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【エニアグラム】ウイングのタイプが好きなこともちょっとガチでやってみると良いかも説

エニアグラムに関する記事です。

最近読んでる本のなかで、ノーベル賞を受賞したり大きな功績をあげている科学者は、そうでない科学者に比べて芸術や創作活動にも熱心に勤む人がとても多かったという内容がありました。

これはエニアグラムでタイプ5の人が、タイプ4的な活動にも熱心に取り組んだところ、タイプ5的な本業にもプラスになったという事例に思えます。

そこで今回は、タイプを活かした日常を過ごしている人が、自分のウイングのタイプが好みそうな活動も熱心に取り組むことで大きなプラスになるのではという推測を元に記事を書いて見ました。

注意点

・あくまで仮説なので読み物として閲覧してもらえたら幸いです。

タイプ1(完璧主義者)

このタイプの人の適職は何をするかよりも、指示系統や組織体系がキッチリとした職場であることが大切かと思います。

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タイプ9の趣味は自然散策、動物との触れ合い、瞑想やスピリチュアルなものが挙げられます。

これらの趣味は社会で求められる「すべきこと」「あるべき姿」とは違い「ありのまま」を大切にする視点が磨かれます。

こうした取り組みを日常に取り入れることで、周囲の人に対する許容度が高まり、結果としてタイプ1の出世願望や達成意欲を快適に満たすことに繋がるかもしれません。

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タイプ2は他人や周囲の助けになることに惹かれます。家族やパートナーのために料理をしたり、何か相談に乗ったり、会話を通じて心の育みを感じられる時間に充実感を覚えます。

こうした取り組みもタイプ1が意識的に行うことにより、完璧主義で他者に厳しく神経質になるのを予防できるかもしれません。また周囲の人に規範ではなく善意を通じて貢献し、それが自分の助けにもなることを学ぶ良い機会になるかと思います。

タイプ2(献身家)

タイプ2の適職は看護師や介護士などのサービス業や、人事や新人育成など「ヒト」に関わるものが多いです。

アダムグラントのGIVE&TAKEでは「得するギバー」と「損するギバー」の格差について語られています。この得するギバーと損するギバーの差は、タイプ2の場合ウイングに重きを置けば解消できるのではないかと思います。

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タイプ1が好む活動は、自分の得意分野のスキルを誰かに教えることが挙げられます。またボランティア活動や社会的に意義のあるコミュニティへの関与も熱中しそうです。

タイプ2の人がこうした活動にも精を出すことで、意義があまりに少ない自己犠牲的な奉仕を抑制することに繋がりそうです。それをすることで個人にとって、社会にとってどういう価値があるのかを鑑みることができるからです。

また、道理にかなっているなら少し厳しいことも言わなきゃいけない事が巷には沢山ありますが、その際の振る舞いもタイプ1的な経験を通じて学ぶことができると思います。

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タイプ3の好むアクティビティはいわゆる意識高いと言われる人が好きそうなことです。スポーツだったり読書だったりオンラインの勉強会だったり、恐らく世間的に肯定的な印象を持たれるものが多いのではないでしょうか。

こうした趣味を通じて得た気づきや繋がりは、あの手この手で同情を引くのに長けたテイカー気質の人間を遠ざけることができます。

タイプ2の人がこうしたタイプ3の活動に取り組むことで「両者にとってプラスになる献身」と「両者もしくはこちらがマイナスになる献身」の分別が養われるのかと思います。

タイプ3(達成者)

ひと昔前に流行ってた俺の1日ネタはまさにタイプ3の理想像的なものではないでしょうか笑

努力を重ねて成功、勝利、賞賛を得ることに熱心なのがタイプ3になります。

適職もステータスの高い仕事や華やかな仕事、各業界の上流工程や経営に近いポジションが多いです。組織で活躍して上に登っていく才覚があり本人もそれを望む傾向があるからです。

ここではスマートなエリートサラリーマンみたいな人物像を軸に書きます。

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ややもすると戦略的、生産的なことに前のめりになるタイプ3が、タイプ2的なアクティビティに力を入れることで、仕事で様々なポジションを任されたときに柔軟性を持って取り組むことができます。

