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WWA「プレイヤーの操作についての考察」

この記事は WWA Advent Calendar の2日目です。
https://adventar.org/calendars/9442

初めてのnoteを書くいぬ26(Te)です。
WWAAdventCalendarということで、
書いていこうと思います。
(26日が無かったので2日と6日の担当になりました)

↓私のゲームの作品集
https://plicy.net/User/13325



1.はじめに

今回のテーマは
「プレイヤーの操作についての考察」です。
基礎的なことですが、大事なこと。
プレイヤー目線・クリエイター目線の両方を考慮して、
自分なりに考察・まとめていきたいと思います。

WWAの操作のしやすい方法を見つけたり、
プレイヤーが遊びやすいゲームを作れるための
手助けとなればいいなあと考えております。

2.操作の種類

主な操作する方法を挙げていきます。

①マウス/タッチ

パソコン等に接続するマウスや、タッチ操作
switchの携帯モードやテーブルモードでも可能

②キーボード

パソコン等に接続するキーボードの操作

③仮想パッド

スマホでPlicyのWWAを起動すると使用可能

④コントローラ(ゲームパッド)

Nintendo Switchにて発売中の
[WWA Collection][WWA Collection2]にて
各種コントローラが使用可能
(パソコンでもキー設定をすると使えたりします)

今回はこの4種類について考察していきたいと思います。

3.移動

主人公キャラクターを動かす操作。
ほとんどのWWAは移動が一番使用頻度が高いです。

①マウス/タッチ
・行きたい方向へクリック/タッチ

行きたい方向をクリックすると、
操作キャラがその位置に対応して
上下左右のいずれかに移動します。
長押しでその方向に進み続けます。
感覚的に操作はしやすいですが、
移動したい方向を変えるために、
クリックする位置を頻繁に変える必要があったり、
画面端の操作が難しかったり、
効率を考えるとマウスはあまり適していません。
また、急に方向転換するのが難しいため、
アクションゲーム(崩れる床など)にも向いていません。

②キーボード
・←↑↓→キー

行きたい方向の矢印キーを押すと移動出来ます。
長押しで移動し続けます。
長押し中に別の方向キーを押すと、
その方向に切り替えることが出来ます。
キーボードによってはボタンが小さくて
押しづらい場合もありますが、
操作はしやすい部類だと思います。

③仮想パッド
・◁△▽▷ボタン

操作感覚は②キーボードと同様。
タッチスクリーンの精度により快適さが変化する。
激しい操作をする場合は小さいスマホでは難しいかも。
ipadぐらい大きかったら快適かも?

④コントローラ(ゲームパッド)
・上下左右ボタン、アナログスティック

操作感覚は②キーボードと同様。
ただし、アナログスティックは斜め入力が存在しないので、
ちょっと扱いにくいかも

●総評
①はちょっと操作しづらい。
基本的には②③④がおすすめ。

●クリエイター目線の考察
移動操作は頻度が高く、操作ミスをしやすい。
ダンジョンの敵や扉を誤って触れるリスクを減らすため、
壁などを使って誤操作を防ぐダンジョンを作ると
プレイヤーのストレスを抑えることが出来る。
また、往復する場所が多い場合、
ワープゾーンやワープアイテムを作ると
移動そのものを削減出来てプレイヤーに好まれる。

看板やキャラクターに触れると、メッセージが表示される。
特定の床を踏んだり、強制的にメッセージが出ることも。
場合によっては[Yes]か[No]の選択肢が出現することも。

4.メッセージ送り、Yes/No選択

①マウス/タッチ
・メッセージ送り…メッセージ枠外をクリック
・Yes/No選択…Yes/Noの枠をクリック

メッセージ送りは枠外をクリックすれば可能、
文字の量によっては上下方向に枠が広くなるので、
画面の両端の隙間をクリックするのがおすすめ。
Yes/No選択の選択も直感的に可能。

②キーボード
・メッセージ送り…スペースキー、エンターキー
       (長押しで最大連続5回送る)
・Yes/No選択…Yキー,エンターキー/Nキー,Esc

メッセージ送りについて、
矢印キーに近いのはエンターキーだが、
左手でスペースを押すのがおすすめ。
また、エンターキーはYes/No選択のYesの効果もあるため、
誤操作に気を付けよう。
長押しでメッセージを5回送るため、
飛ばしたい時は便利だがこちらも誤動作が怖い。
Yes/No選択は矢印キーから遠いため、
左手で操作しよう。
ちょっと気になるんですが、No選択でEscを使う人は
どれぐらい居るのでしょうか…?

