神回の2021年KOC優勝!空気階段のおすすめ動画
昨日のキングオブコント、しびれましたね。ミルクボーイが優勝した、2019年のM-1と、同じような感動がある大会でしたよ。レベルが高いなんてもんやなかったですよ。
男性ブランコをみて「ダークホース枠で大ハネして、負けるわけがない」と思えば、ザ・マミィに「まじかよ…なんやこれ…」と馬鹿みたいに笑い、「ダークホース枠がこれだけ跳ねたら、苦しいな…」と思ってみてると、空気階段が歴代最高点を出すっていう、マジでえぐ過ぎる大会でしたよ。今回のファイナリストは、全組が年が違えば優勝できてたクオリティだったんですわ。軒並み全出場者が90点以上の点数をたたき出すって、異常ですからね。
しかもそんな中で優勝した空気階段が、納得できない人は居ないんじゃないかと思うほど、完膚なきまで面白いネタやったでしょ。人気者って、知名度票とか、事務所の力とか、テレビ局の陰謀とか、色んなやっかみを言われがちですけど、今回の大会に関しては誰も文句はないネタやったやないですか。このクオリティーが高すぎる大会で、さらに頭一つ抜きに出るって、ありえない事ですよ。
しかも空気階段については、結構応援もしておりました。過去、「なんやかんや面白い おすすめ第七世代」という記事を書かしてもらいましたが、その際紹介させていただいたのも、蛙亭/ザ・マミィ/空気階段の三組だったくらいですからね。Youtubeも上がってる動画は一応すべてチェックしたくらいは、好きな芸人さんなんですわ。
そこで本日は、空気階段のおすすめネタとして、3つのネタを紹介します。今まで見た中で印象に残っている、個人的に好きなネタを、紹介していきたいと思います。
1.電車のおじさん
多分、テレビに出だしたのはこのネタがきっかけだと思います。電車のおじさんのコントでございます。
このコント、空気階段が得意とするモグラのクレイジーなおじさんというキャラに加えて、最近流行りの人を傷つけない笑いというのが綺麗にマッチして、始めてみた時めちゃくちゃ笑ったのを覚えております。
加えて、今回のKOC1本目も同じですが、空気階段って「この人がこういうことを言ったら面白いだろうな」っていうセンスが爆裂に凄いんですよ。このネタも、「電車の変なおじさん」がこんなことを言ったら面白いというのを深堀して、設定とキャラを乗せて最高のネタに仕上げてるんですよ。
見たら思い出す人も多いと思うネタですが、何度見ても笑える最高のコントでございます。
2.クローゼット
これも、テレビでピックアップされだしたころからよくやっていたように思うコントです。クローゼットでございます。
このネタは、どちらか言うと大喜利系のネタなんですよ。不倫をしている男が、クローゼットで出会った男に、いろいろな魔法をかけられてしまうっていう展開で進んでいくんですけど、そのクオリティーがまぁー高いんですよ。一つ一つの破壊力が恐ろしく高いんですよね。
それこそ他のネタでいうと「ゆうえんち」とかは、大喜利コントの傑作やないですか。「アホアホ犯罪者が起こした事件名とは?」って言う大喜利を一本のネタにしたのが「ゆうえんち」なんですね。テロップとかも出るので、こちらは解りやすく大喜利をしているとわかるかと思います。
そしてこのクローゼットは、ゆうえんちのネタの大喜利的な部分から、さらに展開やストーリー性を付けて、キャラを乗せてコントにしているという、空気階段の詰め合わせのようなコントなんですよ。1本で2度も3度も楽しめるネタになってるんですよ。
個人的には、まずはキャラ目線で見ていただいて、次に一つずつのボケのクオリティを楽しむという、二回楽しんで欲しいと思えるようなネタでございます。見たことあるという方も、「大喜利」的な目線で見て見て欲しい、一本でございます。
3.焼きそば
俺はテレビで見たことは無いんですが、最近上がった動画でみて「めちゃくちゃ面白いな」と思ったのがこの焼きそばでございます。このネタの好きなところって言うのは一点。キャラに頼らなくても、しっかり笑えるってところなんですよね。
空気階段といえば、しゃべり方がヤバい変なおじさんであったり、サイコパスであったり、キャラが立ってるコントが印象的やと思うんですよ。しゃべり方がヤバいおじさんは言わずもがなですが、さっきのゆうえんちやリコーダーのような水田がヤバい変態のキャラでコントを進めるネタって言うのも、結構あるんですよ。
キャラづくりが上手いことから、コントのイメージもキャラで進めるイメージが強い二人ですが、そこらのキャラ芸人とは違うという、自肩の強さを見せつけているのが、この焼きそばのコントなんですよね。このネタは、お笑いのネタですから、もちろん設定は変わったことをしてぶっ飛んだ内容になっておりますが、キャラの強さよりもネタの強さを感じるコントになってるんですよね。
畳みかけるボケも面白く、王道漫才を見る時の様に、安心して笑えるコントでございます。是非皆様も、一度見てみていただきたいネタでございます。
空気階段の優勝は、テレビを見ながら本当に震える思いでございました。この糞忙しいスケジュールの中で、これほどのクオリティのネタをどうやって仕上げたのか。本当に血のにじむという言葉では薄っぺらいくらいの努力をしたことは、想像に容易いですわね。
あの伝説回のKOCを優勝した二人ですから、バイきんぐのような売れ方をすることも予想されます。
今こそ彼らの努力の結晶であるネタたちを見て、笑って拍手してみませんか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?