インザスカイ

大学在学中に自転車競技を始め、卒業後にプロとして活動し現在に至る。 たまに自転車、主に…

インザスカイ

大学在学中に自転車競技を始め、卒業後にプロとして活動し現在に至る。 たまに自転車、主に日々の生活の中で感じたことを書いていきたいと思います。 自転車も人生も一緒、結局は道なのだ。

最近の記事

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鬱の始まった頃①

これは読みたくない人は本当に読まない様がいいと思う、全然明るい話にならないから。 鬱になる方は思ったより多いと思うが、原因が複雑で難しい病気だと思う。 同じ鬱でも、人によっても様々であると思う。 最近は腸内環境が鬱に関係しているとも言われているが、そいうことも原因にありつつ、僕は生きている環境の影響、人間関係も大きく関係しているのだと思うし、はっきりしたことはまだわからないのだと思う。 私がはっきり言えることは、鬱になる人は弱い人間というわけでないということだ。 私は2013

    • 2024になって

      みなさま あけましておめでとうございます。 年始から悲しい出来事が続きますが、2024年が始まりました。 自転車レース界も大きく変わりましたね。 変わったというのか、元に戻りつつあると言えばいいのかは難しいところではありますが。 私の人生も大きくかわりましたが、それでも自分のやりたかった事がいくつかできていて幸せも感じています。 選手としてはそれなりに幸せな生活を送ってきました。 ただ、遅かれ早かれ必ずやってくるプロ選手引退という事に私はあまりにも準備をしてこなかったような気

      • ハイパーサイクリスト

        僕は曖昧だと思う。 選手をやってきたことも明確な意思があったのかは怪しいし、今後どうなりたいのかも今も明確ではない。 ここまでプロ選手としてやってきたが、それももう終わると思う。 それでもこの自転車への熱い気持ちというのは変わらない。 自転車競技に出会えたことは僕の人生を大きく変えた。 きついこと、もう2度と経験したくないこともあったけど、それを上回る人との出会い、見ることのできなかった景色を見ることができた。 全体に見れば良かった気がする。 この先どういう人生を歩んでいくの

        • 退団のご報告

          今期をもってMATRIX POWER TAGを退団します。 2度に渡って行き先を失った私を受け入れて下さったチーム、何より安原大監督には感謝しても仕切れません。 良かったレースも、悪かったレースもチームで受け止めていくこのチームは最高のチームのでした。 このチームで学んだことを今後の人生にも活かしていきたいと思います。 今まで応援してくださったファンの方々、大変ありがとうございました。 今後についてはまた改めて発表致します。 今後もMATRIX POWER TAGのますますの

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        鬱の始まった頃①

          俺という質量

          みなさんこんばんは。 ようやく秋を感じるようになりましたね。 日中はまだ暑さが残っていますが、それも風がふくとやはり秋だなと実感します。 ここ最近、もう一つ秋を感じることがありました。 僕の質量が先日90キロ超えたのです 。 これは完全に秋のせいだと思います。 人間の歴史はほぼ飢餓との戦いの歴史です それが私のDNAには深く刻み込まれ、私は飢餓と戦うためにこのような体質になりました。 それ以外に太る理由があまりないのです。 というのは嘘ですが、ストレスがあるとついつい食

          俺という質量

          自転車レース

          僕は当事者でもないし、細かい状況も知らないので深くは言及できない。 昨年もそうであったが、今回の不幸な事故もまたこの業界に携わる人にはショックな出来事だったと思う。 今ここで僕が誰の責任とかそういう事は言えないし、ここで僕が言及できる話でもないと思う。 ただ、レースだけに限らず、僕らはもう決められた事だからと言ってレースに関して走るだけではいけないのだと思う。 これから全てのレースは選手も一緒になって一度見直しが必要なのではないか。 今まで何も起きていなくても、それは偶然だっ

          自転車レース

          最近の活動

          全日本が終わってから、もうすぐ2ヶ月 日本は気象的に非常に厳しく夏のレースも少ない。 先日、久しぶりにシマノスズカにマトリックスの選手として参戦した。 久しぶりに選手あうが、どの選手も楽しそうにしているのは、この大会が選手にとっても楽しいものということを表しているのではないのだろうか。 ブース出店もあり、レース以外にも楽しめるが、それでも昔に比べると相当人は減ったと思う。 レース自体は僕は6周目でタイムアウト、自身の力不足、技量による部分もあるが、平坦レースは意外に危険も多い