具体的には、仕事とは無関係の人達のあまり立派とは言えないような愚痴や相談事を傾聴したり、生産性を意識せずに人の助けになる活動をすることでしょうか。

仕事熱心で優秀なタイプ3の人でも、プロジェクトによっては能力の低いメンバー、意欲の低いメンバー達と仕事をしなければならない機会も出てきます。

そんな時にタイプ2的な、利害に捉われず分け隔てなく人と接するマインドを持てば、普段の仕事振りもさらに肯定的に見られ、より大きな仕事を任せてもらえるかも知れません。

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単に評価されている芸術作品を嗜むだけではタイプ3のスノビッシュな面を助長してしまうだけかも知れません。

しかし実際に芸術分野の創作に勤しむことによって、ビジネス社会においては決しては優秀とは言えない繊細な人達が素晴らしい作品を生み出していることを学ぶことができる可能性があります。

もちろん自身に芸術分野の才覚があれば、マーケティングをするかのように自分の作品を世に広める機会を創出できるでしょう。

ビジネス面でも裁量が多い仕事であれば、ただ判を押しただけのようなアイデアよりも適度に独創性を持っていた方が評価される場合も多いです。その際においてもタイプ4の創造的な感性を活かせるでしょう。

タイプ4(芸術家)

オンリーワンの個性を求める独創的なタイプ。適職はクリエイティビティが高い分野になります。ここでは何らかの創作活動をしている人にフォーカスをして書いてみます。

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たわいもない社交や付き合いに億劫なタイプ4の人は多いと思います。

そこでタイプ3が好みそうな自己成長的ワークを意図的に取り入れることで、他者に対して物怖じすることが減り、自分の作品を広める機会に繋げられるかも知れません。

また世間的に評価されるものが好きなタイプ3の感性を鍛えることで、自分の作品が社会的に評価されるにはどうすれば良いかを鑑みることもできます。

タイプ3は良いものを発信するのが好きなので、もし同じ活動を通じて繋がりを増やせれば、今後の創作活動にとってもプラスになるかも知れません。

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タイプ5の趣味にありがちなのはパズル、ボードゲーム、カードゲームなどでしょうか。

芸術分野の創作に勤しむタイプ4の人が、タイプ5のこうした知的で戦略的なものに熱中することで、他の創作者とは別の視点を用いた創作ができるかも知れません。

例えば小説を書くにあたって論理学は学んでおいて損はありません。フィボナッチ数列を活かした絵画やデザインはたくさんあります。音楽理論だって簡単な数学のパズルのようなところがあります。

このように感性や創造力に長けた人が、合理的な理論や思考法を養うことで一花咲かせる力になるかも知れません。

タイプ5(研究者)

一番分かりやすく頭で考えることに重きを置いた人ですね。

科学者、研究者、プログラマー、大学教授といった職業がステレオタイプのイメージかと思います。

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この記事を書いたきっかけになったタイプです。詳細は冒頭にて紹介させて頂きました。

地動説で有名な天文学者のガリレオは絵を描くことにも熱心だったそうです。

彼は絵を描く上で、影を書き立体感を出す明暗法という技術を習得していました。

その経験を活かして、月を望遠鏡で見たときに映る黒い斑点は影であり、月の表面は平らではなく大きな山々が立ち並んでいるという着想を得ることができました。

ガリレオが何のタイプかは知りませんが、このエピソードは科学者のタイプ5がタイプ4の活動に取り組むことによって「直感→証明→さらに高い次元の直感→証明」という正のスパイラルを作ることができた一例かと思います。

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タイプ6の、見栄を張らず肩肘張らず、かといって怠惰になり過ぎないバランス感覚をタイプ5が身につけることで、タイプ5が得た専門的な知識を一般化することに役立てられるかと思います。