③仮想パッド
・メッセージ送り…Yボタン、Nボタン
・Yes/No選択…Yボタン/Nボタン

メッセージ送りもYes/No選択も同じボタンとなっている。
誤操作に注意。
なお、長押しは出来ないためメッセージの連続送りは出来ない。
誤タップの連打に注意ぐらいか?

④コントローラ(ゲームパッド)
・メッセージ送り…Aボタン、Bボタン
・Yes/No選択…Aボタン/Bボタン

操作感は③仮想パッドと同じ、長押しも存在しない。
ボタンなので誤操作はしにくいかも?

●総評
①はマウスの移動が多いためやはり使いづらい。
キーボード操作を詳しく知らないときにYes/No選択に使うぐらいか?
(私は昔移動とメッセージ送りはキーボード、そ以外をマウスでしてました)
②③④の操作感は似たり寄ったり。
②のみ長押しでメッセージ送りが可能、便利だけど誤動作がちょっと怖い。

●クリエイター目線の考察
メッセージ送りを連続で送った後にYes/No選択を配置すると、
③④の操作をしている場合に誤って選択してしまう可能性があるかも。
連続のメッセージの後にYes/No選択を用意したい場合、
再度キャラクターに触れる様にするなど、
ワンクッション用意してもいいかも?
単純にメッセージが連続で長く続くと読むのが大変なため、
プレイヤーのために時々間を挟むのもいいかもしれません。

5.アイテム

12個持つことが可能なアイテムを使用する。
メッセージを開いているとき以外は基本的に使えます。
この個数制限で面白いゲームが作れると思います。
自分の作品だと[ヘズノズダンジョン]や[ミックスサイクル]が
アイテムの個数制限を利用して作っています。

①マウス/タッチ
・使用したいアイテムをクリック

操作性としては良好なのですが、
アイテムを使用した後にYes/No選択がある場合が多く、
カーソル移動が多くなるため最適とは言えない。
キーボード配置を覚えてない場合に使うことが多いかもしれない。

②キーボード
・各種キー
 123
 QWE
 ASD
 ZXC

操作キーは固まっているが、
アイテム一覧が画面右に表示されているのに対して
キーが左側に寄っているのと斜めに四角形の配置のため、
咄嗟に2列目3行目のアイテムを使いたい!という時に不便かも。

③仮想パッド
・Nボタンで選択開始
△ボタンで選択したいアイテムを選ぶ
Yボタンを押して決定
(Nボタンでキャンセル)

選択するだけで最低2回、最高7回ボタンを押す。
前述の①②の操作と比べて操作量が多い。
直前に選択したアイテムの位置にカーソルがあるため、
同じアイテムを使う場合は割と楽ではあるが、
アイテムの使用する種類が多いゲームでは不便。
アイテム選択のみタッチ操作をするという手があるが、
標準のスマホの横持ちではNボタンとアイテムボックスが被って
右下の方のアイテムがタッチできないのが残念。

④コントローラ(ゲームパッド)
・Xボタンで選択開始
上下左右ボタン等で選択したいアイテムを選ぶ
Aボタンを押して決定
(Bボタンでキャンセル)

操作感は③と同じ。
switchの携帯モードや卓上モードの場合、
タッチ操作でアイテム選択するのも便利かも。

●総評
慣れたら②が最速。Yes/No選択に移行しやすい。
慣れるまでは①が感覚的にやりやすいかも。
③④はアイテム1種類なら特に問題ないが、
いろんなアイテムを使う必要がある場合は不便。

●クリエイター目線の考察
アイテムの種類を多く使うゲームを作る場合、
③④の操作が面倒になってしまう。
アイテム枠を固定する場合、
アイテム欄上段(1,2,3)に固めるといいかも。

6.システム


戦闘予測、速度変化、その他操作をまとめます。

①マウス/タッチ
・戦闘予測…Battle Report をクリック
・速度変更…不可
・その他………右下のセーブ、ロード、リスタートが可能
      生命力~所持金をクリックでショートカットキーの説明

戦闘予測は最近できるようになりましたが、
速度変更はキーボードを使う必要があります。
初期速度が中速以下の場合、戦闘速度がゆっくりになるため、
最初に確認してキーボードで操作しましょう。

