いんてきふこ

【YG性格検査結果】規則や秩序を気にせず,自由奔放な行動をとる。常識的・固定的な発想ば…

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【YG性格検査結果】規則や秩序を気にせず,自由奔放な行動をとる。常識的・固定的な発想ばかりではなく、柔軟な考え方が出来,気ままな生活ぶりである。ただ社会秩序を気にしないことが,何に関係するか見極めが必要。クレーム対応、CS、SNS、読書、映画に興味あり。

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【映画】すずめの戸締り

大学時代の映研の部長やってた友人が,「この映画は絶対に見に行け…」とわざわざ連絡してきたので,いまいち気は乗らなかったが(笑)見てきました。そもそも私はこのタイプの映画は見ない。「東日本大震災を描いておかなければならなかった…」と作者が言っていた気がするが,だとすると猫を重要な位置に置く必要もないだろうし,椅子が走り回る必要もないと思う。しかも椅子は主人公にとってとても大事な品なのに。 見ていて,風の谷のナウシカと魔女の宅急便とトイストーリーをオマージュしているのか…と思っ

    • 【映画】ビューティフル・レターズ

      ある女子高生に差出人の無い手紙が届くのだが,その内容が自分の事をよく理解してくれてて感動し,書いた人を探し出そうとする。彼女は高校でバンド活動に熱中してて母親とは考え方のずれもありうまく行ってない。その差出人は老人ホームのおじいちゃんで,電話帳から勝手に名前と住所を引っ張り出して,相手の事は全く知らないのに,想像だけで手紙を書くことを習慣にしている。今の世で言えば,どこで私の情報を知ったのか…的に個人情報保護法で訴えられてもおかしくない案件である(笑)。 そのじいさんと一緒

      • 【読書】伊坂幸太郎 ■死神の精度 ■死神の浮力

        精度の方が短編集で浮力の方が長編。私は浮力の方が好き。 死神という職種の人が主人公。死神というのは,その人が寿命とか病気で死ぬ以外の,事故死的なモノを管理している人たちで,事務所から「あの人は殺してよいかどうか見てこい」と指令があったら,その人と接触してその実態を見て,良いか悪いかを報告する…という仕事で(笑),基本ほとんどがOKの返事をするらしい。そして死神はその人が死ぬところを見届けるまでがお仕事。まあ伊坂さんらしいと言えば伊坂さんらしい小説である。 私は短編集より長編

        • 【読書】虚夢

          統合失調症という病気は、昔は精神分裂症と呼ばれていた。 この小説には、この病気の人がいっぱい出て来るのだが、別にいつもおかしい訳ではないので、 ストーリーは、その統合失調症の男に自分の可愛い娘を殺され、自分も大怪我をさせられた母親と、駆けつけた時にはすでに娘は死んで奥さんは救急車で病院に…という旦那が中心で進んでいく。 結局その犯人は、刑法第39条1項「心神喪失者の行為は、罰しない。」という事で何も罪に問われず医療施設などに治療のために入院させられ、医者が治ったと思ったら5

        【映画】すずめの戸締り

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        記事

          【読書】その鏡は嘘をつく 薬丸岳

          ある男性医者が首を吊って自殺。その医者はちょっと前に痴漢で警察に捕まったが、証拠不十分で起訴されずに釈放されたばかりだった。痴漢をした事てを悔やんでの自殺なのか、冤罪に対する憤りの自殺なのかは判明しないまま、片付けられようとしていたが、主人公の検察官が「これは自殺ではない気がする」と言い出して、再度調査をする。 そもそもその医者は奥さんに内緒の部屋を借りていて,そこで自殺していた。その部屋は何のために借りていたのか…。愛人的な女医もいるのだが,その女医を慕っている医学部希望

          【読書】その鏡は嘘をつく 薬丸岳

          【読書】リバー 奥田英朗

          大好きな奥田英朗さんの本が出たと新聞で見たので,図書館で予約して取りに行ったら,あまりの分厚さに圧倒されました。 栃木と群馬にまたがる連続殺人事件…と聞いたら,「足利事件」が頭に浮かびます。捕まえた犯人は冤罪で,犯人はまだ捕まっていない事件なのだが,「真犯人はそこにいる」という清水清さんが書いた本で,真犯人に触れられている。もしかしたら奥田さんはこの事件を小説にしたのか…と思って読んでました。(結果,違うのですが) 栃木と群馬の県境で女性の全裸殺人事件が2件続く。この地区は

          【読書】リバー 奥田英朗

          【映画】呪われた老人の館

          なぜこんな映画を見たのかよくわからないのだが…。 老齢を迎えたバレリーナ。娘と孫と仲良く暮らしていたが,病気になって寝込み皆に迷惑かけるよりも,それなりの施設で専門家に介護してもらおう…と自分の意志で施設に入所。最初は当然慣れないし知らない人ばかりで戸惑うのだが,話の分かる三人組などの友達も出来て,何とか穏やかに暮らし始める…。 しかしどうもなんかおかしい。夜中に誰かが自分を見ているような気がして目が覚めると,実際に誰かの影が見える。それを担当の人に訴えても「悪い夢でも見て

          【映画】呪われた老人の館

          【読書】溶ける

          何年か前にニュースになり実際に執行猶予がつかずに収監された大王製紙の社長の書いた本。 カジノにはまって会社の金を湯水のようにつぎ込んで…と思っていたら,すべて私財で返し終わっているとの事で,世間を賑わせただけだったのか…。そんなのでも実刑食らうんですね。見せしめみたいなものなのだろうか。(しかも100億以上を返すって,どれだけ金持ちなのか)(そう思うと,会社の金ではなく自分の金でやればよかったのではないのか(笑)) ただこの本は単にボンボンが遊び惚けてカジノで100憶すった