タイプ6はそのコミュニティや属性によって趣味や娯楽が全然違うような気がします。スポーツ好きな人はフットサルとかで楽しい時間を過ごすのが好き、オタク系の人は好きなアニメやゲームの話で盛り上がるのが好き、というように。

要するに何をするかよりも、共通の興味関心でシンパシーを感じるゆるい空気感が好きなのかなと思います。

タイプ5の人が自分の興味関心のあるコミュニティを通じてタイプ6的なコミュニケーションに自信が持てるようになれば、例えば○○系YouTuberやブロガーとか、知識を活かしつつ一般ウケの良い発信が出来るようになるかも知れません。

つまり自分の好きな分野で、肩肘張らずにゆるく人と関われるコミュニティを楽しむのが良いかと思います。

タイプ6(堅実家)

良き市民、世俗的な価値観、真面目だけど堅物ではなく人当たりの良い性格。

サザエさんに出てくるマスオさんのような人でしょうか。

一言では言い難いですがとてもバランスの取れた人が多いです。

適職は何をするかよりも、収入や業務内容が安定的であることが第一でしょうか。

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マジョリティで多くの人と無難な距離感で付き合えるタイプ6が、タイプ5的な専門性で知的なワークに打ち込むことによって、周囲からの親しみと尊敬の規模感を広げることに繋がりそうです。

タイプ5が好む知的なゲームにおける駆け引きや戦略性は、日和見主義に陥りがちなタイプ6が時には適切なリスクを取ったり周囲と健全な議論をすることを後押しするきっかけになります。

基本的に地に足がついた視点で物事を見るタイプ6が、タイプ5の専門性や戦略性を極めることは、多くの人から支持や共感を得やすく、良いブレーンとしての活躍も期待できるかも知れません。

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基本的に保守的な価値観のタイプ6が、タイプ7的なアクティブさを身につけることで、地に足のついた行動言動をしつつも適度にチャレンジ精神を養うことができます。

学生時代は色んな活動をしていたタイプ6が、社会人になった途端仕事でくたくたになり、休みもこれといって何もせずといった日常になってしまうケースは多いと思います。

そこであえてタイプ7的な、人前で何かを披露する、賑やかな場所で楽しい時間を過ごす、流行りのスポットに行ってみるなど、ドキドキ&ワクワクが多い活動をこなすことによって、元々の人柄の良さにさらに磨きがかかり、人間的魅力に富んだ人柄になれるかと思います。

タイプ7(楽天家)

最も明確に外向的でありドーパミン由来の刺激を求めるタイプ。

適職もデスクで地味な作業を淡々とこなすよりは、それなりに刺激的で慌ただしく、様々な人と関わる仕事の方が向いています。

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前向きで活動的でリスク選好的なタイプ7が、タイプ6的な地に足の付いた価値観を鍛えることで過度なリスクをとりトラブルを招くことを予防できるようになります。

タイプ6の似たような価値観や趣味嗜好の人で固まる習性は、見方によっては日常の些細なことに楽しみを見出し、過度な危険を避けることにも繋がります。

またタイプ6的な価値観は日本では多数派と言われているので、タイプ6からの共感を集めておくことにより、もし何かチャレンジしたり大きな行動にでた際には沢山のファンに恵まれるかも知れません。

タイプ6らしい趣味とか活動というのは人それぞれなので述べるのが難しいです。学生時代にやってたことを学生時代の仲間と続けていたり、趣味や娯楽で繋がった人たちと親密な時間を過ごしたり。

とりあえず、昔の仲間とゆるい時間を過ごしたり、自分の好きな分野のイベントや集まりに顔を出してみるのが良いかも知れません。

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タイプ8のワークとしては、スポーツだったり勉強だったり、人それぞれでしょうが何らかの挑戦意欲がかきたてられるものが挙げられます。

楽しむことにかけては抜きん出るタイプ7が、タイプ8的な活動を取り入れることで、より人を楽しませたり一目置かれる実績を作ることに繋がりそうです。

パーティに参加して楽しんでいたタイプ7が、パーティを手伝うようになり、やがて自分が主催をするようになるイメージでしょうか。

こうすることで受信する側から発信する側へ、参加する側から主催する側へ、サービスを受ける側から提供する側へと変わるマインドが鍛えられるかと思います。

タイプ8(統率者)

