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YouTubeでのコンテストは才能を発掘する ~Sing&Win 賞金歌手~

最近、Youtube上で『Sing&Win 賞金歌手』というカバーソングコンテストが始まった。
OSAKAのタニマチさんという経営者が企画し、現在、第1回を開催中。選定された10組が課題曲「最後の雨」カバー動画をアップしている。そして、発表後2週間の集計で、再生回数が1位となった優勝者には賞金が贈られる。

なぜ、私がこのコンテストを知ったかと言えば、シンガーソングライター畑中摩美さんがこのコンテストに参加していたからだ。

畑中摩美さんと言えば、2017年にASKAさんがYouTube上で開催した作詞作曲企画「君が、作詞作曲してみな!『ASKAのFellowsを、私が作ってみた』」で楽曲「The One」を発表し、多くの人々に支持を受けた実績がある。

私は、ASKAさんの企画を通じて、畑中摩美さんの存在を知り、その才能に衝撃を受けた。
もし畑中摩美さんがあの企画に参加していなかったら、私は、未だに彼女の存在を知らないままだったに違いない。

今の時代、シンガーソングライターやシンガーとして活動する場合、インターネット上で何らかのコンテストに参加して、自らの存在を発信することが重要になってきたのだ。

逆に言えば、大手音楽事務所のオーディションで見出されずとも、自らのネット発信で世間からメジャーアーティスト級の支持を得ることも可能なのだ。

今回、畑中摩美さんは、主催者側からの誘いがあって、主催者側の担当者が畑中摩美チャンネルの「パート・オブ・ユア・ワールド」カバー動画を称賛してくれたので参加を決めたのだという。

今回の畑中摩美さんの「最後の雨」カバー動画は、なんと画面を6分割して、メインボーカル、コーラス3人、ギター2人の計6人の役割を1人でこなしている。ひときわ目立つ構成だ。
コーラスの3人にもそれぞれ声を重ねているそうなので、実質は9人分の役割を1人でこなしたことになる。

メインボーカルを中心にそれぞれのパートも見事な出来栄えで、畑中摩美さんが意図したゴスペル風の名演に仕上がっている。
再生回数も既に7000回を超えていて、この動画によって畑中摩美さんを知る人も増えて、彼女の音楽がまた全国に広がっていくだろう。

そして、畑中摩美さん以外の9組も、質の高いカバー動画を発表している。
こういった新たな才能が発掘するコンテストは、音楽の振興や発展に多大な寄与をする。
埋もれてしまっては社会的な損失となってしまうようなアーティストを世に出す役割をきっと果たしていくはずだ。
『Sing&Win 賞金歌手』から、日本を代表するアーティストが現れてくれるのを期待したい。

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