ドラクエ7が尖り過ぎている
僕はレトロゲームが大好きなんですよ。レトロといっても、プレステとか64とかその時代なんですが、そこらへんの時代のゲームを今でもかき集めてやってるんですよね。
せっかくやからなんか紹介したいなぁと思うんですがね、いろんなジャンルの中でもRPGがストーリーもあって思い出深いものが多いんですよね。
RPGでいうと、僕的三大RPGゲームがあるんですよ。
1つは、プレステのプチプレミアゲーム「ムーン」
2つ目は、賛否両論が凄くクソゲーとも言われてしまう、「ラジアータストーリーズ」
そして3つ目が
ドラクエ7なんですよね。
このドラクエ7ですけど、すんごいゲームなんですよ。
3DSでもリメイクされてるらしいんですけど、なんてったってこのゲーム。
クッソ長くて、まぁー陰鬱。
リメイク版はマシらしいんですが、プレイしたプレステ版はワープ機能がイマイチで、クリアまでに200時間以上かかりますからね。んでまたストーリーが暗いんですね。
いろんな時代を旅していくので、それぞれにストーリーはあるんですけど、全部まぁなかなかのストーリーなんですよ。例えば1つの時代では、悪魔に呪いをかけられて町の全員が石にされてしまったところに行くんですね。
その町にはおじいさんが1人だけいて、「わしは旅をしていて助かったが戻ってきたらみんなが石になっていた...」と絶望を語るんですよね。んでその町に泊まると、夜になるとどこかしらから泣き声が聞こえてきて、石にされた人々がどんな思いで今まで過ごしてきたかを、毎日夢で見るようになります。
裕福では無いが幸せな暮らしを送る親子が、黒い雨にあたり石になる。
町の人一人一人にストーリーがあって、もう気分は暗くなってしまいます。
するとある日、おじいさんが、「天使の涙という水をかければ呪いが解けると聞いたことがある...」って言うのをききます。そうなると、こっちは必死になって天使の涙を取りに向かいますよね。
必至にレベルを上げ、やっとのことでボスにたどり着きます。
そこで何度も倒れながらも、やっとの思いでボスを倒し、主人公は天使の涙を手に入れることに成功します。町にかかった呪いが解けて、かかっていた霧が晴れる訳です。
でもどうでしょう。
石になった住民は、風化が酷すぎて助けられないんですよね。
すごいでしょ?これが序盤ですからね。
ただこんな陰鬱なストーリーが続く中で、ストーリーを進めるうちに自分の存在意義を考え出すんですよ。
石の町のように、頑張ってもどうにもできない絶望感を持たされることもあるんですがね、頑張って助けられる人もたくさんいて、この成功、感謝される喜びってのが挫折があるからこそ没入して感じられるんですよ。
それで大筋のストーリーも大変練られていて、いろんな時代の町々を救う意味は何かが次第にわかってきて、はじめの話がさまざまな伏線として回収されていく感じも、気持ちよくて感動できる話なんですよね。
最後のムービーまで行き着いた時、多分ほぼ全員「うぉぉぉぉぉぉ!!」と唸りたくなるでしょう。
良ければ皆様も、一度プレイしていただきたい一作でございます。
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