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#3. マイルドサイドを歩くのさ!

(↓前回まではコチラ。この物語はハーフ・フィクションです)


「宿を探す」


なし男に
訪れた
次のミッションは
「宿探し」だった。


そう
初日に泊まる宿は
押さえていなかった。


当然のことながら。
だって、旅だからw


なし男は
大げさでもあったが
極端でもあったのだ。


「ふぅー、さて、、、と、、」


『これこれ』


なし男は
ほくそ笑みながら
バックパックから
1冊の本を取り出した


「じゃじゃーん、ほ〜ん〜!」


気分は
すっかり
「トラえもん」だった
(むかし、ジャポンという国で流行ったアニメ)


テレレレッテレ〜


それは
ロバート・パリスさんの
「マイルドサイドを歩け!」だった。


オーストラッリアという国と
ワーキングホーリーデー(働けるVISA)制度に
興味を持ち
出会えた本だった。


この本だったかで
「人生の100のリスト」を知って
人生初のやりたいことリストを作ったのも
この頃だ。


「やりたいことリストつくるのって、、たのしいんだ!」
と思ったものだった。


十何年たった
今も
定期的に書いたりするが
いつも、だいたい、楽しくて、間違いない


しかも
振り返ると
案外、叶っていることが
めちゃくちゃ多くて
ビックリする。


昔あった
グールルマップというものに仕組みが似ているようだ。

目的地をインプットすることで
進んでいくと


自動的に修正だったりして
道が進んでいき
いつのまにか目的地についている感じなのだ。


現在地は関係ない
それよりも
どこに行きたいかがタイセツなのだ。

しかも
なし男の場合の
やりたいことリストは


旅の途中で書くものと
社会生活の日常を送っている場合と



自分の国で書いている時と
外の国で書くものが


割と如実に
違いがでて
驚く。



なんというか
やっぱり
旅だったり、おさんぽしている時に
描くもののほうが
おおきい、


そう、
おおきい気がするのだ


アイデアだったり
色々もふくめ、、


全部ふくめて
なんだか
そっちの方が
大きいのだ。


そして
その大きさって
案外
とっても大事なのかも知れない、と
なし男は思っていた。


だからなのか
自分でも
よくはわかってないのだが


最近は、旅の風にあたり
おさんぽしつつで
なんとなく書くスタイルが


なし男のお気に入りとなっている


そんなことも
旅やおさんぽをオススメしたりする理由のヒトツ、
かもしれないと思うのだ。


そう


また
話が脱線してしまったが


そんな
「マイルドサイドを歩け!」によると


パリスさんは
シドニーの中心街の近くの


キングスロードという
怪しげなストリートで
「エグザウルス」というブックショップを経営していたとあり


その近くは
安宿があると書かれていたのだ。


ストリートの雰囲気も覗けそうだし
一石二十鳥(いっせき にじゅっちょう)だ。


「さてさて、、、」


なし男は
本に挟んでいた
手書きのメモを取り出す


いくつか
そのあたりの
安宿を書き留めていたのだ。


キングスストリート近くは
たしかに安かった、


しかし、
万が一
ヤバそうだったらとも思い


キングスロード付近の宿を2つと

シティの中心部の
「地球を歩く方法〜オーストラッリア編〜」に書かれていた
「ジャポン旅行者も旅人たくさんいて安全!」と
書かれていた宿を、1つ、書き留めている。


そう
なし男は
ワイルドにはなりきれない、
「マイルドサイドを歩け!おさんぽサイズ!」なのだ。


そんな
サイズが


なし男の
自分らしさ


なし男の
自分らしさのサイズなのだ!!


それがいいのだ!


そこで
1番目にアタリをつけていた
宿の方向を探すと


案外、
目印の
キングスロードは
近くにあるようだった。


キングスロードの方向を探す



「おおー」



シティの中心から
目印のキングスロードの方を見やると


丘の上にストリートがあるようになっていて
そこに至るまでに
長い長い
大きな大きな坂があった。


そして
麓の
スタートの位置付近の
左手には
大きな公園と教会があった。


「あ〜、あっちだ〜」


うんちょ、と
バックパックを背負い

マイマイ
ルドルド


ポトポト
トポトポ


いつものように
自分らしく
ごきげんに


ハナウタ歌い
おさんぽしながら


なし男は
マイペース、


いつものように
マイスペースで
宿に向かって歩き始めた。



『そう、
みんな、そうさ!


それぞれ
みんなが


自分らしく
自分らしい


マイルドサイドを歩くのさ!』と


心の中で叫びながら、、、


(つづく)


【おまけ】
モデルにさせて頂いたロバート=ハリスさんのインタビュー記事があったので、ご紹介です。ご参照させていただき感謝!


【作品集・まとめ】











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