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ピースチルドレン(Peace Children)

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 タイトルから書いています。私は国際情勢研究家でもなんでもありません。ただの一市民の感想としてお読みください。
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 タイトルと関係のない話も出るかと思います。ご容赦ください。
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 2023年7月7日(金)。21時47分。

 七夕ですね。

 メモ:少子化を止めるには一夫多妻制を導入するしかない。国境のない時代、ウクライナ紛争、冷戦終結、1989年。ウクライナ紛争2022年。ピースチルドレン(Peace Children)。

 こんにちは。井上和音です。クオリティにはあまり期待しないでください。メモの一番始めに書いたことに関しては触れることなく話が終わるかもしれません。

 タイトルの話には触れます。

 眠くなって書く気が起きなくなってきましたね。素人なので。タダで読める文章なので。ご容赦ください。

 多分、あまり読まれませんし。何を書いてもいいのですよ。多分。

 今日は風の谷のナウシカが金曜ロードショーで放送されていますよ。20回目の放送だそうです。風の谷のナウシカの原作の漫画を大学生の一人暮らしの頃は持っていたのに読めていなかったなと反省しています。Kindle版が出れば買うのかもしれません。もう出費はしないで。お願い井上さんと言いたくなります。

 22時12分。

 言いたいことはメモに書いておきました。そもそものピースチルドレン(Peace Children)って何だという話です。冷戦終結、1989年12月以降、もうほぼ1990年以降なので1990年以降でいきますが、1990年以降に産まれ、2022年に20歳になるくらいの子どもたちの世代。1990年~2002年頃に産まれた子供たちの世代を「ピースチルドレン(Peace Children)」と勝手に名付けてみました。1990年~2022年頃まで世界は平和で一つに向かっていて、誰もが会話すれば分かりあえると教育上教えられてきた世代。それがピースチルドレンです。私もその一人です。

 ピースチルドレンが成長してきた中での世界のトレンドは、「世界遺産」「国際留学」「世界旅行」などですかね。やたらと国際留学に旅立つ若者が多かった気がします。テレビ番組ではSONYが手掛けていた「THE 世界遺産」が人気でした。Twitterなどもピースチルドレンが大人になる頃に人気になりました。海外との交流がずっと手早く、手軽になった時代です。そもそもがスマートフォンが一気に普及した世代でもあります。ガラケーが新たに普及する時代がまた来るのかもしれません。しかし、ガラケーが普及する世代はピースチルドレンから外れた世代で流行すると思われます。

 ピースチルドレンは海外の情報を得ることが良いことだと信じ込んでいます。英語を積極的に習う傾向が強い印象を受けます。この世は勉強して自分で切り開くことが出来ると思っていた、自信と可能性の塊のような世代がピースチルドレンの傾向です。

 ピースチルドレンが育った時代は電子技術の発展と世界の交流が盛んに行われた時代。オリンピックは全世界の国家が参加するのが良いことだと教わった世代ですし、国際的な枠組みも全ての国が参加することが良いことだと思っている世代です。

 ロシアや中国も同じ地球の同じ仲間の国だというトレンドを持っています。今のロシアや中国と日本との関係も「もっと仲良くしようよ」と言ってしまいがちな世代がピースチルドレンです。なぜなら彼ら彼女らが中等教育以上を受けていた時代はロシアとも仲が良く、中国ともなんとか関係改善に全力を尽くそうとしていた時代だったからです。「分け隔てない国際協調は大事だ」と初めて教わる教育でそう教わるわけですから、その教えはなかなか解くことは出来ないでしょう。もしかしたら一生解くことが出来ないかもしれません。それほど、最初に習った定義を覆すことは難しいものだからです。

 安倍晋三首相とプーチン大統領が握手していた時代。日本が本当に危険だと思っていたのは北朝鮮の核開発や拉致問題、ミサイルへの着手など。とにかく北朝鮮だけが日本の万が一の脅威として上げられていた時代です。

