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人生の達人とは?

最近気づいたこと。

人生の達人とは、人生のすべてを楽しめる人では?

私は勉強やスポーツや専門技術など、いつも技術を身につける努力をしてきました。

他人と同じように世間の価値観に従い、効率良く生きることを考えていました。

人生の達人になる努力は全くしていませんでした。

人生の達人について考えるきっかけになった本は、『佐藤一斎「南洲手抄言志録101カ条」を読む』です。

先の見えない労苦にも耐えよ
 
一生を旅路とすればけわしい山もあれば平坦なところがあり、水の流れのゆるやかな場所かと思えば次は激流岩を噛む、こんなめぐり合わせは自然な命運だからさけたり逃げたりすることはできない。これは易経でも教えている道理である。
 したがってこの辺の事情をわきまえて与えられた境遇に安住しどんな所に住もうともむしろその変化を楽しむゆとりを持たなくてはならない。辛い立場に置かれた時逃れようとする姑息なことを考えたら達人の見識とは言えない。

106ページ

人生の達人について真剣に考えるようになった本は、「成功して不幸になるひとびと」です。

我々が良い人生を――『達人の人生を』――送るとしたら、その大部分は高原状態で過ごすことになるだろう。努力しているのに、ほとんど進歩していないように思われる期間を過ごすことになるだろう。

181ページ

人生は予想外のことがいろいろ起こります。

自分にとって都合の良いこと/悪いこと、好きなこと/嫌いなこと、それら人生の酸いも甘いも楽しむことができる人が人生の達人だと思います。

人生の達人になるのは簡単ではなく、心の鍛錬が必要だと思います。


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