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漫画紹介62「週末、森で」

主人公の無理しない日々の豊かさに惹かれます(⌒▽⌒)

元々、益田ミリさんの本は好きなんですよ。
最初は、確か空港の本屋さんで手に取ったこれ。

「どうしても嫌いな人」って、すごいタイトルだなと(^◇^;)

パラパラとめくったら、すっきりした絵の感じも好みだったんで購入。
飛行機の中で読んでどハマり。
帰ってすぐ、「すーちゃん」を遡って注文。
そこから、見かけると買ってしまうんですよね(^◇^;)

すごく淡々としていて、
それでいてリアルで。
目を背けたい気持ちもまた、自分の中にあることを
自覚させられるというか。。。
でも、読後感はいつも悪くないんです。
出てくる人、一人一人、懸命に生きていることが伝わるからかな。

そんな益田さんの作品の中で、
一番好きなのがこの「週末森で」のシリーズ。

内容はこんな感じ。

そうだ、田舎で暮らそう。ある日思い立って森の近くで暮らしはじめた翻訳家の早川さんと、週末ごとにお土産を手に、早川さんを尋ねてくる経理部ひとすじ14年のマユミちゃんと旅行代理店勤務の せっちゃん。畑を耕すことも、ナチュラルライフにハマることもなく、仲良し3人組がてくてく森を歩く……働く女性に贈る共感度120%の4コマ漫画。(Amazonより)

この早川さんが、いい感じに力が抜けてて、
エコライフ!!みたいな肩肘張ったとこなく、
自分が気持ちよく暮らすことを軸に生きてるのがいいんですよね。

早川さんって、「相手がこうしてくれればいいのに!」とか
「なんで私ばっかり!」とか、
どうしても日常の中でイライラしてしまう原因になりがちな、
「周囲への不満」を、自分の暮らしと切り離しているように感じます。
それでいて、決して聖人ではなく、
お取り寄せ大好き、田舎だけど便利な暮らしも大事と、とっても正直。

早川さんのお友達は、都会で頑張っています。
彼女達の思いは、とてもリアル。
そうだよね。私もそう思うなあって感じる。
イライラを溜めて早川さんのお家を尋ねては愚痴るんだけど、
早川さんは共感して怒るでもなく、説教するでもなく、
ただ一緒に森を歩き、木や鳥の話をします。
そんなやりとりの中で、イライラを溜めていた2人も、
「自分の軸」を見つめ直して癒されていく。
そんなお話が淡々と続きます。

押し付けがましさもなく。
でも、ほっとできる何かが残る。

そんなところが大好きです(⌒▽⌒)

早川さんが結婚してからの続刊もオススメです(⌒▽⌒)


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