          【読書】溶ける

          転職の面接時の心得

          私がアドバイスする、転職の面接時の心得。 ---------------------- ■面接はアピールの場である いくらいい実績や資質を持っていても、それを面接の場でしっかりアピールしないと、相手には何も伝わらない。 (その人だけを面接しているなら別だが、他にも色々な人を見ているので、集中力が続かない) 「職務経歴書に書いてあるのを読んでくれればわかります」とか、「これだけ実績があるのだから、相手も気にかけてくれているだろう」は間違い。 ■募集と志望のミスマッチは致

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          【読書】余命十年

          フィクションなんだが,とてもいい話で,読みながら何度も涙を流す感じ。 こんな話は,最後は何とかハッピーエンドになって欲しいと願いながら読むのだが,どんどん悪い方に進んでいき,しかも主人公が自ら進んで自らの意思でそっちに持って行く流れなので,何とも言いようがない。ただ実際に自分がそのような状態になった場合は,どのような道を選ぶかと考えると,なってからしか考えられないという結論。絶対に10年で死にますという病気が本当にあるとは思えないが,突然死ではなくじわじわ死んで行く事はあるだ

          【読書】余命十年

          【読書】凶犯 張平

          多分「打ちのめされるほど凄い本」で紹介してあったので買ったけど,知らなければ絶対に読まない本だろう。 中国の実態をよく表している本だと書かれている。 ストーリーは,中国の軍人がベトナム戦争で功績を挙げたが,足を一本無くして義足で帰って来る。褒章的に,国有地の森の管理のような仕事につくのだが,その森が地元のやくざ的家族に牛耳られており,勝手に入り込んで伐採してどんどんお金に変わっている。それを阻止しようと軍人が頑張るのだが,一般市民はヤクザは怖いし,自分達も勝手に伐採して利益を

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          【読書】ウクライナにいたら戦争が始まった  松岡圭祐

          松岡さんは「睡眠」とか「千里眼」というのをずいぶん昔読んだ事がある。その作家がたまたまウクライナに行ったら戦争が始まった…というノンフィクションのルポなのかと思ったら,完全な小説だった(笑)。 女の子二人のと夫婦の4人家族。旦那は電力会社の広報みたいな仕事をしていて,長期でチェルノブイリの事故の記録を展示してある記念館のようなところで,福島原発の事故の写真展みたいな仕事をしていた。(チェルノブイリはウクライナにある),単身だったので学校の休みなどの期間を使って奥さんと娘二人

          【読書】ウクライナにいたら戦争が始まった  松岡圭祐

          【映画】ガールコップス

          韓国映画。Amazon Primeで見れる。レビューが大変好評で「見る前に食べ物や飲み物を片付けて,机の上を綺麗にしてから見る事。抱腹絶倒で吹きこぼす」みたいな事も書かれていて,そんなに面白いのか…と期待して見始めたが…。 まずテーマが笑えない。 女性を薬で眠らせて,その間に強姦しそれを動画に撮り,非合法なサイトにアップする悪人たち… その罠に引っかかって動画を晒されそうになったので警察を訪れたが言い出す勇気がなくて玄関飛び出したら車に轢かれた女性 その事件を解決しようと頑

          【映画】ガールコップス

          【読書】水俣病闘争史

          【読書】水俣病闘争史 今まで読んだ水俣病関連の本で,一番スッキリまとめられていると思います。 入門編として読んでも面白いし,ある程度知識ある人が読むととても頭の中がすっきりします します。 私は熊本大学で この本にも出て来る社会学の丸山定己先生の下で学んでいたので,水俣病にあふれる機会は山ほどあった。多分普通の人よりも詳しいとは思うのだが,この本読んで初めて知った事も多数。 水俣地域に奇病が発生。どうもチッソが海に廃棄している排水に含まれる水銀が原因ではないか…とうわさが

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          【読書】逆転のアリバイ 香納 諒一

          初めての作者。シリーズものらしい。 刑事コロンボみたいに,最初に犯行(妻と情夫を殺す)が描かれ,完全犯罪的にアリバイも完璧で,妻を殺された悲劇の夫を演じていたが,主人公の女刑事にアリバイを覆され,結局捕まってしまうという話。 犯人の奥さんは有名な宝石の専門家。テレビなどにもいっぱい出演中。ただ旦那の方は地味で奥さんの仕事の手伝いなどをしている感じで,奥さんはどんどん浮気をしてしまう。その浮気相手の一人がイタリア人で,コロッと騙されて偽の鑑定書付きの宝石を仕入れさせられて,そ

          【読書】逆転のアリバイ 香納 諒一

          【映画】スティルウォーター

          つょぽんにお勧めされて見ました。 アメリカからフランスに留学していた娘が,一緒に住んでいたルームメイト(女性)を殺した罪で捕まり刑務所に入れられる。 娘は無実を訴えているので,それを信じた親父がアメリカから乗り込んで何とかしよう思うのだが,当然フランス語とか話せないので,現地でも何もすることが出来ず…。頼りにしていた弁護士も,これ以上調べても無駄だとか,罪を償えみたいな対応で,全くあてに出来ない。 何とかしなければ…と焦っているうちに,ある親子(お母さんと娘)と知り合い一緒

          【映画】スティルウォーター