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留学初期の苦悩から学んだ大切なこと😌🤍

こんばんは:) 12月に入り、私はイギリスの日の短さに呆気に取られています(笑)日が登るのは朝8時半頃で4時前には日が沈んでしまいます。明るい時間帯が短いので、外に出ず行動しないと、非常に夜が長く感じてきて何だか気持ちも沈んできてしまいます。なので、なるべく早く起きて、日中の明るい時間を最大限に利用してやろうという気持ちが大切!鬱になる人も少なく無いらしいのでイギリスに留学予定の人は気をつけてください、、!

今回2回目のブログでは、私が渡英してから長らく悩まされてきたネガティブフィーリングについてお話ししたいなと思います。インスタグラムをはじめとしてソーシャルメディアは割と自分の楽しかったことを載せる場所という感じで、自分も割と思い出を載せて振り返るツールとして使っていますが、「これを見て誰しもが嬉しいと思うわけじゃないだろうな」「みんなが見て幸せになれる投稿なんてきっと無いしいっそしないほうが良いのかな」と考えることは多々あります。見たいと思う人が見れば良いことではあるので考えすぎなのかもしれないですが。Noteのように長文で綴れると、伝えたいことを存分に文字化して楽しいことばかりではなくいろんな苦悩や葛藤もシェアできるのが嬉しいです。

早速本題ですが、皆さんは何かあってもポジティブに考えられるタイプですか?それともネガティブになりがちなタイプですか?

私は圧倒的後者です(笑)正直、何かとネガティブに考えてしまい落ち込むのも激早です(笑)よく言われる留学生の心境の変化の波のグラフを見たことはますか?下のグラフのように、新しい環境にワクワクし不安よりも楽観的な気持ちが上回っているハネムーン期、現実的な問題に直面し期待が失望へと変わるショック期を経てその後は徐々に回復して適応していくというU字曲線を描く心理状況の理論です。

https://www.izumicounselling.com/post/2019/02/08/異文化への適応


しかし、私の場合は非常にハネムーン期が短く序盤からかなり落ち込んでいました。確かに、日本を去る前は初めての留学にワクワクしていました。が、日本からイギリスへの飛行機が遅延してしまい乗り継ぎができず、マンチェスター行きの飛行機ではまだコロナの勢いが衰えない中いきなりソーシャルディスタンスのソの字も無いような環境に置かれ、非常に早い段階から日本とはまったく異なる状況下で生活することにとても強い不安を覚えた結果早く日本に引き返したいとまで思いました。

そしてなによりも授業が始まると、自分の課題が色々と見えてきて完全に圧倒されてしまい授業が終わるたびに自分を責めるようになりました。
まず、やはり大きいのは自分の英語力。ブリティッシュアクセントに悩まされながらも日常会話で意思疎通はできますが、何よりも授業に追いついていくことがとても難しく打ちのめされてしまいました。私は元々日常会話では使わない変な難しい専門用語を覚えることが好きなので、毎週のリーディング課題で論文を読むことは特に苦労しなかったのですが、アカデミックな話題を英語でディスカッションすることが上手くでき無い状況に直面しました。そもそも、日本で勉強していなかったことを学部2年生レベルで学んでいる時点で周囲の人たちと圧倒的な基礎知識の差があることがかなり大きな問題なのですが(笑)頭の中で日本語で伝えたいことは何かしらあっても、ジェットコースター並みにペラペラと話す現地学生の会話を聞いていると内容も難しいがためにいつの間にか迷子になり、「何か言葉を発するのが怖い」「きっと何か言葉に出してもレベルが低すぎて理解してもらえない、おかしいと思われる」という思考に陥りました。自分があまりに引っ込み思案すぎて勇気も出ず結局何も発言できないまま授業が終わってしまうことが続き、部屋に戻ると全く変われない自分自身への嫌悪感に苛まれやる気がなくなって1人で落ち込んでいました。そんな流れで時間を潰してしまい、結局やらなければならないことも十分に終えられずまた自己肯定感が爆下がりという悪循環です。

こんな心理状況から脱しないと成長できないということは自覚していたので私が実践した3つのことを紹介したいと思います。

1つ目は「恥を捨てる」です。
私が思っていることを声に出すことに恐怖を感じてしまう理由をよく考えてみたら、自分がどう思われているのか、どう評価されているのか気にしすぎていることに気づきました。また、これだけ学習してきたのだから間違うことはよく無いことだとみなしていたことが怖いと思う原因になっていることにも気づきました。周りのネイティブの数人の友人にも心の内を明かし口を揃えて言われたのが時には勇気が必要だということです。
それから私は自分の完璧主義的な考えを捨てて周りの人たちにどう思われてもいいからありのままの自分で表現しようとすることにフォーカスするように常に心がけました。
ある授業のチュートリアルの時間、それまではディスカッションの時間になっても全く話の輪に入れないことが続いていたのですが思い切って周りの仲間に「授業に思うようについていけず困っている」と話しました。すると「母国語では無い言語で新しいこと勉強しているのだからきっと私たちの何倍も大変だよね、何か授業でわからない用語とかあったら手助けするからいつでも連絡して」と声をかけてくれました。
また、授業で先生にリーディングの内容について質問され文章を読んで出席したもののわからなかったので、正直に先生にも社会学の理論がうまく掴めないことに悩んでいることを伝えると個別で対応してもらうことができました。