          全日本選手権 ロード

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          全日本選手権 ロード

          全日本選手権 個人TT

          今年も全日本主権が開催された。 プロ選手になってから何回参加してきたかは覚えていないけど、おそらく10回は来れると思う。 今年の僕は選手人生の中で1番状態が良くないことはわかっていた。 昨年から僕の選手人生は大きく変わり、自分が想像することさえなかった状態である。 今年もTTとロード両方出たのだが、正直なところ自身で機材を用意することもできず、ファンの方から機材を借りてTTはなんとか機材を揃えることができた。 この状態で所属チームに準備してくれというのも烏滸がましいのでチーム

          全日本選手権 個人TT

          次女に会いに東京まで行った話

          ご無沙汰です。 先日、修学旅行中の娘に会うという名目で静岡から東京まで行ってきました。 自転車で。 な前こんなことを思いついたかというと、今年になってまともにロングを乗っていないということと、そして今の自分があまりにもクソッタレだったので、これは何かを変えるためにとにかく一日使って自転車に乗ろうと考えたからです。 決めたのは決行二日前、雨もふらなさそうだったのでもうこれで行かなかったら俺はもう自転車が好きじゃないのだろうと思ってよくわからない覚悟を決めた。本当は東京で1泊した

          次女に会いに東京まで行った話

          選手

          今年もTOJが始まった、国内最大のステージレースだが、僕はここ数年参加していない(できない)。 第1期マトリックス時代には出ていたが、完走は1回だけだった気がする。 10年前までは総合争いをできていたが、その後精神の病だったり、潰瘍性大腸炎になったりで調子が安定していない自分はステージレースをまともに走れていない。 病気だけのせいだけではないけれど、多少は影響している。 まあそんな話は別にして、プロ選手には遅かれ早かれプロ引退がやってくると思う。 いつまでも選手としての維持す

          幸せって何だろう

          これはみんな一度は考えたことあるんじゃないかなと思う。 僕も考えたことがある。 お金があると幸せなのか、不自由だと不幸せなのか、物がたくさんあれば、死ぬ危険性がなければ幸せなのか、人それぞれだとは思うけど、結局はそれに納得しているかではないかなと思う。 納得できなければ仮にどんなにお金を持っていても幸せじゃないと思うし、どんなに愛されていても幸せでもない気がする。 僕は今裕福ではないけれど、不幸せですかと気かれたらまあまあ幸せと答える。 去年の方がお金はあった(別にそれでも裕

          幸せって何だろう

          過去の記憶

          忘れていたことがふと思い出されることはよくあると思う。 それは特に嫌な記憶で多いような気がする。 人によってはそんなの気にしかければいいというかもしれないが、それができないからこそ悩み続けるのだと思う。 僕は小学生の頃、揶揄われてよく泣かされていた。 揶揄われる原因は僕にもあった(昔からかなり抜けていた)が、それもその時僕が揶揄われていたことはまりがいないだろうし、小学高学年時は学校に行くのが嫌な日が多かった。 今の時代に生きていたら僕は不登校になっていた気もする。 人は攻撃

          過去の記憶

          クリート位置

          ビンディングを使用している人はほとんどがこのクリート位置に悩んだことがあるのではないだろうか? ぼくはいまだに悩んでいる、悩んでいるというかいつも考えてしまう。 そんなぼくは今超踵寄りのセッティングにしている。 今回はそのセッティング変更による悲劇と期待を話したい。

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          クリート位置

          チャレンジロード

          4月9日の修善寺サイクルスポーツセンターで開催されたチャレンジロードに参加した。 地元開催、そしてレース自体も午後からだったので、早起きすることもなく余裕を持って行動することができたので、レースまでも焦ることはなかった。 今回はJBCFではなく、JCFとしてもイベントだったのでジャージはマトリックス、久しぶりにきたけれど、このジャージは自分にしっくりくる気がする。 現地ではわざわざスタッフを申し出てくれる方、そして応援に来てくれた方もいてすごく嬉しかった。 安原監督もイベント

          チャレンジロード

          ハンドル幅を狭くした感想

          元々ポジションをすぐいじる僕がとうとうハンドル幅まで変えた。 今年に入ってcーc440からcーc400にした。 その感想を今日はここで伝えたいと思う。 18年間年間cーc440を使ってきた男の壮大なストーリーである。

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          ハンドル幅を狭くした感想