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手放すべきは、不用品じゃなかった。

わたし、メルカリ苦手だ。もうやめてしまおう。
今日ようやく決心がついた。

前から薄々気づいてたけど、不用品を換金できる魅力に抗えず。
処分する予定の品はメルカリに出す習慣が今日まで続いていた。

先日もまた、出品したものが売れた。
ところが、購入してくださった方とのやりとりでモヤっとすることが起きて。
詳細は書かないけれど、わたしが悪いんか・・?と。
彼氏にも不満をもらして、嫌な気持ちにさせてしまったと思う。

メルカリには、ちょーっと癖のあるお方が多いなとは前から感じていた。
ビジネスで陥りがちな購入者>出品者の関係は、ここでも同様なんだろう。
定価より安くしたくて買ってるわりには、行きすぎてないかい?と問いたくなる要求を何度も目の当たりにしてきた。 
断ることが得意じゃないわたしは、要求をどこまで受け入れるかの線引きが難しくて。
仕事でもないのに、なんでこんな頭かかえてんだ・・と度々思っていた。

おまけに、売れれば必ず梱包が発生する。
以前の投稿にも買いたとおり、わたしはガムテープすらも歪んで貼ってしまう不器用ぶり。
親しい間柄のひとに送るなら、笑ってゆるしてもらえるんだろう。
けれど、メルカリだと顔も知らない相手。しかもお金を払ってくれている。
なるべく丁寧に、雑さで不快な想いをさせないように…。
梱包から発送の過程は、出品を上回る神経を使っていた。

コンビニで配送を依頼して帰ってくると、いつも疲弊しきっていて。
「はーやっと終わった…。」と座り込んでしまうこともあった。

まとめると、わたしには換金の魅力よりも、手間の方が圧倒的に大きかった。
よくぞ今まで使い続けていたなあと我ながら思う。
たぶん、せっかく節約手段があるのに、使わないと損してる・・なんてドケチ根性がはたらいていたんだろう。
確かに、売れれば多少はお金に変わる。
購入額から差し引いたと考えれば、なんだか得した気分。
何もかもが値上げをする昨今、すごく魅力的な節約法に思えて手放せなかった。

とはいえ、休日や仕事おわりの時間と体力を費やしている。
ほんとうにもったいないのは、自分をすり減らしていることだろう。
ただでさえ多くない体力。noteを書いたり本を読んだりする方が心は豊かになれる。

いちばん断捨離すべきは、不用品ではなく疲弊するだけの出品作業だった。
自分を理解するために、必要な経験だったと捉えよう。

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