何らかの形で凄いと思われることをしたい、そういう挑戦的なことに生きがいを感じるタイプです。

そうした意味ではタイプ3と似ている部分もありますが、既存の枠組みで挑戦し成果をだして認められたいのがタイプ3、挑戦し自分が自由に動ける裁量を求めるのがタイプ8という違いがあります。

なので適職は職業そのものよりも、その環境で実効的な力があるかどうかに重きが置かれます。いわゆる鶏口牛後の価値観が強いかも知れません。

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独立不覊の精神が強いタイプ8が、タイプ7的な良い意味での軽さや明るさを取り入れることで、マイペースで一匹狼的な振る舞いをしていても人は寄ってくるという人に恵まれた状況を作ることができるかも知りません。

またストイックに頑張るよりも、肩の力を抜いて程々に楽しく続けていた方が成果が上がったり、応援してくれる人が現れることも多いです。

タイプ7的な活動としてはパーティに行く、旅行、音楽や観劇などを楽しむ、娯楽的なことを気楽に楽しむことが挙げられますが、中途半端に成長心や探究心を持たずに今を楽しむことが、結果として本業にも良い影響を及ぼすかも知れません。

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普段は競争心や成長心を抱きやすいタイプ8が、タイプ9の静的な内省を習慣にすることで、より安定かつ堅実な成長に繋げることができるかと思います。

タイプ9が好む趣味や活動は、瞑想やスピリチュアリティなワーク、静かな音楽、動物や自然と触れ合うことです。

忙しく、慌ただしい日常や内面の動きを、このような活動で静めることができ、心身のバランスを整え本来のタイプ8の資質をより大きな面で発揮することができるでしょう。

タイプ9(調停者)

平和主義で心の平穏さを大切にしているタイプです。

同じように温厚なタイプ6は、自分自身にデメリットさえなければ細かいことは気にしない傾向がありますが、タイプ9は例え自分に実害がなかったとしても「心がざわつく」ことに敏感な傾向がみられます。

そのため適職としては、心がざわつかせられずマイペースに取り組めること、あるいは仕事の仲間達の中で協調がしっかりと取れている環境がマッチします。

9w8

背伸びせずありのままで調和を重んじるタイプ9が、タイプ8的な挑戦的な要素が強い活動を取り入れることで、俗に言う「ナメられる」ことが少なくなると思います。

環境によっては、嫌なことやしんどいことを自分が我慢することでやり過ごしている人もタイプ9には特に多いかと思います。

こうした人がタイプ8的な目立つこと、鍛錬を要すること、ちょっとしたまとめ役を率先して(やらされるではない)行うことで、無神経な人から軽んじられることの予防に繋がるかと思います。

そうすることで、自分の周囲により次元の高い調和を広げることができるでしょう。

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心の綺麗な人は救われるという性善説的なタイプ9が、悪いことをすると罰せられる性悪説的なタイプ1のエッセンスも取り入れることにより、「穏やかで優しいけれど言うべき時にはきちんと言う」バランス感覚を養うことができると思います。

タイプ1らしい余暇の活動というと社会的に意義のボランティア、何かの分野においての個人指導(コーチング)があるそうです。

ただこれだといまいち現実味がないので、ひとまず友達と会う予定を自分から計画してみる、何か些細なことを人にお願いしてやってもらうなど、自発的に他人に指示(お願い)をする機会を設けてみるのが良いかも知れません。

まとめ&所感

単なるタイプとウイングの解説のようになってしまいました笑

ただこの記事の真意は冒頭にあげたとおり、ウイングのタイプが好きなことや趣味にあげられる物事をちょっとガチでやってみれば、自分のタイプの強みも更に発揮できるかも知れないということです。

久しぶりにエニアの本やいくつかのサイトを読み漁ったので知識の抜け漏れが多いですが、ひとつの仮説として参考にしていただけたら嬉しいです。


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