【4周目感想】FE風花雪月(黒鷲の学級2)

ファイアーエムブレム風花雪月の4周目クリアの感想文です。
1周目の感想はこちら。

2周目の感想はこちら。

3周目の感想はこちら。


ゲームシステムの感想は1周目で語ったので割愛。
ストーリー感想とキャラクター感想を中心に書いていきます。
以下、全ルートのネタバレを含むため注意。

プレイしたルート

難易度:ハード
モード:クラシック

ちゃんと育成すればハードでもクラシックでも全然いけるようになった。
主人公の性別:男
男と女交互にしていく。
クラス:黒鷲の学級(アドラークラッセ)
二度目の黒鷲の学級。ただし、今回はエーデルガルトを斬る選択をして教団ルート、銀雪の章に入ります。

ストーリー感想(第一部)

4周目ともなれば言うことが少ないな…。
途中までは完全に1周目と同じだし、ガルグ=マクの戦いも他ルートと同じ。級長なしなのはきつかった。
言うことといえば、最初のムービーを改めてちゃんと見て、レア様の教員研修に格闘術があったことに納得したこととか。
改めて見るとエーデルガルトなかなか怪しい言動してたなとか。

ストーリー感想(第二部)

の章。
5年後。ムービーにて、エーデルガルトとの悲しい再会。言い出しっぺだからそりゃエーデルガルトはいるだろうけど、紅花とは全然違うな…。
ルート全体の感想で言うと、「グロンダーズのない翠風」。

蒼月と翠風も途中まで同じだったけど、銀雪はジュディットが助っ人なのも進軍経路も戦う相手もほぼ金鹿と同じ。
級長がおらず、大きな山場だったグロンダーズ会戦もいつの間にか終わっていて、ストーリー中で戦う生徒もエーデルガルト、ヒューベルト、ローレンツ、アッシュのみ。他ルートより薄味まである。
最初にプレイしたルートが紅花の章だったから認知が歪んでしまったんだな。
このゲーム、蒼月と翠風と銀雪の3ルート+敵キャラを操作できるおまけルートの紅花っていう構成だったんだ。本来、生徒たちとの再会は全て夜明けの追討戦なんだ。紅花が異質だったんだ。
でも初見で銀雪ルート入れる人っているのか…?エーデルガルトを守るを選ばないか…?

生徒との対立が最小限っていうのは、ちょっと心が軽くなるポイントかもしれない。
他ルートだと黒鷲の生徒たちは帝国側に付くから衝突は避けられないけど、このルートだと黒鷲の生徒たちと共に帝国に挑むわけだし。
支援回収のためにアッシュとローレンツをスカウトしていたから、敵として出てきても説得して仲間に戻せたし(最初アッシュとローレンツがいなくてめちゃくちゃ焦った。敵対する2人をしっかりスカウトできたのは幸運と言う他ない)。
ただクロードは生死不明のままだしな…。ディミトリは夢の中に出てきてくれただけで、もう死んでるんだろうな…。後に出てきたドゥドゥーもディミトリの成せなかったことのために動いていた感じだし…。結局ディミトリの選択ってなんだったんだろう?

闇に蠢く者もいなくなってはいるけど、なんだか先生が周りに担がれている感じもするし、ラスボス戦もレア様の尻拭いって感じだったし、そこまでスッキリはしなかった印象。
最初にエーデルガルトを選ぶこのルートこそ、ラスボスがエーデルガルトでも良かった気がする。その場合闇に蠢く者関連がスッキリしなくなっちゃうけど、美しくなるのはラスボスエーデルガルトだと思う。

キャラクター感想

だいたいのキャラ感想は今まで語り尽くしたから控えめに。

今回のメンバー
・フェルディナント
級長がいないなら、君がエースだ。連撃最強!

・カスパル
バカだけど、支援会話ではよく悩む。それがカスパルを成長させている。

・リンハルト
再会の時、「先生……ああ、生きてたんですね。来て良かったなあ。」って言ってくれたのが嬉しすぎて泣きそうになった。

・ドロテア
メティオをありがとう。

・ベルナデッタ
このルートだと引き篭もり解消されないのか…。

・ペトラ
DLC特典で応撃つけたら強い強い。

・フレン
ほとんど育てなくてごめんなさい。

・セテス
警戒姿勢で待機させて5人くらい返り討ちにしてくれたのが頼もしすぎた。実質級長。

・シャミア
ほぼ使わず

・カトリーヌ
雷霆強い。数少ない遺産使い。

・ツィリル
加入が遅いから育てきれなかった…。使いたかったのに…。

支援会話回収のためスカウト
・マヌエラ
苦手な理学を伸ばし続けたらサンダーストームを覚えてくれた。サンダーストーム強い。

・アロイス
マヌエラとの支援会話で妻と娘の将来を想像して感涙している様子を見て、この人好きだなって思いました。

・ユーリス
級長不在が寂しいので初スカウト。素早くて強かったし、外伝でもらえる遺産も強い。あと顔が良い。5年前のビジュの方が好き。

・アッシュ
ドラゴン。ドラゴンは強いので1.5軍。

・ローレンツ
ほぼ使わず。杖も活かしきれなかった。

・ラファエル
ほぼ使わず。清涼剤。

・レオニー
ドラゴン。1.5軍。

結末

結婚はレア様としました。
これからはソティスじゃなくて先生本人を見てください。
シャミア、ツィリル、ローレンツ、ラファエルがソロエンド。ローレンツの政策が平民に優しいの最高。フェルディナントとドロテア
リンハルトとフレン
ベルナデッタとユーリス
カスパルとカトリーヌ
ペトラとアッシュ
セテスとマヌエラ
レオニーとアロイス

