マガジンのカバー画像

畑中摩美

18
シンガーソングライター畑中摩美さんに関する音楽レビューをまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

畑中摩美、初の全曲オリジナル曲YouTubeライブ開催に寄せて

畑中摩美、初の全曲オリジナル曲YouTubeライブ開催に寄せて

ついにYouTubeでシンガーソングライター畑中摩美の全曲オリジナル曲ライブが開催される。

4/19(金)20:00~

彼女は、これまでYouTubeで、多くの人々が知っているカバー曲の合間にオリジナル曲を織り交ぜるライブをしてきた。だが、全曲オリジナル曲ライブとなると、今回が記念すべきYouTube初。

私は、彼女の全曲オリジナルライブをずっと熱望してきた。
畑中摩美の魅力が最大限に発揮さ

もっとみる
別れから逆算して今の大切さを浮かび上がらせる名曲~畑中摩美「愛しい気持ち」レビュー~

別れから逆算して今の大切さを浮かび上がらせる名曲~畑中摩美「愛しい気持ち」レビュー~

人生に永遠はない。
頭では分かっていても、若い頃には全くと言っていいほど実感がなかった。
もしかしたら、人生は永遠に続くのではないか。そんな錯覚すらあった。

しかし、近頃は、人生の時間が有限だと思い知らされる出来事が続いている。
近しい同僚が定年退職や転職で別れることになったり。父が病気になったり。子どもの頃からテレビで観ていた芸能人がどんどんいなくなっていったり。
気が付けば自分もアラフィフだ

もっとみる
名曲「ハナミズキ」の二次創作配信プロジェクトが画期的!~名曲再拡散とアーティストの才能発掘~

名曲「ハナミズキ」の二次創作配信プロジェクトが画期的!~名曲再拡散とアーティストの才能発掘~

ここのところ、一青窈さんの名曲「ハナミズキ」のいろんなカバーがSNSでよく流れてくる。

TuneCore Japanと一青窈さんによる『Rework with』という「ハナミズキ」⼆次創作プロジェクトだ。
これが第1弾で、6/26~9/8までの受付期間で開催された。

この企画は、これまでの音楽著作権の概念を覆す、画期的なプロジェクトである。
TuneCore Japanから配布された楽曲パラデ

もっとみる
YouTubeでのコンテストは才能を発掘する ~Sing&Win 賞金歌手~

YouTubeでのコンテストは才能を発掘する ~Sing&Win 賞金歌手~

最近、Youtube上で『Sing&Win 賞金歌手』というカバーソングコンテストが始まった。
OSAKAのタニマチさんという経営者が企画し、現在、第1回を開催中。選定された10組が課題曲「最後の雨」カバー動画をアップしている。そして、発表後2週間の集計で、再生回数が1位となった優勝者には賞金が贈られる。

なぜ、私がこのコンテストを知ったかと言えば、シンガーソングライター畑中摩美さんがこのコンテ

もっとみる
祝5周年!『君が、作詞作曲してみな!』企画の意義を考察

祝5周年!『君が、作詞作曲してみな!』企画の意義を考察

2017年8月2日。ASKAが突如としてYouTubeで公開した『君が、作詞作曲してみな!』は、瞬く間に全国で話題となった。そして、400曲を超える楽曲が生まれた。

当時、ASKAの活動主体は、まだYouTubeとブログ程度だった。

2014年から事件、謹慎、誤認逮捕と負の連鎖が続いたASKA。そこからようやく抜け出したのは、2016年12月24日にYouTubeで名曲「FUKUOKA」を発表

もっとみる
畑中摩美のあいみょんカバー曲「君はロックを聴かない」を聴いて「君」が誰かを考えてみた

畑中摩美のあいみょんカバー曲「君はロックを聴かない」を聴いて「君」が誰かを考えてみた

「最近、めっきり音楽を聴かなくなったんだよね」
子ども2人を育てる知人がそう言っていた。
日々の生活に追われて、音楽を聴いている時間がとれないのだという。

衣食住と違って、音楽は、なくても生きてはいける。
「最近、めっきり食べ物を食べなくなったんだよね」
と、言う人はいない。食べなければ生きていくのは不可能だから。

衣食住以外の芸術やスポーツ、テレビやスマホ、パソコン、本なんかも、生きることだ

もっとみる
祝!シンガーソングライター畑中摩美さんデビュー20周年特別企画!

祝!シンガーソングライター畑中摩美さんデビュー20周年特別企画!

