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今年の手帳は去年のうちに

明けましておめでとうございます。

さて、もう新年始まって今日で五日目。
今年の手帳はもう始動していますか?

あ、もちろん、手帳はデジタル派な方もおられるでしょう。
私もすべてデジタルに移行すべきか、それともアナログの手帳を使い続けるか、手帳を使うなら何にするか、とずいぶん毎年右往左往しております。

結局、基本的に予定が入るとGoogle Calendar同期のiPhoneまたはiPadのアプリへ最初は入れて予定管理はしているのですが、その後に実際どう動こうか、とか、何をいつまでにやらなければならないのか、などといった行動管理には私の場合、やはり紙に書くしかないようです。iPad mini6を手帳代わりに使おうとも一度トライしましたが、うまく使えない……

やはり一覧性に優れるアナログ媒体(主に紙)、検索・管理に長けたデジタルデバイスという特徴は、電子書籍と紙の本と同じく顕著に表れているように思います。

さて、今年の手帳です。
既成の手帳にはしっくり来るものがない。なぜかというと、東京の地下鉄の路線図とか、なんだかんだのトリビアページは不要だし、なんといっても最初に並んでいる月表示のページが邪魔なのです。月表示はそれこそデジタルになってしまっているので、その使わないページで手帳が重くなるのが耐えられないため、昨年はとうとう手書きのフリースタイルになってしまっていました。ドット方眼のノートに日付を書き込んでTo Doリストなどその日にやるべきことを書き出し、その他思ったことなどなんでもメモをする、というやり方でした。

ところが、これがなかなかに面倒くさい。それに一週間の予定をバーティカル表示の週間ページに手書きして、スケジュールごとに軽く色分けして一週間のイメージを頭に入れる、ということを前の手帳でやっていたので、デジタルで週表示にして代用しようとしたけど、うまくいかない。結局、そのページも作らないといけないことになりました。

だからやっぱり日付が印刷してある手帳の方がいいんですよね。まあ、考えてみれば当たり前です。

そこでふと見つけたのがこちらの手帳でした。

一昨年ほど前から、時間をいかに有効に使うか、真剣に考えるようになりました。会社勤めではない、フリーランス通訳者の私は時間が比較的自由に使えるはずなのですが、仕事以外のことがなかなか実現できていない。いえ、できていることもあるのだけど、もっと何かできることがあるのではないのか。コロナ禍で仕事の大部分がリモート化する、という従来の通訳者のイメージからは思いも寄らなかった事態が起きたため、物理的にも時間ができたはずなのです。でもその割には……??

そう、すべては自己満足のためでもあります。

「編集者のための〆切手帳」という名前です。編集者ではないけど、ライティングの修行で〆切持ち。こう書くと、なんだか「頭痛持ち」「腰痛持ち」といった雰囲気になりますね、ふふふ。

ライティングの〆切だけでなく、〆切を設定することで時間が有効に使えるようになる、というのは、「パーキンソンの法則」にもあるし、他の時間術のセオリーを見てもだいたいそう書いてあります。設定した〆切やプロジェクトの進捗状況を一覧できる、そんな今年の相棒がこの〆切手帳になりました。

これに加えて、赤い表紙のノートは「STALOGY 365 デイズノート」、あのコロコロのクリーナーなども扱っているニトムズの作ったノートです。

こちらはSTALOGYのページの説明にもあるように、アイディアノートです。昔、1日1ページタイプの手帳を使っていたとき、そんなに毎日書くことがないのでよく空きスペースに色々なメモを取っていました。例えば、スイーツのレシピの改編案とか、日記じみた何かとか。すぐに何かのメモをとる、頭に浮かんだことを書き留める、そんなノートがひとつにまとまっていることであとで見返しやすいのです。

これは昨年秋ごろから既に書き始めていました。読んだ本の感想メモやライティングの構想のまとめ、毎月の予算と収入管理もいっしょくたになっています。別々にした方がいいところもこれから先出るかもしれないけど、今はとにかく全部一緒。まとめて1冊、メモはここを見るだけでよい。そういう風にしています。

以前の私は、新年から「さあ、やるぞ!」とばかりに新しいことを始めて、早々に挫折するという絵に描いたような習慣化不適格者でした。でも、何かを始めるのはそう思い立った時がまさに吉日なんですね。「キリがいいから1日から」「やはり新年から」と始めても、いきなり新しいことが身につくわけがないのです。だから、最近の私は思い立ったらとにかく始めることをモットーにしています。

キリのいいところで始めると、1日だけ何かできなかっただけで容易に挫折するのです。だから最初から完璧を目指さず、半端なときからでも始めて、不都合があれば折りに付けて改善していく、そういうやり方が一番のようです。

今回の手帳もなぜか11月の最終週から始まっています。しかもネットで見つけて注文して届いたのがその直前の日曜日、という偶然もあり、今年はこの手帳で行くぞ、と張り切っています。

いやいや、新年から張り切ってもよくない。力入れすぎては持続しない。ノートや手帳で目標管理、については、またこちらにも書いていきます。

この手の持続可能な目標管理は、何かを習得しようというときには強いですが、特に語学ではこの手の継続的努力を無意識でやらないと上達しません。だから、なおさら語学と習慣化は相性がよいのでしょうね。

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