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筋トレは続かないけれど、書くことは続けよう

おいしそうなご飯の写真を見れば、食欲が刺激される。

友だちがセンスのいい服を着てるのを見たら、物欲が湧いてくる。

同じように、「書く欲」をくすぐられる一冊をいま読んでいる。

僕のマリさんの「書きたい生活」だ。

わたしなんぞと並列に扱うのはおこがましい。でも同じ、書くのが好きな者として共感できる言葉が満載。

情緒がめちゃくちゃなわたしにとって、書くことは自分の心を鎮めることだった。しかし、気持ちを言葉にすることで冷静になる反面、形容しがたい感情が澱のように深く沈み込んでいるのも感じる。

共感すぎてわたしかと思った。
ネットでこのコメントを見かけることは多い。
人と同じはつまらないので、極力違う言葉で表現するよう心がけている。
でも、本書の感想には、使ってもいいと思った。
そのくらい、同じ感情をもっていたんだから。

きっとわたしだけじゃないだろう。
こうしてnoteなど何かしらの形で書いたことのある人なら、みんな共感できると思う。

僕のマリさんは、代表作『常識のない喫茶店』にて秒で好きになった作家さんだ。
同じ気持ちになれていることが、ほんとうにうれしい。

とはいえ、彼女とわたしの間には、大きすぎる隔たりがある。

書くことで報酬が発生しているか、否か、という。

そりゃあ、わたしだって原稿の依頼がほしい。
じゃなきゃnoteはやってないだろう。

言うのも、始めるのも、びっくりするくらいイージーだった。
ところが実際書いてみると、実現にはながーい時間がかかりそうだと気づく。

わかっていても、いちいち落ちこむ。
ひねくれてしまう。
もう仕事を得ようだなんて、言わんとこうか。と弱気がログインする。

でも、本書が道を示してくれた。

どんどん作品を生み出していけば、それがお金になったり、仕事のチャンスになったりする。


書くことは筋トレに似ていると思う。とにかく毎日続けること、そうすれば確実に力はついていく。

やっぱり、続けることでしか解決しない。
作品の多さ=チャンスの数、だ。

ほんものの筋トレはいつだって三日ももたないけれど、書くことなら今日まで続いている。

明日も明後日も、しぶとく書き続けたい。




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