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アラフォー女の夢とこれからと。

久しぶりに友人に会いました。

最近会話しているのがほぼ夫のみで、それはそれでもちろん毎日楽しいのですが、友人と話すというのはまた別格。
話したいことがありすぎて、「あれも話そう、これも話そう」と毎日妄想しながら楽しみにしていました。

ちょうどその日は友人の誕生日で、表参道にあるシャレオツなレストランを予約して真昼間から優雅に過ごしました。
無職のくせにランチで5,500円もするコース料理をお腹いっぱい食べてご満悦。飲み物代も含めたら結構な額に。ま、たまにはいいよね、なんて自分に甘い私なのでした。

その後もお洒落なカフェで茶をしばこうと思っていたのですが、何故かバーミヤンに入るアラフォー二人。表参道まで行って何故かバーミヤン。でもなんだかんだ美味しいよね、バーミヤン。
久しぶりに食べた杏仁豆腐はぷりんぷりんのとぅるんとぅるんで非常に美味しかったです。タッパーにびっちり入れて大きなスプーンで食べたい。
飲み放題にあったライチ紅茶もとても美味しくて、お腹がチャポチャポになるくらいおかわりしました。
シャレオツランチをたらふく食べたのにもかかわらず、しばらく経つと「お腹すいたね」なんて言い出し、ラーメンを注文。友人は醤油ラーメン。私はサンラータン。

麺をすすりながら、これからどんな生活をしていきたいかを話していました。
すると友人が「私、なろう系の小説家になりたい」と言い出したのです。

友人はデザインの仕事をしている人で、次は部長になるのだそう。着々とキャリアを積んでいます。中学の時から人当たりもいいし勉強もできる人だったので、納得の現在。男運がないのだけが玉に瑕。
でもそんな彼女から「小説家になりたい」という言葉が出てくるとは思わず、麺を吹き出しそうになりました。

人生のレールの上に乗っているようで、確かに破天荒なところがある彼女。
視座が高く、人生何度目ですか?と聞きたくなる時もあります。
仕事も夜遅くまでやっているけれど、遊び心は忘れていなくて、そういうところが素敵だなぁと思います。

キャリアの道から離脱してしまった私ですが、でもやっぱり仕事の話しを聞くのは楽しい。どんなことを考えて取り組んでいるのかとても興味があります。人の考えや意見を聞くことは自分の持っているカードと照らし合わせをしているみたいで好きなのです。

昔、セーラームーンのカードをせっせと集めてはファイリングしていました。そのカードを友人たちと見せっこしている時のあのワクワク感。「そのカード持ってるの最高!」とか「羨ましい!」とか。私もそのカードをゲットするために何度もお小遣いをカードダスに溶かし続けた幼少期。人が日々思っていることを聞くのは持ってるカードを見せてもらった時のあの感覚に近くて、とても好きなのでした。

「小説家か…いいじゃん。ちなみに何を書きたいの?」
「ハリーポッターみたいな魔法のやつ」
「最高やんけ」

書くかもわからないもの。
でも頭の中には確かにあって。
机上の空論を話すのはデトックスみたいで大好き。
やるかやらないかも大事だけど、迷惑をかけない空想だったら思い描いてもいいよね。

さてさて。
私はこれからどんなカードを手にするのだろう。
運命はガチャみたいなものかもしれませんが、人生の選択は自分でしていくもの。
私も仕事を辞めてから一ヶ月が経ちました。どんな選択をして日々を過ごしていくのだろう。

できることなら、こんなふうに友人とラーメンをすすりながら笑い合える日々がこれからも続いていったらいいな。
大切にしたい日々を抱きしめて。
自分の人生を過ごしていけたらと思うのでした。



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