②キーボード
・戦闘予測…F1、Mキー
・速度加速…F2、Pキー
・速度減速…Iキー
・その他………F12:ショートカットキーの説明
      F3:で復帰パスワード入力
      F4:で復帰パスワード表示
      F5:一時保存のデータ読み込み
      F6:データの一時保存
      F7:初めからスタート
      F8:WWA公式ページにリンク

色々出来ます。
戦闘予測はスペースキーに近いMキーが使いやすい。
手がアイテム欄の方にある場合はF1を使うのもあり。
速度変更は①でも使う必要があるので覚えよう。
F3~F7はリセマラ(ランダム要素の厳選)の際に
使うと便利ではあるが、1回の操作ミスが怖いので要注意。

③仮想パッド
・戦闘予測…(待機状態で)Yボタン
・速度加速…Pボタン
・速度減速…Iボタン
・その他…Nボタンで一覧に移動してYボタンで選択

Yボタンの戦闘予測は使いやすい。
Yボタンの役割が多いので指の位置の移動が少ないのも◎
セーブ・ロード・リスタートはタッチ操作の方がおすすめ。

④コントローラ(ゲームパッド)
・戦闘予測…(待機状態で)Aボタン
・速度加速…+ボタン
・速度減速…ーボタン
・その他…Rボタン:初めからスタート
    ZLボタン:データの一時保存
    ZRボタン:データの一時読み込み

Aボタン戦闘予測は③と同様使いやすい。
セーブ・ロード・リスタートも誤操作しずらい。
一番使いやすいと思われる。

●総評
①は速度変更が出来ないことと、
セーブ・ロード・リスタートがYes/No選択が必要なため、
あまり便利とは言い難い。
②③④が使いやすさについては横並びだが、
操作ミスのしにくさという点では④が優れている。

●クリエイター目線の考察
戦闘予測は①以外操作性に大きな差はない。
戦闘予測以外はそこまで頻度が高くない。
考慮することはあまりないかも。
初期速度設定は戦闘速度が速くなる
高速にするのがおすすめです。

7.マクロ(キーボード)


最近追加された機能。
各種キーの入力時に動作する。
キーボード以外では操作不可。
WWAコンテスト2023でいくつかの作品に使用されていましたね。
(使用例)
「カマック・ライフ」(作:ヒラリラー様)
 Fキーを押すと詳細ステータスが確認可能
 Rキーを押すとポーズ(ゲーム内時間の停止)

「タイピング風WWA『ハンバーガー』」(作:アルクス様)
 タイピングするアルファベットキーを押す

②キーボード
・各種キー

どのキーがどの操作なのか、
ゲーム内やアイテム使用で見れるようにしましょう。

①マウス/タッチ
③仮想パッド
④コントローラ(ゲームパッド)

・なし

アイテム使用で代用できる場合、
その説明を表示しましょう。

●総評
②でしか不可、ほかの操作はできないということになります。
(対応ボタンをコントローラに割り当てるとできたりはします)
その操作が必須の場合、キーボードでしか遊べないこととなります。

●クリエイター目線の考察
操作が必須の場合、キーボードでしか遊べないことを明記しましょう。
他の操作方法でも遊べるようにすることを考える場合、
あくまで操作の補助・ショートカットの役割に当てましょう。
また、既存の操作と同じキーを割り当てる場合に、
影響が出ないか注意して確認しましょう。

8.まとめ

私の操作方法の考察としては下記の通りとなります

[3.移動]
②=③=④>>①

[4.メッセージ送り、Yes/No選択]
②=③=④>①

[5.アイテム]
②>①>③>④
(③はスマホ横持を想定)

[6.システム]
④>②>③>①

[7.マクロ(キーボード)]
②のみ

◎総評
基本的には(②キーボード)が優れている。
(③仮想パッド)はタッチ操作も行うことが出来るため、
基本的には(①マウス)の上位互換だが、
スマホ横持の際にアイテム欄が被る場合があるのがネック。
(④コントローラ)もアイテム以外は快適だが、
switch版以外での環境準備が面倒である。

9.おわりに

いかがでしたでしょうか。
私はキーボード操作がおすすめですが、
アイテム欄のキー配置に慣れるまでは少し大変かもしれません。
自分に合った操作方法を見つけてみてください!

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