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〈きびのプロボノ〉保護猫活動団体・活動家さんの広報物などを無償でデザインします

こんにちは、漫画家でイラストレーターで、ひっそりグラフィックデザインもやってるきびのあやとらです。最近1億回目くらいのダイエットをはじめました。

今日から新年度ということで、仕事とは別で力を入れていきたい活動についてお話しさせてください。

普段目次は表示しないのですが、この記事で一番言いたいのは3章の「広まれ!ポスターボランティア」なので、忙しい方は是非こちらから読んでください。


デザインのプロボノ

グラフィックデザイナー歴16年目に廃業宣言して間も無く、まさかのグラフィックデザインの連載を持たせてもらうというアメイジングな体験をしたのですが(詳しくは以下の記事で)、新規のご依頼は積極的にお受けしていないのが現状です。

デザインのスキルだったり発想だったりは腐るものではなく、基礎的な部分は永遠に応用できると思っているので、メディア連載をする上で現役である必要はないという考えなのですが(発信する上で私自身も毎回学び直しできるのは本当にありがたいし面白い)、やはり16年の月日を思うと持ち腐れの心配よりも何か有効に役立てられないものかという気持ちが勝り。


ならば。ず〜〜〜〜〜っと再開したかった保護猫活動(※)をデザインでサポートするのはどうかと。
(※野良猫の保護、里親探しなどをすること)
そうだアレだ、グッドワイフ(めちゃおもしろ海外リーガルドラマ)で良く聞いたプロボノだ。アレやろう!と。

プロボノ(pro bono)とは、仕事で培ったスキルや経験を生かして取り組む社会貢献活動のこと。基本ボランティア(無償)。

そんなわけで始めたのがこちら。
かつて大枚叩いて入会して全く利用しなかったウェブデザインのオンラインスクール(それについてのnoteもあります)在学中に作ったアカウントをまんま利用しました。


「プロのスピード」を無償で提供

猫の手じゃちょっと可愛すぎるので、ぼてっとデカいトラの手にしました。
こちらに書いている通り、プロのデザイナーがオシャレ〜な広報物作りまっせ!というものではありません。とにかく忙しい保護団体さん・活動家さんのお手を煩わすよりもプロがパパッと作りますよというものです。
A4チラシなら30分もかからず出来るので(私はこういう時ガンガンcanva使います)素人さんが慣れない作業に数時間かけるよりずっと効率的です。

広報物のデザインを私が請け負うことで、猫たちのお世話・保護(捕獲)・通院・譲渡会開催・譲渡の手続き・経理などに時間を使って頂けるので、間接的に保護猫のボランティア活動をしていることになり私としてはハッピーでしかないというわけです。

先日たくさん読んでいただいたこちらの「卒園アルバム制作記」の冒頭で「私やります。プロなんで」と言ってしまったのもほぼ同じ心理で、チャチャっとできる人がチャチャっと終わらせればみんなハッピーやんけというのが根底としてあります。

もしかしたら私は側から見て「何かと厄介ごとを抱え込む人」に映っている可能性もありますが、私としては「なんか無意味な時間を生みださずに済んで良かった〜」とホッとしてるわけなんですよね。変態なんですかね。


広まれ!ポスターボランティア(忙しい人はここから読んでください)

とまあ以上がプロボノを始めた理由なんですが、それよりもとある個人の保護猫活動家さんが考案したポスターボランティアのことを知っていただきたく、この記事を書いたのもほぼその周知のためなのです。
(そのくせ前振り長くてすみません)

その団体さんとは茂庭台にゃんこ〜おうち見つけ隊〜さん。

昨年末「譲渡会開催が決まったけど、チラシってどう作ったらいいの…?誰か助けて〜!」とツイートされているのをめざとく見つけ「私できますやらせてください」とお声がけして以来、毎月譲渡会の告知チラシをデザインさせてもらっています。

日中お仕事をされながらお一人で運営されているため、広報物の制作を私が引き受けてもまだまだ時間が足りず…そんな中代表者様が思いついたのがポスターボランティア。

まず、sns上にA4サイズにプリント可能なデータをアップして拡散。
譲渡会開催地(宮城県仙台市)在住で、賛同してくれた方に以下をお願いする。

  1. ポスターをプリントアウト

  2. 貼り出し(自身の所有地または許可の取れた場所)

  3. 開催終了後、ポスターをはがす



バズらなくても広がる、新しい発信のカタチ(こちらの画像はご自由にお使い頂けます)


これの素晴らしいところは第一に、snsをやっていない層や近隣住民に直接譲渡会開催を報せることができること。第二に、ポスターをプリントアウトして貼るだけでボランティアに参加することができること。

sns上でどれだけバズろうが行ける距離にいる人に届かなくては意味がない(もちろんバズることで潜在層を掘り出せるけど)。でもこのやり方なら、行けないけど応援したい人は拡散、近隣に住んでるけど何か手伝いたい人はポスターボランティア、行ける人は行く&猫を家族に迎える(最高)といった感じで何かしらアクションに繋げることができる。
完璧に流れが出来上がっているので、すでに各所で実施されているシステムなのかと思いきや、代表者様があまりの時間の無さから思いついたアイデアだそうで。笑 

是非全国的に広まって定着して欲しいんでご紹介しても良いですか?と聞いたところ、快くオッケーくださったので、よければきびの作「ポスターボランティアとは?」画像もご自由にお使いくださいませ(クレジット不要。改変不可)


拡散お願いします!

そんなわけで。
この記事を読んで「へー良いやん!」と思ってくださった方はぜひガンガン拡散してください。特に!プリンターを所有しているデザイナーさんとかネットプリントがんがん使ってるクリエイターさん!次はあなたの街でポスターボランティアが募られるかもしれません。

茂庭台にゃんこさんのポストも是非!

ちなみにきびののデザインプロボノ「toranote(トラノテ)」も随時ご依頼募集中です。通常のお仕事優先になるためお待たせしてしまうこともあるのですが「⚪︎日の譲渡会告知をしたいのに全く手がつけられない😭」なんてお困りの方、ご相談だけでもどうぞ。ご利用条件はこちらのポストでご確認ください(上に貼ったのと同じです)。


ご依頼・お問い合わせは、きびのの各種snsのDM、noteのきびのホームの一番下〝クリエイターへのお問い合わせ〟からどうぞ。見落としの可能性があるのでコメントからのご依頼はお控えください。


以上です。
今はめちゃくちゃ遠回しで間接的なやり方しかできませんが、私の残りの人生はなるべくこの世に生きとし生ける猫たちのために使いたいなと思っており。小さな小さな第一歩を応援していただければ幸いです。

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