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書き込み訴へ

死のうと思っていた。ほんのちょっぴりだけ。ことしの秋、冬の恋バナ淫ク☆リレー企画が今年も行われることを知った。公募枠もある。初投稿でも未経験者でも参加できるらしい。初投稿まで生きていようと思った。


というわけで、動画編集をしたこともないのに冬の恋バナ淫ク☆リレー企画に参加することにしました。というか、この間投稿されました。当然、マジのマジで初投稿のガチ無名なので、全く伸びるわけもなく・・・悲しいなぁ・・・という感じなのですが、私としてはそこそこ満足のいくものを作れたし、得るものもたくさんあったし、何人かの視聴者兄貴達は結構気に入ってくれたみたいなので、総合すると参加してよかったなぁとも思っています。淫テリ原動機付自転車(インテリゲンチャと呼びます)などという名前で活動している以上、自分の動画についてnoteで説明しないわけにもいかないのでとりあえず備忘録的なノリで自分の動画について解説かつ自己批判してみようと思って筆を執った次第です。これを読んだ後は私の動画がもっと面白く感じられるはずなので是非!観よう!(ダイレクトマーケティング)

本動画のコンセプト


さて、今回提出した動画はこ↑こ↓です。観てね☆。
さてアホみたいな動画を今回、死にかけの脳からひりだした訳ですが、一応考えがあってのことです。この動画でやってみたかったことは以下の通りです。

  1. 太宰治の『駆け込み訴へ』の自分なりの再解釈

  2. 遠野への新しいキャラクタ付け

  3. ネット文化全体へのリスペクト

  4. 本編改造淫夢

太宰治の『駆け込み訴へ』の自分なりの再解釈

今回の企画では『恋愛要素を含むこと』が要件となっています。
・・・・・・恋愛・・・・・・????
カスみたいな恋愛経験しかない私は文字通りの恋愛ものを書くことはできません。当然、おかしな方向に思考が行くわけです。恋・・・愛・・・。恋(エロス)・・・愛(アガペー)・・・!あっ、そっかぁ!エロスとアガペーの対立について取り上げよう!そして、素材は淫夢とクッキー☆、つまりホモ。もうお分かりですね。これらの要素を満たす名作小説といえばかの文豪太宰治の『駆け込み訴へ』です。ごくごく短い短編ですし、これを下敷きにすれば、完全初心者の私でも動画が作れるのではないかと思いました。さすがに全くの未経験でオリジナル作品をつくるのは無理があるだろうと思ったわけです。原作もごく短いし、これを下敷きに3分前後の作品を作ろう、これならどうにか作れるんじゃなかろうかという算段です。ですが、単純なBB劇場化では面白くありません。BB先輩劇場とマッチする形での私なりの再解釈をしたいところです。原作小説を既読の方ならわかると思いますが、原作と異なり私のBB劇場におけるイエス(遠野)はユダ(田所)と相思相愛関係にあります。原作では相思相愛ではなくそれどころかイエスのノンケ疑惑すらあるので、ユダの一方的なメンヘラヤンホモ自分語りとして物語が始まりそして閉じていきます。それはそれで面白いのですが、BB劇場に、つまり動画にした時の盛り上がりにイマイチ欠けます。なんせ単なるヤンホモ自分語りですからね。そこで今回の作品では相思相愛関係があるということにしました。そしてイエス(遠野)をクッッッッソわがままかつ意識高くて面倒くさい上に甘ったれなクソ女(設定上は男なのですが、視聴者兄貴達の大半はノンケのホモだと思うので、こう表現する方がわかりやすいでしょう)として描き、それに翻弄されるユダ(田所)という設定に変えました。こうすることによってユダをメンヘラヤンホモではなく、イエスに恋するあまり彼のいう無茶をどうにかして叶えようというする、まぁ言ってしまえば哀れで滑稽なんですが同時にどこかそこに幸福を感じてしまう奉仕者として描けると考えたわけです。これはよくある恋愛の光景なんじゃないでしょうか?