私がこれらから学んだのは基本的なことですが自ずから伝えようとしなければ何も伝わらないということです。相手に察してもらい自分の気持ちをわかってもらおうとする自分がどこかにいたと思います。日本では空気を読んでわかってもらえることがあるかもしれませんがそれはどこでも通用するとは限りません。間違っても平気なのだからとりあえず伝えてみるという精神は非常に重要です。伝えようとすれば相手も分かろうとしてくれます。日本の大学で第二言語習得の授業をとっていた時に、不安によって第二言語の遂行や習得が阻害されるということを学びました。非母国語を発する際にミスをしても問題ない、と大きく構えることは言語力向上に則していると考えられると思います。実際、私も心もちを変えることでそれまでの緊張から解放され間違いをしないというわけではありませんがそれでも全く会話がしやすくなりました。

2つ目は「自分を信じて認めてあげる」です。
気持ちが沈んでいる時ほど、自己評価が下がって自分なりに頑張っていてもそれを受け止めることが難しいですよね。私は上記のように圧倒され自己肯定感が下がったことで自分が好きになれない嫌なところばかりを思い起こすような思考回路になっていました。こういう時ってよく思い起こすと、私は自分を相対的にしか見れなくなっています。 周りと自分を比べてしまうんです。
今学期1番好きだった授業の先生が最後の授業の時に試験に向けての勉強をするときのアドバイスとして生徒に「大切なのは他人と比べないこと。自分が考える達成度は人それぞれ違うのだから、自分なりのベストが尽くせることの方が大事」と声をかけていました。
私はこれを聞いた時に確かにそうだなぁと励まされました。追い込まれている時、私はついつい「周りは多分できているのに自分は」と思ったり、「本当にこれが私にできるのか」と考えたりしてしまいます。でも、自分を信じることができるのは自分だけ、他人の基準ではなく自分の基準で例え少しでも成長したことに感謝し認めてマインドフルになれるのも自分だけです。
そういうふうに考えるようにして最近気づいたのは自分は自分が想像しているよりも簡単に挫けたりしないし強いと言うこと。大変だと言いながらもなんだかんだやることはやりきって、そうすればそれに付随してそれなりの評価が周りからも得られていることに気付きました。Believing in the power within youが数えきれないほどの情報が溢れている世の中でも幸せに生きる秘訣の1つだと思います。

最後は「自分からポジティブエナジーを集めにいく」です。
何だよ!って感じですけど単純です。自分を明るく輝かせてくれることやものを自分から率先的に取捨選択するということです。
ネガティブな気持ちに閉じこもっていると、自分が好きだと思うことからも離れがちということはありませんか?私の場合はわりとそうでよく聞く音楽をあまり聞かなくなったり、何だか外に出るのがとても億劫になったりします。私は特に目先にやらなければならないことがいくつかあるだけで何だか落ち着かなくなって、そのことばかりに気を囚われてしまいうまく自分をいやしたりリラックスすることを忘れてしまうことがあります。そうすると勝手にだんだん自分を鼓舞してくれるポジティブなエナジーを与えてくれることからも離れていってしまうんです(笑)
だからこそそんな時は自分を客観視して意図的に自分をキラキラさせてくれることに引き寄せることが大切であると思います。少し高めのレストランに行って美味しいものを食べるのもよし!友達に相談して褒めてもらうのもよし!ショッピングへいって好きな洋服を買うのもよし!これは人それぞれかもしれませんが、とにかく自分をプラスな効果を与えてくれるチョイスを試してみるということです。
時にそれは今まで自分があまり経験したことがない挑戦的なことでもあるかもしれません。私は最近大学が主催するボランティア活動に参加して、ボタニカルガーデンの手入れのお手伝いをしました。久しぶりにボランティアをしたのですが、土壌に触れてレタスを植えるというエンゲージメントだけでなく、そこから生まれる一緒に活動する人たちとの会話も何だか心を温かくしてくれまた参加したいなという気持ちになりました。新しい何かを初めてみるのもQOLをあげることにつながるかもしれませんね!
逆に自分の負担になっていることは減らすということも必要かもしれません。特にこちらにきて感じるのは、自分が嫌だと思うことにはしっかりとNoということの大切さです。相手のことを考えすぎたり、周りに流されて決断しても最終的に自分が居心地が良いと思えず楽しむことができません。些細な選択でも人との付き合いでも私は以前よりも自分が自分らしくいられているかどうかをたまに振り返るようにしています。というのも、私は皆から好かれなきゃという考えをどこかに抱いていたことで、自分が快いと思えないことを続けていたことがあったからです。少々勇気を要する場面もあるかもしれませんが、思い切ることも大切な時があります。ありのままの自分でいいんです!完璧な人間なんてどこにもいないので!不完全な自分も大好きでいいんです!

私が今回綴ったことはとても基礎的なことかもしれないですが、そういうことほど実践することって難しいんですよね。きっと私だけではなく皆さんの多くもそう感じる経験があるのではないかなと思います。
こんな長々しく文章を書いて読みにくいし申し訳ないのですが、こうやって自分が経験してことを書き起こしてこれまで起きたことを咀嚼するのが自身のケアにもつながっています(笑)
これを読んで共感してくれたり、こんなこと自分もしてみようかな!なんて啓蒙のきっかけを与えることができていたりしたらとっても嬉しいです!

あと2週間ほどで2021年も終わり、年末に差し掛かってきましたね。クリスマスやお正月に向けて何か予定を立てていますか!?相変わらず寒いので(多分日本も)体に気をつけてほっこりしましょう。

ではでは次の記事で!良い一日を♪

伊緒

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