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音楽レビューの究極の時短

働き方改革の大号令の下、時短効率化を旗印に、業務内容の見直し考え方の改良がおこなわれてまいりました。

そしてこれは、今や仕事だけにとどまらず、様々な領域に適用されるようになってまいりました。家事勉強はもちろん、休みの日に能動的に行うような趣味の世界までも、時短や効率化の動きが見られるようになりました。共働き世代の増加や、趣味の多様化など、様々な原因は考えられますが、やりたい事にかかる時間自由に使える時間乖離があることは間違いありません。

それは私にとっても例外ではありません。ゲームもしたいし、プログラムも組みたいし、になりたいし、ベットから出たくない私にとって、自由時間というのは大変貴重なものでして、各々のやりたい事を効率化することは、全てを楽しむために必要な事なんですね。


そこで思ったんですよ。

音楽の紹介記事、音楽聞かずに書けば究極の時短になるんやないか。と。


このnoteですが、嬉しいことに毎日読んでくださる方もいらっしゃるようになりました。面白いと思うかどうかは人それぞれですけど、面白いと思ってくれている人が一人でもいて、その人が楽しみにしてくれている以上、発信側としても真摯に向き合う必要があるのはもちろんのことです。ですから、プロット~校閲までの過程ってのは、効率化するとか言う以前のモノやとは思ってるんですよ。

ただ、着想検証の部分については、その限りじゃないと思うんですよね。着想を深堀すればするほど、記事が深みを増すとは漠然と思います。ですが、最終的にアウトプットされるのは記事なわけですから、そこに行きつくまでの過程というのは、見えない訳ですよ。仮に検証に全く時間を使わなかったとしても、アウトプットが完璧であれば周りの人はその記事に、感動をする訳ですよ。

だったら、音楽紹介記事でも同じじゃないですか。究極の時短は「作業の削除」ですから、作業そのものを無くしてしまえば、その分の時間は浮くわけです。加えて私には、たくさんの音楽を聴き、音楽の紹介をしてきた、これまでの経験はございます。その経験を生かすことで、音楽を聞かない音楽レビューという、究極の時短達成できるのではないかと思ったんですよね。

そこで究極の時短記事音楽を聴かない音楽レビューをやってみたいと思いますよ。アーティスト名曲名ジャンル文字情報だけで、そのアーティスト紹介をして行きたいと思います。私自身聞いたことのない、イメージのわかないアーティストをピックアップして、そのアーティストを紹介してみたいと思います。


では早速、今回紹介させていただくアーティストは。

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Hello Sleepwalkersさんでございます。


Hello Sleepwalkersさんでございます…


Hello Sleepwalkersさんでございます…?


こんにちは、おやすみ歩行者…?

バンド名なの...?曲名なの...?



もう一抹の不安はよぎっておりますが、今回はこのバンドのバンド名曲名ジャンルだけで楽曲を予想を続けます。この紹介を成功させ、究極の時短を図ることで、私は横になる時間を確保


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どんぐりバスター!?!?!?

出身地沖縄!?!?!?

ジャンル……ロック!!!!!

情報量が多い癖に、ジャンルだけ喋ってないのと一緒なんよ!!!

ジャンルのロックは、「なにたべたい?」「なんでもいい。」より投げやりなんよ!!!!




ちょっと余分に情報を見てしまいましたが、とりあえず。


本日紹介したいのは、ロックバンドHello Sleepwalkersから。


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午夜の待ち合わせというでございます。


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まずこのバンドなんですけど、沖縄出身の5人組バンドでしてね、沖縄サウンドルーツを持ちつつも、今風のオシャレさを兼ね備えた、バンドなんですよ。それこそHYのような感じといえば、雰囲気としては伝わるでしょうか。しっとりした曲調の中に、どこか沖縄の空気感を感じる楽曲で、落ち着いた空気を感じるバンドなんですわ。

さらにこの曲、午夜の待ち合わせという曲がこれまたいい曲でしてね。今でいうチル系というんでしょうか、ゆったりした夜にぴったりなんですよ。

まずこの曲はギターのアルペジオから始まる前奏に、キーボードが乗っかりベースドラムが入ってきて、夜の済んだ空気感楽器隊が作って曲が始まるんですね。そして一旦静かになる楽器隊の間から抜けてくる、ボーカルの澄んだ声が飛び込んできたかと思うと、ゆったりした空気感のままAメロBメロと曲としては展開早く進んでいく。この流れもとても気持ちいいんですね。

そしてサビへの展開も、今流行りのキメキメバチバチというより、ぬるっと入っていくような曲調で、ゆったりした夜ぴったりの一曲なんですよ。

沖縄の空気感に、今風のチルの流れを加えた、とてもゆったりできる一曲を、ぜひとも皆さん聞いてみてはいかがでしょうか。

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っと書いてみました。

まぁバンド名Hello Sleepwalkersで、午夜の待ち合わせですから、ゆったりした曲ってのは間違いないでしょう。となればアルペジオ始まりで、楽器が盛り上げる前奏が落ち着いて、クリーンボーカルかまして、ぬるっとサビに入る展開。たぶんこんな感じやと思うんですね。

音楽を聴いていないとは思えない、聞いたかのようなレビューに仕上がったと、思うんですよ。


さて、今回は答え合わせをしてみます。

最終的には全く音楽を聞かなくても、レビューを書いて投稿する日が来るに違いありませんが、今回は初見ですから、このレビューがどれほど正確かを、自分の耳で確かめうぬぼれてやりたいと思いますよ。


そして早速曲をスタートさせると、まず聞こえてくるのはぎゃんぎゃんにひずませたギター打ち込みフェードインです。


ぎゃんぎゃんにひずませたギターと打ち込みのフェードイン...?


そして、マンウィズのWELCOME TO THE NEWWORLD彷彿とさせる様な、低音の響くハードコアなベースメロに、ギターの主旋律のリフが乗り、重低音のかっこよさが耳を貫きます。


ハードコアな...ベースメロ...?

重低音の...かっこよさ...?


そしてハードコア前奏助走にして、ボーカルが入り、が始まります。


弾丸込めた小銃を
僕は片手に持っている

ー午夜の待ち合わせ【Hello Sleepwalkers】



どこが、チル系やねん!!

鬼カッコええやんけ!!バチくそノリのいいアニソン曲やんけ!!


沖縄の空気感に、今風のチルの流れを加えた、とてもゆったりできる一曲
ー音楽レビューの究極の時短【犬井ワン】


笑わせよるわ!

血沸き肉踊る、爆上げ鬼かっこいいロックナンバーやないか!!




というわけで。音楽を聞かない音楽レビューという究極の時短プロジェクトは、しっかり失敗に終わりました。

残ったのは、稚拙すぎる自分を憂う悲しさと、プレイリストエンドレスリピートされている、Hello Sleepwalkersかっこよさだけでございます。


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