遠野への新しいキャラクタ付け

今回、下敷きにする作品がBL作品である以上、当然、イエスとユダはホモカップルにしたいところです。私はクッキー☆よりも淫夢の方に親しんでいたので淫夢キャラから演者を選ぶことにしました。と、なると当然ヤジュトオが第一候補となるわけです。おそらく普通ならイエスを野獣、ユダを遠野にするのが自然かもしれません。ですが、せっかくのなのでクッッッッソわがままかつ意識高くて面倒くさい上に甘ったれなクソ女として遠野を表現したいと思いました。ハチャメチャな遠野の無理ありすぎる要求に振り回される野獣というのは新規性がありそうだし面白そうです。事実、今年の夏リレーでサイコリザードとして新しいキャラを確立した遠野が面白かったので、私も遠野に新しい属性を与えてみたかったのです。まぁ、これが地獄への第一歩だったわけですが・・・。

ネット文化へのリスペクト

多分、動画を見ていただいた人ならわかると思いますが、若干古いネタがいくつか仕込まれています。これは私がフラッシュ時代から連綿と続くネットに蔓延するエログロナンセンスコンテンツが大好きで、それらに対するリスペクトを込めようと思ったからです。BB先輩劇場ならそういった古今東西の様々なバカみたいなネットミームを全部ごった煮にしても面白いのでは?と思ったので、視聴者が振り落とされない程度に抑制しつつ差し込んでみました。残念ながら、そこまでうまくは行きませんでしたが。

本編改造淫夢

実は一番好きなタイプのBB先輩劇場は本編改造淫夢です。なので可能な限り本編を流用して作品を作ろうと思いました。ただし、これはたぶん諸刃の剣です。画面の見た目がガバガバ極まりないのでそれなりのブラウザバックを引き起こしたような気もします。しかも、冒頭に来てしまったので、これはかなりまずかったかもしれません。

絵面がガバガバじゃねぇか・・・

以上が今回の動画のコンセプトになります。

この動画について(登場人物)

で、ここからは動画自体の説明です。メインの登場人物である田所と遠野について説明します。基本的には原作のキャラ設定を踏襲しています。

田所

主役はやっぱり野獣先輩原作におけるユダ役。遠野に振り向いてもらうために彼の無茶苦茶な要求に対して粉骨砕身して対応していく、哀れな恋の奴隷です。一応、卍解と領域展開、スタンド、念能力が使えます。領域展開と念能力の名前はしっくりくるのが思いつかなかったので描写しませんでした。領域展開は呪力で生み出したBBを無限に呼び出し操れる、念能力は念でBBを召喚し操作できるというものです。同じじゃねーか!と思われるかもしれませんが「操る」と「操作」は区別されるんですね(KONAMI感)

遠野

テーマ曲はアシュリーの神社.ashley。原作におけるイエス役。本作品ではクッッッッソわがままかつ意識高くて面倒くさい上に甘ったれなクソ女っぽく描かれています。一応女ではなくホモですが。田所の献身に気付いていて、その上でわがままを察してもらうという形での無茶苦茶な”お願い”をします。一方で、民草の安寧への思いは本物だったりします。なので、田所の恋心に気付いており自分も田所に恋をしていますが、人類全体への無償の愛を優先しています。ただ、実務や面倒くさいことは部下(主に田所)に丸投げなので、田所が恐喝まがいの手法で部下から献金を巻き上げてることとか、教団の懐事情、台所事情に関しては全然把握していません。無責任ですねぇ。

ストーリーの概要

ほとんど原作通りです。
まず田所が下北沢所のカルト宗教団体の長である遠野を告発するところから始まります。

この時点で原作が駆け込み訴へであることが伝わると思ってた

そして回想。愛する遠野の無茶ぶりに対する田所の献身が描かれます。

D4Cも拾われなかった。悲しい

しかし田所は失敗してしまいます。些細な過ちとそれに対する遠野のヒステリックな罵倒。これにより疲労困憊の田所は遂に限界を迎え、警察に彼を売り渡すために告発することになります。

ちなみにAIで高画質にしたほんへを使用しております

警察署を出た田所は少し冷静になり自身の献身が無駄だったのか否かを自問します。そして過去のやり取りを思い出します。

Rewriteすこ

遠野のいる第1919サティアンへと駆けつける田所、しかし時すでにtoo late…

鉄血5年前って魔?

警官隊を突破して遠野病院に運ぼうとするもシモキタバットマンに阻まれてしまいます。

このシーンが一番コメント多かった。実は剣戟の音だけじゃなくて銃撃の音も神社。というかほとんどすべての曲と効果音が神社で構成されています。

卍解で圧倒するも正体を現した兄貴のワンパンで返り討ちに。鍛え方が違うからね。しょうがないね。

数を増やす系の能力で本当に強いのってあんま観たことないな。

死の狭間で二人は想いを交わそうとしますがそれも叶わず息を引き取ります。

本編改造要素。色調補正ってすごいね。

果てしなき流れの果てに再び巡り合う二人。ちゃんと言えたじゃねえか

投稿直前に幸せなキスが削除要因だということを知って急遽布で隠すことにしました。

布くんの元ネタはこれです。よーく見るとチンポが透けて見えます!!
正直最後のシーンで布をかけざるを得なくなったのは本当に不本意だった。表現規制はクソだよ!クソ!!!