 そんな北朝鮮も2018年に、米朝首脳会談が初めて行われました。当時のトランプ大統領と金正恩総書記が握手を交わしている写真があります。もしくは動画があります。ピースチルドレンが国際協調を報道から感じていました。最も国同士が仲良くなっていけるだろうという機運が高まった年代が2018年だと思っています。2018年にはサッカーワールドカップロシア大会が行われました。ロシアだって地球の国の一つに過ぎず、国境を問わずに皆で盛り上がろうとしたトレンドの中で、当たり前のようにロシアでサッカーワールドカップが開催されました。ちなみに、2023年7月7日(金)現在で聞かない日はないウクライナ紛争が始まった年代は2014年です。ロシアがクリミア半島を占拠したところで世界は特に問題視しなかったという事実がそこにはありました。ピースチルドレンが持っていた「世界中の人間は皆仲間」というトレンドはクリミア危機では崩されることはありませんでした。後世の人々からは歴史認識の矛盾に対して研究が行われそうな気がしますが、我々ピースチルドレンは世界のパワーバランスの変化が私たちの生きている時代でそのまま体験することになりました。世界のトレンドが途端に変わると矛盾する出来事が歴史の中で起きると身を持って体験することになりました。

 「【論考:歴史】「2014年にクリミア侵攻があったのに、なんでロシアで2018年にサッカーワールドカップが行われたの?」と子ども達に聞かれる未来がやって来る。」(https://kakuyomu.jp/works/16816452221466841294/episodes/16817330657141237910)

 にも書きましたが、私たちピースチルドレンのことを後世の子どもたちは馬鹿にするのかもしれません。俗に言う「大人たちが勝手なことをやったからこんな悲惨な時代がやってきているんだ」と若者たちが嘆くトレンドです。ピースチルドレンが十代、二十代の頃にも Def Tech の「Bolero」(2013年)や、cosMo(暴走P)さんのボーカロイド、GUMIによる楽曲「ディストピア・ジパング」(2011年)などが流行りはしました。しかしながら高校生、大学生くらいに聞いていた私から言わせてもらうと「今の時代はそんなに悪い時代だろうか……」と聴いていながら思っていました。大人たちも言うほど悪いことはしていないのではと思っていました。そのときに何となく思ったのが「これは私が大人になった後の、子どもたちが欲しがる曲なんじゃないのだろうか。多分私たちが大人になった時、おじさんおばさんになった時に、子どもたちが大人になるにつれて私たちを非難するのではないだろうか」と思っていました。その考えが少しずつ現実味を帯びて国際情勢は進んでいっているような気がします。「ピースチルドレン世代の平和ボケで国力を増強しなかったから中国、ロシアと脅威に太刀打ちできる準備が出来ていなかった。アメリカのかさに懸かっておけばそれで安全安心だと思い込んでいた馬鹿者世代。ゆとり世代」そう言われる時代はもう来ているのかもしれません。

 ピースチルドレンの成長過程では「西側」「東側」という世界の区分の仕方は死語だと思われていました。今、2023年現在で教育課程にいる青少年たちは「西側」「東側」という世界の区分の仕方をはっきりと習うことでしょう。そして、初めて触れる教育で「西側は仲間だけれど、東側は覇権主義的な危険な国」として習うのかなと思います。我々ピースチルドレンとはかなり変わった教育を常識として習っていることは必至だと思っています。正しさが平和(Peace)から護国(Keep)へと変わってしまっています。この認識をしっかり持っておかなければ世代間の軋轢を生んでしまうことでしょう。別にピースチルドレンが辿ってきた教育が間違っているとかそういう風には思いません。むしろ、これから先中国やロシアが覇権主義的な動きを強め、世界が分断し軍備増強のトレンドが当たり前になってきたときに、私たちピースチルドレンが習ってきた、軍備増強とは全く反対のベクトルを持っていることも議論を重ねる上では大事になってくるのかなと思います。ただ、我々のピースチルドレンの常識が全ての常識だと考えるのもまた危険です。何度も言いましたが、ピースチルドレンとピースチルドレン以降では国の在り方などの考え方が土台からまず違います。次の世代をただ否定するだけでなく、「こういう考え方も実はあるんだよ」という生易しい、ちょっとしたアドバイスが出来るようになれれば良いのかなと思っています。

 冷戦が中断していた時代の教育を無駄にしないように。せっかく平和が続いていた1990年から2022年までの時代を無駄にしないように。世界が敵と敵との鍔迫つばぜり合いで無かった時代に青春を過ごしたその意味を見逃さないように。変わった視線を大切にしながら生きていきましょう。

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