がペアエンド。

好きな支援会話
・リンハルトとフレン
支援Aでリンハルトがとんでもないことを言い出すから結末が気になってペアエンドに。
リンハルト、実はかなりのたらしだよな…。

・レオニーとアロイス
支援会話ではないけど、散策中に2人して「団長(師匠)、やりましたよ…。」って空を眺めてる様子が好き。

・ローレンツとマヌエラ
自分の詩を読まれて恥ずかしがるローレンツと、素直にその詩を評価して歌にするマヌエラ先生。地味に好きな支援会話。

その他感想

・黒鷲の学級は専用の英雄の遺産を使うキャラクターがいないから、そこは爽快感が足りない。
でもフォドラ十傑と英雄の遺産の成り立ち上、仕方ないよね。英雄の遺産を持つ十傑と戦った者たちの子孫が帝国貴族だから…。
帝国は聖人の紋章、王国と同盟は十傑の紋章。
王国と同盟に遺産が集中してるのも4周目でようやく納得できた。全部の遺産揃えられるのは青獅子ルートだけか。

・ヒューベルトくん…。味方の時もメティオサンダーストーム使ってくれないかな…。なんで敵の時だけ覚えてるのかな…。

・金鹿の時も思ったけど、外伝の聖マクイルや聖インデッハ戦にフレンを連れて行くと面白い。フレン、可愛がられてたんだな…。

・レア様は、歴史改竄はフォドラの平穏を保つためと語る。これには嘘はないと信じる。
天帝の剣や英雄の遺産はレア様の同胞である女神の眷属(天帝の剣に至っては女神本人)の遺体から作られている。レア様はそれを見るたびに腑が煮え繰り返る思いだっただろう。
それでも遺産や憎き十傑の子孫を貴族として重用するようになったのは、フォドラの平穏を保ちたかったからこそだと思う。ソティスに会いたいという気持ちは暴走してしまったけれど、遺産への負の感情を抑え込めるほどに、平和を願う気持ちがあったんだよね。

本編全ルートを終えて思ったこと

まず、とんでもない神ゲーでした。似通った部分はあれど4ルートもあってボリューム満点。あらゆる場面で起こる自分の選択がゲームを左右する、「あなたの物語」だった。支援会話も豊富でキャラクター同士の関係性が豊かで楽しかった。そして、絶対に何かは必ず取りこぼしてしまう絶妙なバランス。凄いゲームだ…。

・ルート順番問題
自分のプレイ順は紅花→蒼月→翠風→銀雪 だったが、他人に勧めるならどのプレイ順にするか。
蒼月→(銀雪→紅花)→翠風 の順が個人的には良いと思う。
蒼月…この作品の大きな盛り上がりポイントである夜明けの追討戦、グロンダーズの会戦をプレイできる。
銀雪、紅花…どちらが先でも良いと思う。黒鷲の学級を選び、心のままにルートを選び、クリア後に選ばなかった方をプレイして違いを楽しむ。
翠風…一番スッキリ終わることができる。

以上の理由から考えました。
ただし、これは全ルートプレイしてその間はネタバレを見ないという前提での話。

全ルートプレイする時間がないなら金鹿(大体の謎がこのルートだけで分かる)をやると良いと思う。
精神的ダメージを最小にしたいなら生徒への愛着が少ないうちに紅花をやるべきだと思うし、精神的ダメージを最大にしたいなら紅花を最後にやった方が楽しいかもしれない。結局、プレイする人が何を求めているかでおすすめの順番は変わるのかな。

でも紅花は初見向きじゃない気はする。PVであったグロンダーズの会戦はないし、異質なルートだからこれを最初にやると認知が歪んで他のルートが似通っていることに不満を覚えてしまうかもしれない。


・エーデルガルトは騙されている?
エーデルガルトは、「紋章至上主義は教団のせい」と語る。
確かに、十傑の子孫を貴族としたのはセイロス教だからそこはまあ、そうだろう。
だが、「その目的はフォドラの支配で、帝国を王国に、王国を同盟に分裂させてフォドラを裏から操ってきた」は違うと思う。
むしろ、アビスの書庫で読める本の記述から考えるとその分裂には闇に蠢く者が関わっている可能性の方が高い(王国の初代国王であるルーグの家臣、無欲の軍師パーンは闇に蠢く者だったという記述)。
エーデルガルトは、闇に蠢く者に良いように利用されていたのではないだろうか。自分たちのしてきたことを教団になすりつけ、教団に反感を持つエーデルガルトに誤った認識をさせたのではないだろうか。
この誤解を解くことができれば、帝国が戦争を起こすこともなく三国が手を取り合う未来があったかもしれない…。
1周目に紅花をプレイした時は教団は敵、という認識だったけど他のルートやるごとに教団は言うほど悪くないことが分かるし、他の国の内情も見えてくる。
一方の視点だけから語るのは良くない、悪に見える人にもちゃんと理由がある、という教訓ですね。
きっと闇に蠢く者たちにも言い分はあるんだろうな。闇うごルートがあったらどうなってたのか気になる。

まとめ

大体金鹿と同じで山場のグロンダーズ会戦もないので、他より薄味な気がしたルートだった。ただ、生徒とのバトルが少ないので精神的ダメージは最小。最大の紅花と最小の銀雪。極端で凄いな、黒鷲の学級は。
本編全ルートのまとめとしては、
「神ゲー」!!!!
これに尽きます。
DLCの煤闇もプレイしたけどそれは感想文書く予定はないです。だからこれにて風花雪月の感想文終了!!
読んでくださりありがとうございました!!

おわり

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