拾われなかった(=スベった)ネタについて

ここからは動画に仕込んだものの特に拾われることもなかった、つまりスベったネタについて列挙していきます。悲しいなぁ・・・もちろん気づいた視聴者兄貴たちはいたが、コメントするほどではない、と判断しただけの可能性もあります。・・・涙が、で、でますよ・・・。

宗教ネタ

これはびっくりするくらい気づかれなかった。一応、統〇教会と幸福の〇学とオウム〇理教を擦ったつもりだったのでしたが、ほぼ無反応だったので悲しい・・・。わかりにくかったのかもしれません。まぁ、気づかれない方が安全といえば安全なのでそれはそれでよかったのかもしれません。冒頭の演説に関してはワ〇ミも若干擦ってるのですが、まぁ、知らんよな。一方でジーンの演説に気付いた人が多いのはうれしかった。MPO好きなんすよねぇ!!ジーンの演説を用いた有名なサザエさんMADがかつて流行ったのでそれをリスペクトして波平の音声を使用したのですが、まぁ、それも気づかれない。当たり前だよなぁ?古すぎるってそれ一番言われてるから

オ〇ムも当然擦る
GOファイトは語呂が悪かった気がする

遠野の正面顔

コンセプトのところで述べたように、遠野への新しいキャラ付けをすると新規性もあるし面白そうだ!と思いついた直後は欣喜雀躍していたわけですが、これが罠でした。そもそも誰もが思いつきそうなのになぜやられていないのか、動画作成経験がなかったので気づけなかったんですね。圧倒的な遠野の素材不足に。遠野は一本しか出演していなので恐ろしく素材が少ない。その為、表情や動きのバリエーションが恐ろしく乏しい。知名度に対して素材のバラエティが貧弱すぎるだろ・・・。さらに、正面を向いている顔が全くないので表情を改変させて無理やり顔を作ることも難しかったためか、とにかく素材がない。正面顔がないのは致命的で、AIで顔を動かしてやろうと思っても横向いた顔だとうまく認識されなくて顔全然表情が変わらないんですね。というわけで正面顔から作ることしました。最新の画像編集ソフトInkscapeを使用し、左右反転機能をふんだんに利用し疑似的な遠野の正面顔を生み出すことに成功しました。まぁ、淫テリだし、多少はね?

遠野の正面顔。なんとかして流行らせたい

野々村竜太郎&豊田真由子

こいつらの音声、ほんっっっっっと好き。文字通り迫真って感じでこれだけは絶対使いたかった。というかBB先輩劇場でなんであんま使われてないの??政治家の素材の方がぶっちゃけホモビ声優よりもまだ安全だし、確かに古いけど素材としては本当にいいと思うんだけど。全く拾われなかったけど、私は今後も使い続けます!!ステハゲに対して『このハゲェッ!!!!』はもっと使われてもいいはず。流行らせコラ!!

こんな面白い顔してる人が悪いことできるわけないじゃないですか!!

サイバーサイコシス先輩

めいさくアニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』に感動して手ずから作った素材。絶対誰か作ってるやろと思って調べたらなかった時は驚いた。淫夢の衰退を一番強く感じたのはこの瞬間かも知れない。昔なら絶対作られてたと思う。

め い さ く。TRIGGER全開でとても素晴らしいと思います。


わざわざ素材を作った

中盤の鳥

中盤の鳥を入れるのがク☆の作法だと聞いたので入れたのですが、入れるタイミングがなく無理やりねじ込んだがあまり気づかれませんでした。中盤に鳥を入れると加点されるシステムだと思っていたので加点されなくて悲しい・・・

中盤の鳥。これがあるのとないのとでは得点に大きな差が出るので可能ならば入れた方がいい

他にもいくつもネタを仕込んでいたのですが、まぁ、滑ったネタについて考えてるとつらくなってきたのでこれくらいにしておきます。どういうネタがウケるのかについてはあんまりよくわかりませんでした。これはもっと作っていくうちにわかっていくと思います。ただFLASHの後に生まれた視聴者兄貴達もいると思うのであんまりにも古いのは入れすぎないようにした方がいいのかもしれません(でもダイナマイトは今後も使います。好きなので)。

ここはまずかったなと思う点 

コメントなどを見るに、物語を読み間違えている人が散見されました。これは私の脚本および演出が至らなかったことに原因があると思います。他にもいろいろな批判的コメントがあったので取り上げてみます。

