語の能力がまだ高くないから、職を海外で得るためにはもっと勉強しなければならないと言うことを話したところ、彼のブラジル出身の友達はもっと英語力が低いだから大丈夫だ。あなたの英語力は充分だよと勇気づけられました。

英語圏で働いたことのある人からそのように言われると少し勇気が湧いてきます。
私自身、日本は好きだけど、アイルランドの生活の方がより好きだと感じていて、一緒に過ごしてくれる信頼できる日本人さえ身近にいれば、海外での生活は魅力的だなあと考えていたので、海外でも生きていけると太鼓判を押された(盛りすぎ?)は、私にとって自信になりました。

彼自身はインド人だけれど、インド人同士は常に固まって過ごしているから、あまり好きじゃない。せっかくここに来たのだから、もっとたくさんの人とたくさんの文化を感じないともったいないと語っていました。本当にその通りだと思う。
一通り少し真面目な話をした後、この近辺の観光スポットやクリスマス年末年始の情報を教えてもらいました。知らないことをたくさん教えてもらえたので、とても有意義!

一対一でゆっくり話すのってやっぱりいいなと思いました😌

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