2019年12月1日は、ASKAさんの「Fellows」作詞作曲企画でおなじみ、畑中摩美さんのデビュー20周年記念日です。
なので、今日は、シンガーソングライター畑中摩美さん特集をさせていただきます。

ASKAさんが2017年にYouTube上で開催した「Fellows」作詞作曲企画は、私にとってこの10年で最も大きな衝撃だったと言っても過言ではありません。

中でも最大の衝撃は、畑中摩美さんが

もっとみる
ミュージックビデオ論 ~ミュージックビデオには、4つのタイプがある~

ミュージックビデオ論 ~ミュージックビデオには、4つのタイプがある~

最近は、頻繁にミュージックビデオを観るようになった。

いろいろ観ていると、いくつかのパターンに分かれていることに気づく。

 ①アーティストの歌唱や演奏シーンに焦点を当てた映像作品

 ②アーティストの踊りやパフォーマンスに焦点を当てた映像作品

 ③楽曲のストーリーに沿った映像作品

 ④楽曲のストーリーとは別のストーリーを描く映像作品

大まかに分類すると、この4パターンになる。組み合わせて

もっとみる
名曲に新たな命を吹き込む ~畑中摩美「壊れかけのRadio」~

名曲に新たな命を吹き込む ~畑中摩美「壊れかけのRadio」~

名曲は、歌い継がれて何度も生まれ変わる。

畑中摩美がカバーした「壊れかけのRadio」を聴きながら、名曲が永遠である理由を実感した。

「壊れかけのRadio」は、徳永英明が制作して歌い、1990年に大ヒットした。
今でも徳永英明と言えば、「壊れかけのRadio」と答える人がほとんどだろう。

本人もずっと歌い続けているほか、数々のシンガーがこの楽曲をカバーし、歌い継いできた。

そして、発売か

もっとみる
CHAGE and ASKA「On Your Mark」MVを参考に、畑中摩美「はじまりの桜」MVを作ってみた

CHAGE and ASKA「On Your Mark」MVを参考に、畑中摩美「はじまりの桜」MVを作ってみた

今回は、畑中摩美さんが今年noteで発売した「はじまりの桜」という曲が好きすぎて、その音楽の世界を動画にしてみました。

畑中摩美「はじまりの桜」MV (Short ver.)

「はじまりの桜」フルバージョン音源は、畑中摩美さんのnoteにて好評発売中です。

note 畑中摩美「はじまりの桜」配信スタート!!

ゴールデンウィークに初めてYouTube動画を作ってから、動画の魅力に取りつかれつ

もっとみる
ASKA「FUKUOKA」を参考に、畑中摩美YouTube動画を作ってみた

ASKA「FUKUOKA」を参考に、畑中摩美YouTube動画を作ってみた

今年のゴールデンウィークは、2つの時代を超えるだけに、私も、何か新しいことをやりたい、と思い、ついにYouTube動画に取り組みました。

そして、ASKAさんのFellows作詞作曲企画でおなじみ、シンガーソングライター畑中摩美さんのYouTube動画を制作させていただきました。
以前、畑中摩美さんがnoteにアップした音源に、写真のスライドと字幕を付けて完成させました。ご本人公認動画です。

もっとみる
畑中摩美「はじまりの桜」レビュー ~散る桜に希望を感じる平成最後の

桜の名曲~

畑中摩美「はじまりの桜」レビュー ~散る桜に希望を感じる平成最後の 桜の名曲~

日本人は、桜が大好きだ。
平成の時代、桜をテーマにした様々な楽曲がヒットした。
森山直太朗「さくら(独唱)」、宇多田ヒカル「SAKURAドロップス」、福山雅治「桜坂」、コブクロ「桜」、ケツメイシ「さくら」、いきものがかり「SAKURA」、河口恭吾「桜」など。

そして、2019年4月9日、noteで配信発売となった畑中摩美の「はじまりの桜」は、平成最後の桜の名曲だ。

「はじまりの桜」は、畑中摩美

もっとみる

畑中摩美「もってるものでやるしかないじゃん」レビュー ~あきらめの境地と自分らしさの鍛錬~

 畑中摩美の「もってるものでやるしかないじゃん」は、自分がどう生きるべきかを考えさせられる歌だ。
 最近の私の座右の銘になっていると言っても過言ではない。

 人は、誰しも輝かしい才能に憧れを抱く。
 たとえば、野球をやっている人の多くは、大谷翔平に憧れを。テニスをやっている人の多くは、大坂なおみに憧れを抱く。

 私も、ソフトボールをやっていた子供の頃、落合博満に憧れを抱き、あんな選手になりたい

もっとみる

畑中摩美の新曲「あきらめない」レビュー ~大都会東京の光と影~

 シンガーソングライター畑中摩美がnoteで先月発表した新曲「あきらめない」を聴いていて、学生時代に上京した知人を思い出した。

畑中摩美「あきらめない」

 その知人は、私の高校の同級生で、東京の大学に入って地方から上京し、そのまま東京の会社に就職した。
 私は、ずっと地方暮らし。旅行や出張で東京に行ったのはたったの5回だけなのだが、知人は、ずっと東京に住み続けている。

 その知人が就職して数

もっとみる