ニコニコ組へのカチコミの際に出てきた”可憐な少女”の誘拐された家族の行方について

これ、そこそこの人が言及しててあちゃーと思いました。というのも”可憐な少女”の誘拐された家族などは当然存在しないからです。”可憐な少女”の正体はもちろん田所であり、その狂言の目的は、ニコニコ組が邪悪な存在であると騒ぎ立て、集まってきた野次馬に遠野がニコニコ組を超越神力(GOファイト)で倒す姿を見せる、というものです。これは直前のシーンで遠野が『人々の心に響くようなシチュエーションでニコニコ組をボコりたい』という無茶苦茶な要求に対する田所の行動ということになります。なので、誘拐された家族についての言及がコメントでなされているのをみて、おそらくこの文脈が理解されてないっぽいなと思いました。もしかしたら『野次馬たちは誘拐された家族についてどうして気にしないんだ?』という疑問の表明としてのコメントかなとも思いましたが、どうもそうではなさそうなので、多分ストーリーを誤読されている。もう少しわかりやすいようにセリフ回し等を変更するべきだったかもしれません。ちなみに『野次馬たちは誘拐された家族についてどうして気にしないんだ?』という疑問に対する回答は下北沢市民は基本アホだからだ、ということになります。

どうにもならねぇよ

文字送り早すぎ問題

これは・・・難しいっすね。物語のTNPをBGMのTNPに合わせると決めたのでBGMの切りのいいタイミングまでに字幕を終わらせなくてはならなくなりました。そのため字幕送りが早くなりすぎた個所が複数あるのは指摘の通りなんですねぇ。問題の解決はBGMをうまいことループさせるなりなんなりして字幕を展開させる余裕を持たせる、などでしょうか。あるいは、AI姉貴を使用してフルボイスにしてしまうのも手かもしれません。

もっとガチにロマンチックな恋物語が求められていた???

もっと高クオリティな動画を求められていたのはわかります。他の投稿者、みんなクオリティが段違いに高い中、ちょくちょくほんへを垂れ流してんの私の動画だけなんでね・・・。(淫テリ名乗ってるのにね・・・)他の投稿者はもっとハイテクな動画をつくってますねぇ・・・。まだ自力が不足しているのでクオリティについては仕方がないのですが、それ以外に一つ気づいたのが、どうも恋リレーの視聴者兄貴達はもっとガチガチにロマンチックな恋物語でキュンキュンしたがっているのではないか?という点です。一応恋リレー作品として成立するようにストーリーつくりましたが、根本的には『バカバカしい動画を作ろう』という意図があったのでこんな感じになりました。が、もしかしたら視聴者兄貴達が求めていたものと少しズレていたのかもしれません。リレー作品はおふざけ抜きでまじめにやった方が良いのかも?もう一点、終盤に差し掛かるまで確かにあまり恋愛ものっぽさが出てなかったのですが、私はこれを問題だと認知していませんでした。というのは、私としては「太宰治の『駆け込み訴へ』くらい誰でも一回くらい読んだことあるやろ」と見積もっていたためです。つまり、「タイトルからしてどう考えても『駆け込み訴へ』が原作に当たるのは誰もがわかるだろう、なので視聴者兄貴達は原作との差異の部分に注目するだろう」と当て込んでいました。そのように観るとイエスが恋する男にわがままおねだりをするアレな女ムーブをかましまくってるという風に読めイエスとユダのやり取りが恋愛感情を持った者同士のやり取りとして感ぜられるはずです(多分!!!)。が、これは当然、原作未読兄貴達はそう読めません。彼らは「なんか、全然、恋愛っぽくないし、キュンキュンできないんすけど?」と思ったことでしょう。おそらく原作未読視聴者兄貴達には田所が恋の奴隷ではなく、ブラック企業で働く単なる一従業員に見えていた可能性が高いです。これは脚本家のミスですねぇ・・・。視聴者兄貴達に原作くらい読んでこい等と偉そうなことを言うためにはもっと面白いBB先輩劇場をもっとたくさん作ってエラくならなくてはなりません。初投稿の癖に態度でかいってそれ一番言われてるから。

最後に

だらだらと書いてきましたが読者兄貴達もこうお思いのことでしょう。「初投稿風情がnoteなんて書いてどうするの?もっと動画作ってホラホラホラホラ」と。そうです。その通りです。今回の反省点を踏まえたうえで新しい作品を絶賛製作中なのでぇす。一応お正月くらいには投稿できると思ってるので楽しみしておいてくれよな~


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